引用元：wechat 德塔文科技　公式アカウント：「德塔文影视观察」
記事タイトル：「《许我耀眼》景气指数破2.5登顶，《这一秒过火》杀青丨剧日报」

中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察（datawinfilmtv）データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介！（以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です）

注目作品：チャオ・ルースー（趙露思）＆ウィリアム・チャン（陳偉霆）主演の現代ドラマ「許我耀眼」

この日の市場動向は、チャオ・ルースー（趙露思）＆ウィリアム・チャン（陳偉霆）主演の現代ドラマ「許我耀眼」が公開3日で早くもランキングのトップとなり、上位作品の入れ替えが起こった。

今回取り上げられた注目作も、9月26日から騰訊視頻で“空降”配信された「許我耀眼」。大規模な宣伝や事前プロモーションはなかったものの、初回放送以来、景気指数は上昇傾向を維持している。市場パフォーマンスは高い数値で始まり、9月28日には景気指数は2.698となり、見事トップに立った。

このドラマは、「偽りのセレブ」と「陰謀を企む富裕層の二世」という型破りなキャラクター設定と力強いストーリー展開により、瞬く間に人気を博した。特に、従来の常識にとらわれず自らの欲望と対峙するヒロイン像は人々の注目を集めた。彼女の偽りのアイデンティティとスピーディーなストーリー展開は視聴者に強い没入感を与え、リピート率を高めた。さらに、主演のチャオ・ルースー自身がこだわりぬいたというメイクや小道具、そしてファッショナブルな衣装なども話題となり、洗練された都会的な演出も成功の重要な要素に。

しかし、視聴者の反応によると、主人公のキャラクターや一部のストーリー展開が韓国ドラマ「アンナ」と類似していることが話題となり、物議を醸したとも。総評としては、宣伝活動が全くなく、主演女優をめぐる論争の渦中にあったにもかかわらず、ドラマ自体は目覚ましい市場パフォーマンスを達成しており、今後の動向にも注目が寄せられていると分析された。

注目の放送待機作品：ジャン・リンホー（張凌赫）＆ワン・チューラン（王楚然）のロマンス年代劇「這一秒過火」

この日掲載のランキング情報に取り上げられた放送待機作品は、ロマンス年代劇の「這一秒過火」。28日に正式に撮影を終了し、エンターテインメント業界から大きな関心と話題を呼び、チャート上位に躍り出た。「楽游原」の原作者として知られる人気作家、匪我思存の小説を原作とするこのドラマは、民国時代を舞台に、登場人物の関係や運命、そして愛が複雑に絡み合う中で、激動の世に生まれる感情や葛藤を描き出していく物語。

主演はジャン・リンホー（張凌赫）と、ワン・チューラン（王楚然）。撮影中はSNS上で彼らのルックスや雰囲気などに関する話題が巻き起こり、2人のキャラクター設定や演技にも注目が集まった。強力なIPと人気キャスト陣を擁する本作が、期待どおりのヒット作となるか、大いに関心が高まっている。

「這一秒過火」は、「晩媚と影〜紅きロマンス〜」「覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛」のイー・ジュン（易軍）監督、ジャン・リンホー、ワン・チューラン主演、iQIYI、テンセントビデオ、熠界文化制作作品となっている。

翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。