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インタビュー|『同感』ヨ・ジング “90年代を経験していない世代にもロマンを与えたかった”

ヨ・ジング&注目の次世代俳優チョ・イヒョンのダブル主演映画『同感〜時が交差する初恋〜』が2月9日よりシネマート新宿ほかにて公開。

1999年に生きる男子大学生ヨンと、2022年に同じ大学に通う女子大生ムニ。1台の古い無線機を通して偶然交信したことから2人の奇妙な交流が始まった…! 異なる時代を生きるふたりは次第に心を通わせていくが、時を超えた出会いは果たしてどのような結末を迎えるのか――。

1999年を生きるヨン役は若手演技派のヨ・ジング。彼のキャリアはすでに20 年近く、ドラマ「ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜」や「怪物」といった様々なジャンルの作品で活躍の場を広げている。彼が初めて映画でのラブ・ストーリーに挑戦し、話題を集める本作。日本公開を記念し、日本独占インタビューが到着した。


ヨ・ジング1
ヨ・ジングさん

――『同感~時が交差する初恋~』の出演オファーがきたときの感想はいかがでしたか? また、台本を初めて読んだ時の印象はいかがでしたか?

ヨ・ジング 原作映画『リメンバー・ミー』が大好きなのですが、今回リメイクされる『同感~時が交差する初恋~』で新たに作品に参加できることを嬉しく思いました。台本を読みながら久しぶりに初々しい感性、叙情的な雰囲気を感じたことが特に印象深く、これはワクワクする作品になるだろうなと思いました。

――演じられた「キム・ヨン」というキャラクターの紹介をお願いします。

ヨ・ジング 1999年に生きる大学生です。一目みて「ハン・ソル」 キム・へユン に夢中になって、幸せな愛を夢見るピュアな人です!! 愛のためなら何でもできる熱い情熱を秘めたキャラクターです。

――2000年に公開された原作映画『リメンバー・ミー』についてどんな印象を受けましたか?

ヨ・ジング 原作『リメンバー・ミー』は私の大好きな映画の一つでした。『リメンバー・ミー』ならではの特別な雰囲気と初々しくも美しいストーリーが特に記憶にたくさん残っています。

『同感』メイキングカット1
© 2022 GOGOSTUDIO INC. ALL RIGHTS RESERVED

――『同感~時が交差する初恋~』を通じてチョ·イヒョンさんと初めて共演されたかと思いますが、共演された感想や印象に残っているエピソードはありますか?

ヨ・ジング お互い違う時代に生きている設定なので、あまり一緒に撮影はできませんでした。無線機で対話するシーンではそれぞれ別々に撮影をしたのですが、実はシーンに没頭するためにお互い撮影現場に行き、呼吸を合わせるようにして撮影に臨みました。その努力の甲斐あってより一層リアリティがあるシーンになったと思います。

――1999年生まれの大学生を演じながら、90年代の学生の暮らしを体験されたと思いますが、演じながら印象的だった文化的な違いなどはあったのでしょうか?

ヨ・ジング 最近レトロが流行っていますが、間接的にしか接することができなかった90年代の文化を『同感~時が交差する初恋~』を通じて直接、経験できてとても新鮮でした。相対的に見ると、今と昔では技術的な差はあります。愛する心を伝えたい、あるいは誤解を解きたい時に、気をもんでしまう瞬間はありますが、はっきりとしないからこそむしろ、一層のときめきをもたらしていると感じました。

――劇中の後半ですべての真実に気づき、雨の中で嗚咽する演技がとても印象的でした。撮影する際、どのような気持ちとご準備をされていたのでしょうか?

ヨ・ジング 健康面では、深夜に雨に降られたので、風邪をひかないように気をつけました。精神面では撮影直前まで最大限気持ちを抑えようとしたのですが、なかなか感情を抑えきれなかったことを覚えています。印象深いシーンと仰っていただき、感謝いたします。

――『同感~時が交差する初恋~』は他の時代を生きる人と交信できるようになるという設定ですが、もし実際にタイムスリップができるようになったら、どの時代に戻って何をしたいですか。

ヨ・ジング まだ若いからか、過去より未来の状況が気になりますね(笑)。自分自身の姿も気になりますが、遠い未来の私たちの世界がどのように変わっているのかがとても気になります。未来旅行をしたいです。

『同感』メイキングカット2
© 2022 GOGOSTUDIO INC. ALL RIGHTS RESERVED

――原作映画『リメンバー・ミー』の公開から23年が経ちましたが、今でも世界中の映画ファンに愛されるロマンス映画として記憶されています。『同感~時が交差する初恋~』のストーリーが今でも愛される理由は何だと思いますか?

ヨ・ジング ファンタジー的なタイムスリップの話ですが、現実的な設定としっかりとしたストーリーの中で、最後に想像を超えた結末が待っている特別な映画だからではないかと予想しています。

――実際に演じてみて難しかった点はありますか?

ヨ・ジング やはり実際に90年代を生きた経験がないので、その時の感性を表現することが大変難しかったです。90年代の作品や資料を探して読み、実際に経験した世代には懐かしさを、経験していない世代にはロマンを与えたかったです。

――『同感~時が交差する初恋~』が日本で公開されますが、日本のファンのみなさんへ本作のみどころ、そしてメッセージをお願いします。

ヨ・ジング 日本の観客の皆さん、こんにちは!『同感~時が交差する初恋~』を通して皆さんにご挨拶できることをとても嬉しく思います!

映画は、90年代を生きている大学生キム・ヨンと現在を生きているムニがある日、人生で忘れられない特別な経験をするという内容です。 台本を読みながら、ヨンにもムニにも共感しながら読んだ記憶があり、僕にもこのような特別な経験が訪れればいいなと思いました。

とても初々しくて温かい気持ちになれる美しい映画なので、たくさんの応援をお願いします!ありがとうございます。

ヨ・ジング2

『同感〜時が交差する初恋〜』
『同感』ポスタービジュアル

シネマート新宿ほか全国順次公開中

2022年/韓国/韓国語/114分/カラー/2:1ビスタサイズ/5.1ch/原題:동감/英題:Ditto/字幕:根本理恵 
© 2022 GOGOSTUDIO INC. ALL RIGHTS RESERVED
公式ホームページ:https://doukan-movie.jp
公式X:https://twitter.com/doukanmovie
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス 提供:KADOKAWA Kプラス、ムービーウォーカー

提供:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

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