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ロングインタビュー|「You Are Mine」マオ・チーション(毛祁生)&シャオ・ホン(蕭鴻)前編

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この度、主演のマオ・チーション(毛祁生)&シャオ・ホン(蕭鴻)のインタビューが到着。本作出演の経緯や撮影時の裏話について語ってくれた。


マオ・チーションとシャオ・ホン1
マオ・チーションさん(左)とシャオ・ホンさん(右) 

――「You Are Mine」出演の経緯と決め手を教えてください。

マオ・チーション オーディションの募集が届き、キャラクター設定と脚本に惹かれました。キャラクター設定も僕自身に似ていたので、オーディションに応募することに決めました。

シャオ・ホン 僕にとって、ドラマの主演を務められるのはとても貴重な経験です。脚本も温かさがあり面白くてとても好きでした。それに僕はずっと、愛は性別に関係ないと思っているので、本作への出演は僕のこの考えを表現しています。


――演出家や制作スタッフから何かアドバイスはありましたか?

マオ・チーション むしろ僕からの提案が多かった気がします。キャラクター設定について自分の考えを彼らに話しました。あまりにうるさくて降板させられないかと心配するほどに。例えば、脚本を読んだ後に自分で考えたキャラクターの星座や習慣などを伝えたのですが、なんと監督と制作チームはそんな僕の考えに同意してくれました。

そして、当初のキャラクター設定では商舟は30代だったのですが、僕はその年齢には見えないから、監督たちに「彼はそこまで大人なキャラクターじゃなくてもいいかも」と伝えました。商舟は社長にさせられ、その座にいる為にオーラと威厳は出すけれど、一人の男の子でもある。だから部長やリサが、まるで商舟のお兄さんとお姉さんのような存在になりました。


シャオ・ホン 監督は僕に舜宇の気持ちを表す、もしくは僕らの恋愛を象徴できる曲をいくつか挙げて話してくれました。その中で、タニア・チュア(蔡健雅)の「拋物線」という曲がすごく印象に残っています。

こんな歌詞の一節があります。「愛沿著拋物線,離幸福總降落的差一點,流著血,心跳卻不曾被心痛消滅。」(※) 僕はこの歌詞を、「僕たち二人の感情は放物線みたいに、一番高いところに達すると落ち始めて、それぞれの事情で最低点に至る。どちらかが一歩でも譲れば晴れていくのに、その一歩の差で、それぞれの心に血が流れてしまうが、逃げることもできない」と理解しました。

※日本語訳:「愛は放物線に沿って 幸せに少し離れたところに落ちていく 心に血が流れても 鼓動は痛みに消されることは一度もない」(「心に血が流れても」は「強い悲しみ」を意味している。)


――演じられた人物をどのような人物だと解釈し、演じられましたか?演じるうえで意識されたことや、工夫されたことがあれば教えてください。

マオ・チーション 商舟への課題は「気軽に感情を見せてはいけない」。だから眼差しや笑顔が一つ一つ大切になってきます。そして、彼はいつも環境に配慮した行動を選び、潔癖症ゆえに自分で拭いたもの以外は絶対使いません。

シャオ・ホン 舜宇にとって、好奇心を持ち続けることは非常に重要です。彼には単純さと怖いもの知らずな面があり、例えオオカミがそばにいても、物事がよくなるチャンスがあるなら頑張って掴もうとします。そうなるには、様々なことに好奇心を持ち、自分の感情を忘れずいることだと考えていました。

マオ・チーション
マオ・チーションさん

――ご自身と演じられた役柄、似ているところ・似ていないところを教えてください。

マオ・チーション 基本的に似ています。商舟の母親はグループの総裁なので、彼はコネで社長になったと思われがちです。僕も、母がプロバスケットボール選手なのですが、新しい学校に入るたびに母親のコネだと思われてきました。僕も商舟も、自身の実力と努力の積み重ねによって、自分自身を証明したいと思っています。そして商舟は子供の頃のトラウマを抱え、僕も子供の頃にいじめられていたトラウマを抱えています。どちらも不安を抱えながら、何事もないふりをして無理をする性格です。似ていないところは、商舟は社長ですが、僕はまだ“社長”になる夢を追いかけている途中です(笑)。

シャオ・ホン 舜宇の単純なところは、僕に似ていると思います。僕も舜宇も性善説を信じ、周囲の人たちを信じようとします。ただ、それゆえ影響されやすく傷付きやすい面もあります。


――夏商舟にとって堯舜宇は、どんな存在だと思いますか?

マオ・チーション “必要な存在”です。舜宇が現れるまで、商舟の世界には、正解か間違いか、黒か白か、良いか悪いか、常に二択しかありませんでした。舜宇が現れたことで、2つの間にある彩りが生まれました。

――堯舜宇にとって夏商舟は、どんな存在だと思いますか?

シャオ・ホン まず、商舟にとって舜宇は“暗闇の中での明かり”だと思います。彼は商舟を冷たい牢屋から解放してあげたから。でも舜宇にとって商舟は“一つの謎”です。自分には商舟に好かれる要素が無いと思っているから、なぜ商舟が自分を好きなのかさっぱり分からない。

僕には、舜宇がとても残酷に見えます。彼は商舟を冷たい牢屋から引っ張り出したのに、自分の卑屈さゆえに、彼をまた牢屋に蹴り戻してしまった。これはペットを飼い始めたのに、急に躊躇なくそのペットを捨てるのと同じ。とても冷酷だと思います。

マオ・チーションとシャオ・ホン2

――夏商舟の堯舜宇への好意は、いつ、どんな理由で生まれたと思いますか?

