VBL「Fight for You」、最終話上映会でキャスト感涙 ※ネタバレ注意
ニュース提供元:三立テレビ(三立/SET)

6月の最終話配信に先立つ25日、BLドラマ「Fight for You(原題:對立而已)」の最終話上映会が開催された。最終話を含むラスト2話が放映されたこのイベントには200人を超える熱狂的なファンが駆けつけ、キャストのコーディー・コー(葛兆恩)、ジー・チョンハオ(紀成澔)、シア・ホーシー(夏和熙)、マシュー(馬修)、マイク・リン(林輝瑝)らとの交流を楽しんだ。
イベント中の一番のサプライズは、コーディー・コーの実姉で歌手・俳優のコー・チェンユー(葛宸羽)が後列から花束を持って現れたこと。コーディー・コーは驚きのあまりフリーズ状態だったが、コー・チェンユーは「弟は強がってしまうところがあるのですが、幸いネルソン(ジー・チョンハオ)が面倒を見てくれます」と、姉らしい慈しみを見せた。一方、ドラマ初出演のジー・チョンハオは、マレーシアの父親からリモートでの応援メッセージ動画が届き、感極まって涙をこぼした。そんなジー・チョンハオに、相方のコーディー・コーは7月26日開催の自身のソロコンサートにゲストとして招くと気前よく約束。二人のこの仲睦まじいやり取りが、さらに観客を喜ばせた。
ほかにもインタラクティブなコーナーが設けられ、マシューとマイク・リンは劇中の「大人の恋愛」のキスシーンを再現。マイク・リンがマシューを引き寄せてキスをすると、その日の歓声は最高潮に。さらにファンから舞台に押し出される形でマシューと「キスの真似」をさせられたシア・ホーシーは、「これは有料級でしょう」とやんわり釘を刺し、盛り上がりすぎた会場の雰囲気を笑いで鎮めた。一方で、コー・チェンユーはBLファンのパワー全開で、弟とジー・チョンハオのコンビを支持する姿勢を見せた。


ジー・チョンハオは「本当に名残惜しいですが、これが大黑(コーディー・コー)との終わりではないと知っていますから」ときっぱり。コーディー・コーも「毎週みんなでドラマを見る習慣が突然途切れてしまい、少し寂しいです。でも、ドラマが終わっても別れるわけではなく、この気持ちは続いていくと思います」と述べた。また、夜市で盗撮されたシーンが今でも鮮明に記憶に残っていることや撮影中の感動した瞬間を振り返り、「まだ恥ずかしいです」と照れる場面も。「あるファンの方から『最初から完璧な人はいない。一歩一歩良くなっていく』と言っていただき、とても感動しました」と、初めてのサイン会で受け取った温かい手紙や励ましについても言及した。

マイク・リンは「サイン会で受け取ったフィードバックを通して、努力した甲斐があったと感じました」と、ファンの熱い応援に感謝の意を表した。普段ファンミーティングの司会をすることが多いシア・ホーシーは、「今回は自分が主役という貴重な機会」とした上で、「私の小さいころから成長を見守ってきたと言ってくれる皆さん、今回やっと実物に会うことができましたね。一番印象に残っているのは、カップル2組のやり取りです。私はドラマと同じように、最後は一人きりで退場します」と、自嘲で場を和ませた。
三立テレビ(三立/SET)、日本のエスピーオー、Avex Taiwan Inc.が共同制作したBLドラマ「Fight for You」は、RakutenTVで配信中。
RakutenTV「Fight for You」作品ページ
https://tv.rakuten.co.jp/content/507015/

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
台湾でのドラマ・映画などのエンタメ最新情報をお伝えしています。


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