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中国最新ドラマ|シャオ・ジャン主演「蔵海伝」が5月18日より中国で放送開始

引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《无尽的尽头》未成年司法议题获高口碑,肖战《藏海传》传定档|剧日报」


中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介!(以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です)

注目作品:「無尽的尽頭」が放送終了。しっかりとしたサスペンス構成と社会問題の徹底的な探求で高い評価を獲得。

 「無尽的尽頭」

この日取り上げられた注目作品は、5月12日テンセントビデオ(騰訊視頻)VIP向け配信で最終回を迎えたレン・スーシー(任素汐)、ガオ・ウェイグァン(高偉光)、リウ・リン(劉琳)らが出演する未成年者の司法保護に焦点を当て描かれた現代ドラマの「無尽的尽頭」。最高ランキングは5位に留まり、市場トップにはなれなかったが、しっかりとしたサスペンス構成と社会問題の徹底的な探求で高い評価を得た。

このドラマは、実際に起きた事件を題材にした脚本を通して、家族の機能不全や学校でのいじめといった社会の問題点を正面から取り上げている。そして事件の残酷さと人間性の救済を「温かいリアリズム」で調和させるなど、法的価値と人道的配慮の両方を兼ね備えて描かれている。

datawinの視聴者データによれば、この番組の視聴者には40歳以上の中年層が多く含まれており、ドラマで取り上げられた核心的な問題は、まさに「未成年の親グループ」が注目している問題であることが分かる。また、多くの視聴者はSNS上で、ストーリーやテーマ、そしてレン・スーシーやガオ・ウェイグァンなどの主演俳優の演技力への賞賛に加え、劇中で示された未成年者に関する法律の遅れや公平性などの問題についても、より激しい議論を交わすなど、関心度が高い作品となったようだ。

「無尽的尽頭」は、「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」のザン・シーチュワン(臧渓川)監督、制作はテンセントビデオの他、中国検察出版社などが担当している。



注目の放送待機作品:シャオ・ジャン(肖戦)主演の時代劇「蔵海伝」

「蔵海伝」

今回取り上げられた放送待機作品では、シャオ・ジャン(肖戦)主演の時代劇「蔵海伝」が5月18日からCCTV-8で放送される話題が出て以来、たちまちファンの注目と熱い議論を集め、ここ数日の間で、何度も放送待機作ランキングのトップに。

このドラマは、著名なジョン・シャオロン(鄭暁竜)が監督を務めるだけでなく、絶大な人気を獲得するシャオ・ジャンの主演時代劇であり、注目の女優チャン・ジンイー(張婧儀)との共演も話題性を高めている。

このドラマと同時期ともいえる5月下旬には、チョン・イー(成毅)主演の「赴山海」の公開も見込まれており、まさにこのドラマの始まりが、「大男主」作品の激闘の幕開けとなることが予測されていると伝えられた。


翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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