Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

台湾の若い才能を堪能!短編スペシャル『ドラゴンの反乱』『父の映画館』『Good Day』上映|台湾映画の“いま”

 

2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"」。

9月30日(土)に上映されたのは、短編作品『ドラゴンの反乱(原題:龔囝)』、『父の映画館(原題:父親的電影院)』、『Good Day(原題:詠晴)』の3本。伝統文化をモチーフにした青春映画、映画と父へのオマージュを味わい深く描いた作品、そして台風の中でユーモアを交えた中年男の物語と、バラエティに富んだ内容で、それぞれの監督のメッセージも併せて上映された。

『ドラゴンの反乱』場面写真
『ドラゴンの反乱(原題:龔囝)』

台湾では短編映画の製作が盛んで、映画ファンから熱い注目を浴びているジャンル。金馬影展や台北電影節など映画祭では、短編映画のチケットが秒殺でソールドアウトになる人気で、高雄電影節は短編映画が大きく扱われているほど。

なぜ台湾ではこれほど短編映画が人気なのかーー? それは新進の若手俳優や人気俳優の出演作も多く、観客は新しい才能を持つ監督や俳優に興味津々だから。

また、台湾の大きな映画賞のひとつに金穂奨という短編映画のアワードがあり、一般、学生それぞれ劇映画、ドキュメンタリー、アニメ、実験作の部門があり、受賞作は期間限定で映画館で上映される。現在、台湾で活躍する監督のほとんどが、ここから巣立っているという、まさに短編映画は台湾の新人監督の登竜門なのだ。

『父の映画館』場面写真
『父の映画館(原題:父親的電影院)』

今回は上映とトークを通じ、参加者の多くが台湾の短編映画事情とともに高いクオリティへの驚き、若い才能への期待を感じたようで、(以下、参加者アンケートより抜粋)「若い才能をより堪能できるラインナップでどれも完成度が高く面白かった。特に『ドラゴンの反乱』はこれをベースにした長編作品が観たいと思った」「どれも短編とは思えない完成度、充実した内容に驚き」「『父の映画館』はそのまま永遠に残しておいて欲しい素晴らしい記録映像で、監督の映画館そのものへの愛も伝わってきた」「『Good day』は何度か笑わされてしまったが、親の身勝手で引き離される父子の愛情が伝わってきた。特に電話を切るシーンは、なんとも言えない感動」などの感想が寄せられた。

『Good Day』場面写真
『Good Day(原題:詠晴)』

上映後のアフタートークでは、作品解説に加え、いま活躍する監督達によるこれまでの優れた短編映画を紹介。短編映画への興味がさらに深まる内容と、台湾映画界の現状の理解にもつながる内容だった。このアフタートーク映像は現在公開中。また、さらに詳しい話が聞ける監督インタビューは、10月2日から順次Podcastで配信。

アフタートーク映像
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=42ec6f1552d04210b9cf05923b68d28d

インタビューPodcast
http://asianparadise.sblo.jp
・『ドラゴンの反乱』林治文(リン・ズーウェン)、劉澄雍(リウ・チェンヨン)10月2日〜
・『父の映画館』曹仕翰(ツァオ・シーハン)監督 10月9日〜
・『Good Day』張誌騰(チャン・シータン)監督 10月16日〜

次回の上映作品は、こちらをチェック!

性暴力事件を通して人間模様を描く『童話・世界』10/21上映|台湾映画の“いま”

2023年の最後となる第7回は、性暴力事件を通してさまざまな人間模様が描き出される『童話・世界』を上映。

台湾映画の“いま”
開催日程:2023年4月〜10月(7回)
スケジュールはこちら
https://www.cinemart.co.jp/article/news/20230405007222.html

開催形式:会場(台湾文化センター 定員50名)+オンライン
参加:無料 事前申し込み制。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)

主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社

イベント形式:会場(定員50名)とオンラインによる映画の上映とトーク
(監督や俳優のムービーメッセージ、テーマトーク、台湾映画界の最新情報)
※各回の申込みの詳細は、以下のWebサイトで告知

台湾文化センター:https://jp.taiwan.culture.tw
アジアンパラダイス:http://www.asianparadise.net

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP