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最新台湾ドラマ|リウ・イーハオ、ヤン・ヨウニンらが刑務所でドタバタを繰り広げる「監所男子囚生記」、予告映像が解禁


主要キャストが主題歌のミュージックビデオに出演し大きな反響を呼んだ「監所男子囚生記(原題)」。22日、公式の予告映像も解禁となり、登場人物の関係性やストーリーが明らかになった。

予告映像は冒頭、緊迫したシーンからスタートする。リウ・イーハオ(劉以豪)が「刑務所全館を封鎖しろ!」と叫び、刑務官が行方不明の受刑者9568の捜索に奔走する。そんな中「もし9568が見つからなければ、閉じ込められてしまうのか?」と、なぜか慌てる様子を見せる新人刑務官のチェン・ゾーヤオ(陳澤耀)。やがて発見された9568は、脱獄どころかベッドの上でセクシーな女性に泰然と前立腺ケアを受けていた……。華語ドラマでは異例の舞台「刑務所」内で繰り広げられる、新鮮なおしごと?コメディドラマだ。


愛奇藝國際版、壹壹影業

リウ・イーハオが演じるのは、受刑者専門ソーシャルワーカーの姜一傑。警察学校を首席で卒業し、その出自から「親の七光」とも呼ばれるが、刑務所の混沌の中、唯一規則を守りモラルを保つ要となる人物だ。リウ・イーハオは「一傑を演じるときは、気を張って批判的になります。この役のおかげで、実生活でも几帳面で真面目になりました」と、役から影響を受けたことを明かした。

一方、チェン・ゾーヤオが演じるのは、怪我で夢を諦めた元テコンドーの達人・阿耀。失意の末にギャンブルに手を出し、借金を背負ってしまった阿耀は、裏社会のチンピラから「ボスのお世話のために刑務所に行け」と脅され、刑務官として鉄格子に囲まれた刑務所に送り込まれる。しかし、阿耀が9568に禁制品を持ち込んでいることを嗅ぎつけた一傑は、阿耀を「二重スパイ」として利用することに。規則の鬼、一傑と、単純でメンタル強めな新人刑務官の阿耀、正反対の二人の頭脳戦やいかに。果たして鉄格子の奥に隠された暗い真実は暴けるのか? 


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そして、受刑者9568こと裏社会のボスを演じるのはヤン・ヨウニン(楊祐寧)。横暴な印象を与える一方で温かみのある人間という、彼にとって珍しいキャラクターに挑む。ヤン・ヨウニンは「ボスとはいえ、ペロペロキャンディーが好きだったり、子どもたちに手品を見せたり、純真な子どものような面も持ち合わせています。また、自分は手下をいじめるくせに、他人は彼らに手を出してこないよう守っています」と、役柄について説明。この矛盾する情の深い「獄中の兄貴」が、物語をかき回すキーパーソンの一人となりそうだ。

愛奇藝國際站と壹壹影業の共同制作による痛快コメディ「監所男子囚生記」は、金鐘奨監督賞の受賞歴もあるガオ・ビンチュエン(高炳権)が監督を務める。他キャストは、シー・ミンシュアイ(施名帥)、デレック・チャン(張軒睿)、ジャン・ズーシュエン(詹子萱)、ムー・メイ(睦媄)ら。11月15日より毎週土曜(台湾時間)夜8時、愛奇藝國際版とMyVideoで配信開始のほか、23日より毎週日曜夜8時、GTVドラマチャンネルでも放送予定。


愛奇藝國際版、壹壹影業


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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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