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最新台湾ドラマ|コロナ禍のラブストーリーを描く「此の時、この瞬間に(原題:此時此刻)」、Netflixで全世界配信!

ニュース提供元:Netflix

「此時此刻」場面写真
Netflix

Netflixドラマ「此の時、この瞬間に(原題:此時此刻)」が、年内に全世界独占配信されることが発表された。「此の時、この瞬間に」は、台湾の都会の片隅で人々の出会いが交錯する、10通りの愛のアンソロジー。総監督リエン・イーチー(連奕琦)をはじめとする5人の監督が、さまざまな出会いと愛の物語を描き出す。

総プロデューサーのダイ・ティエンイー(戴天易)は、「ドゥー・ジョンジャー(杜政哲)と共に手掛けたオリジナル脚本です。当時の台湾では数カ月の感染防止対策を通して人との距離が変わりました。自宅でドラマを見る時間が増えたこともあり、台湾の映像作品を改めて掘り下げてみたところ、近年優れた台湾作品が多数制作されている中、アイドルドラマ最盛期の「都会の恋愛」というテーマが唯一欠けていることに気づき、コロナ禍に関連するラブストーリーの制作に着手することにしました。本作を世界に発信し、海外市場でも台湾ドラマの多様性を充実させたいです」と語った。

「此時此刻」女性キャスト
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本作に出演する傍ら、初めてプロデューサーを務めたシュウ・ジエカイ(修杰楷)は、スタイルが異なる5人の監督の意見をまとめるのが最大の課題だったと苦労を振り返りつつも、「協力してくれたキャストの皆さんにとても感謝しています。スケジュール調整が難しいコロナ禍での撮影でしたが、結果的には効率よく終えることができました。大変でしたが忘れ難い経験です」と、大役完遂の思いを述べた。シュウ・ジエカイと旧知の仲というダイ・ティエンイーは、シュウ・ジエカイが妻のアリッサ・チア(賈静雯)に対してもギャラの値下げ交渉を厭わなかったことを例に挙げ、プロデューサーとしてのその手腕を高く評価した。

シュウ・ジエカイ
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10年ぶりの出演となる台湾ドラマで、初共演のウー・カンレン(呉慷仁)と露出度の高いラブシーンに挑む小Sことシュー・シーディー(徐熙娣)は、「オファーを受けたとき、うまく演じられないのではないかと本当に不安でした。でも制作陣と相手役が誰かを知り、こんなに素晴らしい制作チームに参加しないのはもったいない、やってみよう!と思ったんです。その後アフレコの際に自分の演技を少しだけ見たところ、これはみんなに勧める価値がありそうだと思いました」と太鼓判を押した。また劇中、ルビー・リン(林心如)と美しい友情を築くケリー・リン(林熙蕾)も、「とても魅力的なストーリーで感動しました。リスペクトしている方が相手役だったことも、今回の共演を実現させる決め手となりました」と、12年ぶりに出演オファーを受けた理由を明かした。

シュー・シーディー
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ケリー・リン
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脚本家のドゥー・ジョンジャーは「台湾の都会を舞台にした、さまざまな年齢層のラブストーリーで、各登場人物に愛と出会う瞬間があります。私が表現したい恋愛のさまざまな側面を、各話ごとに反映させました。本作を見て心が揺さぶられたとき、本当の自分の姿を見つけてもらえれば嬉しいです」と、作品に込めた想いを語った。

各話ごとに主人公が異なる「此時此刻」には、主演だけで20人の豪華キャストが名を連ねる。各登場人物には隠れた繋がりがあり、それぞれの人生が交錯していく展開だ。ワン・ジン(王淨)、ベラント・チュウ(朱軒洋)、パフ・クオ(郭雪芙)、テレンス・ラウ(劉俊謙)、リン・ボーホン(林柏宏)、Lulu(黃路梓茵)、ニッキー・シエ(謝欣穎)、チャン・グァンチェン(章廣辰)、デレック・チャン(張軒睿)、ヤン・ミンウェイ (楊銘威)、ビビアン・ソン(宋芸樺)、リン・ジェーシー(林哲熹)、ウー・カンレン、シュー・シーディー、シュウ・ジエカイ、エスター・リウ(劉品言)、ルビー・リン、ケリー・リン、アリッサ・チア、ツェン・ジンホア(曽敬驊)らが、10通りのラブストーリーを紡ぎ出す「此の時、この瞬間に」は、Netflixで年内配信予定。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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