引用元：wechat Vlinkage　公式アカウント：「Vlinkage」

中国のエンターテインメントデーター「Vlinkage」による6月30日～7月6日のドラマ配信指数のランキングを、ピックアップ！ (以下ドラマ表記名は全て原題)。

この週のドラマ市場の傾向

本週のドラマ市場は依然として時代劇が席巻。「国色芳華」から続くヤン・ズー（楊紫）＆リー・シエン（李現）主演の待望の時代劇「錦繡芳華」は、前作の放送終了から6ヶ月を経て、ついに視聴者の前に戻ってきた。人気のリー・イートン（李一桐）＆リウ・ユーニン（劉宇寧）が主演の「書巻一夢」やリウ・シュエイー（劉学義）＆モン・ズーイー（孟子義）主演の「桃花映江山」などと共に、それぞれ異なるスタイルの時代劇が若い視聴者の目を楽しませた。

アイドル時代劇が主流となるなかで、チャン・イー（張譯）、リー・グアンジエ（李光潔）らが出演する「以法之名」はシリアスでありながらもユーモラスな作風で包囲網を突破し、豆瓣で7.7点を獲得する人気となった。

新たにスタートしたドラマは？

本週は各主要プラットフォームで、衛視2本、ネットドラマ3本、ショートドラマ3本の合計8本の新作ドラマがスタート。中でも、時代劇「錦繡芳華」は放送前から業界から大きな期待を集めていた。前作「国色芳華」は、今年の初頭に絶賛され、視聴者の支持も高く、多くの視聴者を獲得した人気作。「錦繡芳華」は前作のストーリーを継承しつつ、物語の中で描かれる登場人物たちの運命も、視聴者を惹きつける最大の魅力となっている。

ドラマネット配信指数トップ20

ネット配信ドラマトップ20を示したデータで最も人気のあったドラマは、4つのドラマが熱度80以上を記録。配信指数が最も高かったのは、アイドル時代劇が視聴者で賑わう夏のシーズンに人気を博した「以法之名」だった。 時代劇「書巻一夢」「錦繡芳華」「桃花映江山」も好調な興行成績を収めた。これらの作品は、現代のアイドル字打撃の流行要素を凝縮しており、夏のシーズンに非常に適している。

ドラマ 豆瓣（Douban）評価トップ20

本週を含む2025年1月から2025年７月のドラマの豆瓣評価トップ20では、「以法之名」が豆瓣スコア7.7でランクイン。番組自体の絶好調な人気と相まって、この作品は今夏最も高い総合評価を獲得する作品の一つとなる可能性が非常に高いと分析されている。

翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。