最新中国ドラマ|シャオ・ジャン「蔵海伝」放送終了、熾烈な市場競争の中で際立った存在感を示す
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「 《藏海传》强势收官,成毅李一桐《英雄志》或再延期|剧日报」
中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介!(以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です)
注目作品:シャオ・ジャン主演作「蔵海伝」放送終了、熾烈な市場競争の中で際立った存在感を示す

今回取り上げられた注目作品は、CCTV8で最終回を迎えたシャオ・ジャン(肖戦)主演の「蔵海伝」。放送3日目から視聴率、人気ともにランキング上位をキープし、景気指数は2.745と最高を記録。主人公の復讐、権力闘争、そして成長を描いたこのドラマは、制作陣の高いクオリティと相まってドラマの人気と評判を支え続け、熾烈な市場競争の中で際立った存在感を示した。
放送開始前から、ジョン・シャオロン(鄭暁龍)監督の個性と、シャオ・ジャン主演の「大男主劇」という組み合わせで、視聴者の期待を一身に集めていたこのドラマ。放送開始後はファンの期待に応え、男性主演ドラマの先進的な展開を見せ、洗練されたストーリー展開とテンポの良い物語のリズムで視聴者を魅了し続けた。そして複雑に絡み合う物語はサスペンスに満ちており、現代の視聴者が好む「ストーリー重視」の美的感覚と見事に合致し、最後まで熱い人気を維持した。
また、文化遺産の表現においても、このドラマは高い文化意識を示していると話題に。劇中の古琴や、故宮博物院の専門家の承認を受けた墓の機構の設計、宋代の「薬発木偶劇」などには伝統技術が取り入れられており、こうしたドラマで行われた伝統文化の徹底的な発掘、慎重な統合、革新的な表現は、非常に高く評価され、伝統的な技術に現代的な活力を与えたと分析されている。
注目の放送待機作品:
ランキング情報に取り上げられた放送待機作品は、チョン・イー(成毅)&リー・イートン(李一桐)共演の時代劇「英雄志」。2023年の撮影開始以来、このドラマの制作と放送は紆余曲折を経たが、最近、チョン・イーが出演する他の作品の公開が迫っていることから、再び注目を集めている。
報道によると、2025年5月末現在、重要な申請手続きが未完了であり、今後も延期や「空降」による急な公開となる可能性があり、市場展望に大きな影を落としているとか。また、このドラマに出演するチャン・ジャーニー(張嘉倪)の封殺はすでに解禁されたようだが、彼女のSNSアカウントは現在もブロック解除がされておらず、このため、役柄の削除やAIによる顔の修正といった問題に直面する可能性があるとも記事では伝えられている。

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。


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