マオ・チーション 第一話で舜宇は怒られても逃げださず、商舟に良いものと悪いものを教えてくれました。例えば頭痛薬の長期服用。それが体に悪くても、今まで誰も気にかけてくれなかった。でも、舜宇は商舟にそれが体に悪いと伝え、商舟がその意見を無視しても、必死に止めようしてくれた。そんな人は初めてだったし、そんな彼に興味がわき始めました。

舜宇の“普通の生活”についての話は商舟には新鮮で、僕らは似た者同士で、ただ立場が違うだけだと気がつきました。舜宇は商舟に安心感を与え、つまらない毎日に子供のような純粋さが生まれました。

――夏商舟のなかなかうまく愛情表現ができませんが、演じる際に意識していたことは?

マオ・チーション 僕は、その時々の商舟と舜宇との関係性を感じて、真剣にその世界を生きることを大切に演じていました。不器用な愛情表現も、彼なりの表現です。彼は彼が理解できる方法で、舜宇への気持ちを表現することしかできません。普通の人ができることも、彼にはできないのです。このことに従いつつ、舜宇の気持ちの流れに乗ると、自然と二人の間で何かが生まれます。


――堯舜宇の夏商舟への感情の変化は、いつ、どんな理由で生まれたと思いますか?

シャオ・ホン 好きになるきっかけは舜宇が誘拐され、商舟が助けに来てくれたことです。舜宇は商舟が自分のためにしてくれたことや、商舟が変わってくれたことに気がつきます。例えば、舜宇に対する変な行為も実は彼なりの優しさだということ、潔癖症なのにベッドでクッキーを食べることを許してくれたこと。習慣を変えることはとても難しいのに、彼は舜宇のために大きく自分を変えてくれました。

――なかなか夏商舟の想いを素直に受け止められ堯舜宇ですが、そんな彼の心境を演じる際に意識していたことは?

シャオ・ホン 実は僕は、他人からストレートに感情をぶつけられるのが昔から苦手なんです。その感情がポジティブでもネガティブでも耐えられません。なので、ただ僕のその照れたり、どうすればいいのか分からない感情を表現しただけです。

「You Are Mine」場面写真1
©2023 “VBL Series” Partners All Rights Reserved.

――お二人でのシーンが多かったかと思いますが、演じるうえで心がけたことやお互いに気を使った部分はありますか?

マオ・チーション 本当の気持ちで、商舟の舜宇に対する感情を表現することです。「気持ち」に一番気を使ったと思います。シャオ・ホンは演じる際に、リアルな感情、舞台、雰囲気が必要で、劇中の環境に近ければ近いほど彼は演じやすくなりました。だから撮影の時はいつも、カメラが僕に向いていない時も劇中の状態にいるようにして、お互いに演じやすいようにしていました。また、彼は左耳がよく聞こえないので、僕はできるだけ彼の右側にいました。現場の指示がよく聞こえない時にも、僕からもう一度話して、彼に安心を感じてもらうようにしました。

シャオ・ホン マオ・チーションは右の顔がいいんです。ちょうど僕は左耳をケガしているので、彼はいつも僕の右側にいてくれました。僕たちは完璧に補い合っています。


――夏商舟と堯舜宇の撮影で起こったハプニングや印象に残っている撮影裏話があれば教えてください。

マオ・チーション シャオ・ホンにとって、空気を温めることと現場の雰囲気が重要だと分かっていました。なので、舜宇の家で彼がもやもやとするシーンでは、撮影前からシャオ・ホンにスキンシップをしたりお尻を叩いたりして、事前にもやもやとした気持ちになってもらいました(笑)。それで撮影がスタートすると、すぐに役の心境に入ることができ、僕も商舟の気持ちとドヤ顔で撮影に入ることが出来ました。劇中でも現実でも楽しいシーンでしたね。

シャオ・ホン 酔っぱらった舜宇を商舟が部屋まで運ぶシーンの撮影時のことです。僕は目をつぶっていて、彼は僕を担いでいる状態だったので距離が分からず、僕の頭がベッドの柱にぶつかったというハプニングがありました。真剣なシーンなのに笑えるハプニングが起きてしまったので、僕らは二人とも我慢できず笑ってしまって。一度可笑しくなったら、もう監督に怒られるほど笑いを止められませんでした。

シャオ・ホンを担ぐマオ・チーション
©2023 “VBL Series” Partners All Rights Reserved.


インタビュー後編に続きます

「You Are Mine」
「You Are Mine」キービジュアル

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BD:13,200円/DVD:11,000円(どちらも税込)

映像特典:メイキング、製作発表会、プレミア上映会、予告編集、「Stay By My Side」VS「You Are Mine」愛のジェンガ対決、「Stay By My Side」VS「You Are Mine」2択クイズ 相思相愛カップルはどっち?
封入特典:ブックレット、サイン入りチェキ風カード

発売・販売元:エスピーオー
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記事制作:Cinemart編集部

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