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最新中国ドラマ|バイ・ルー×ワン・ホーディー「以愛為営(原題)」のデータ分析と解説

引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《以爱为营》待播剧数据先鉴」


「以愛為営(原題)」キービジュアル

中国での市場分析を展開する影視観察(datawin)は、11月3日より配信開始となった新作ドラマ「以愛為営(原題)」のデータ分析と解説などを発表した。

「以愛為営」は、中国有数の金融新聞社記者のジェン・シューイー(バイ・ルー/白鹿)と、銘豫銀行総裁のシー・イェン(ワン・ホーディー/王鶴棣)が、互いの仕事を通じて、さまざまな困難や課題に直面しぶつかりあいながらも、共にキャリアを切り開き、やがて愛を深めていく物語。11月3日の配信開始からわずか3日でdatawinのウィークリーランキングで1位を獲得するなど、注目度の高い作品となっている。

この作品の注目点としては、主演がワン・ホーディー&バイ・ルーという人気俳優同士の共演ということと、原作小説も人気があるという基盤があり、ネット世代の視聴者にうける要素が非常に高く、話題性にも富んでいる点があげられており、この作品の現在のヒット状況にもその利点が反映されている。

データによると、総合評価も高い実力特出型の作品で、他のアイドルドラマと比べても競争力が高いと分析されている。テーマに関しては、“女追男” “双向奔赴(寄り添う、互いに必要とする双方が近寄ること)”というスタイルが現代女性の感性にもマッチ。経済記者とクールな総裁のロマンスというトレンド感と共に、伝統的な演出も取り入れ、男女主人公の成長など、ラブストーリー以外の物語の展開も豊富になっている。

制作チームに関しては、「蓮花楼」の大ヒット作を手掛けたグオ・フー(郭虎)監督への評価が非常に高くなっている。

データ分析の詳細を見てみると、視聴者層は、性別分布は女性が圧倒的に多くなっており、年齢層では20~29歳という結果に。主にSNS、ネットなどで情報を得ることが多い層から興味関心を持たれる傾向がより高い作品と分析されている。

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翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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