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最新台湾ドラマ|台湾初のファンタジックBLドラマ「向流星許願的我們」がクランクイン、フレッシュなコンビ誕生

ニュース提供元:有意思國際傳媒


有意思國際傳媒

「We Best Love:永遠の1位/2位の反撃」、「僕らも知らない僕らーUNKNOWN—」など人気BL作品を手掛ける有意思國際傳媒が、新たなBLドラマの製作に着手した。小説『觀看流星的正確方式(原題)』を原作とする「向流星許願的我們(原題)」が先日秘めやかにクランクインし、キャストのテディ・チェン(陳向熙)、チョン・ユエシュエン(鍾岳軒)、ユー・ジェエン(余杰恩)、各務孝太、ツァオ・ラン(曹蘭)、チェン・シャンシー(陳湘琪)、ダレン・チウ(邱凱偉)、ボー・イェンホワ(柏妍樺)、チェン・イェンシュー(陳彦旭)らが式に出席した。

クランクイン式は、一般的な祈願やお祓いに加え、特別に大渓鳳山寺・廣澤宮の宮主で歌手のライ・ミンウェイ(賴銘偉)を司会に迎え執り行われた。主な視聴者層が女性であることを鑑み、中心に女性の守護神・妙応仙妃、両脇に芸能の守護神・田都元帥と商売の守護神・玄壇武財神を据え、三体の御神体に撮影の安全と成功を祈願した。


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プロデューサーのパン・シンフイ(潘心慧)と、大ヒット映画『角頭』シリーズでも知られる監督のジャン・ルイジー(姜瑞智)は今作で6度目のタッグを組む。ジャン・ルイジーは、これまでのBLドラマとの違いについて「父子の絆や故郷へのアイデンティティーの要素を加えています。また、台湾のBL作品では見られなかったファンタジーに挑みました」と語った。パン・シンフイはキャスティングにあたり、俳優自身の雰囲気と役の魂が響き合っていることを重視したという。どのキャストもそれぞれ、従来のイメージを覆す新たな一面を見せている。

元ボーイズグループSpeXialのメンバーTeddyとして活躍してきたテディ・チェンは、初のBL作品に挑む。高校時代に一度別れ、故郷で再会を果たす恋人同士役のチョン・ユエシュエンとは4年来の間柄というだけあり、初共演とは思えないコンビネーションの良さを見せる。テディ・チェンが「お互い目配せだけで、言わんとすることがわかった気がして笑ってしまうときがあります」と話すと、チョン・ユエシュエンも「僕たち二人の願いが叶った結果(のカップル役)かもしれません」と、息ぴったりに回答し関係性を良さを見せつけた。

   
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日本人漁船乗組員を演じる各務孝太は、島で出会った宛哲を演じるユー・ジェエンとの関係が展開する。共演経験はあるものの、ドラマ共演は初めての二人。相方について、各務孝太が「オーディション時から、ジェエンの演技スタイルは想像力豊かだと思っていました」と共演への喜びを示すと、ユー・ジェエンも「孝太にとって母語ではない言葉なので、コミュニケーションに時間をかけようと思います」と心遣いを見せた。


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物語を支える大人のキャラクターも重要な役割を担う。ツァオ・ランが演じるのは、ユー・ジェエンの母親で、島で人気のレストランオーナー安琪拉。一方、リー・リーレン(李李仁)はチョン・ユエシュエンの父親で、ダレン・チウが演じる診療所の医師と長年の友人として出演。初共演の二人だが、新たな化学反応にも期待が高まる。


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「向流星許願的我們」は、人生に失望した一人の男性が故郷の島の伝説を通して人生をやり直す中で、高校時代の恋人と再会、互いを救うことで自分を取り戻していく様を幻想的に描く。


翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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