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台湾映画の"いま"開催!『一人にしないで(原題:不想一個人)』俳優、監督に賞賛の声! 監督からムービーメッセージも到着!

  『一人にしないで(原題:不想一個人)』ポスター

台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜革新と継承〜」。第4回が7月23日に開催され、社会の光のあたる所で活躍していても心の空洞を埋められない女性、陽の当たらない場所でわずかな光を求める男女が織りなすラブストーリー『一人にしないで(原題:不想一個人)』が上映された。

本作は7月9日に行われた台北電影奨で、范少勳の主演男優賞、撮影賞、美術デザイン賞、メイク&コスチュームデザイン賞にノミネートされ、撮影賞を受賞。昨年の金馬獎では温貞菱の助演女優賞と美術デザイン賞にノミネート。3人の登場人物距離感の描き方がとても胸に刺さり、味わい深い孤独感を表現した一作だ。

『一人にしないで(原題:不想一個人)』場面写真

この若い3人の俳優は皆意外性の高い配役で、それぞれこれまでのイメージと殻を破った演技は上映後のアンケートでも多くの観客から賞賛が集まり、監督の演出力に高い評価が寄せられた。また、作品全体の印象も、見終わった観客に委ねるオープン・エンディングにより、様々な印象や味わいを与えたようだ。

アフタートークのテーマは、作品解説と先ごろ行われた台北電影賞の授賞式について。トークに登場した注目の新作台湾映画たちは、いまの台湾映画の幅の広さと奥深さを感じられるラインナップで、人気俳優たちのエピソードも楽しくなるものばかりだった。また、『一人にしないで(原題:不想一個人)』の范揚仲(ファン・ヤンジョン)監督からムービーメッセージも上映された。

范揚仲(ファン・ヤンジョン)監督
范揚仲(ファン・ヤンジョン)監督

范揚仲(ファン・ヤンジョン)監督
「こんにちは『一人にしないで』の監督范揚仲(ファン・ヤンジョン)です。 この映画を見ていただいてありがとうございます 映画の中で好きな場面とか好きな人物を見つけて くれるといいなと思います。 」

監督のムービーメッセージとアフタートークは、10月31日までアーカイブ配信。どなたでも視聴が可能。
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=3f703699765733b6a8aaaa9f1a444e11

2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"」
開催日程:2021年4月〜10月(7回)※下記参照
開催形式:配信プラットフォームによるオンライン
参加:無料。事前申し込み制。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社
イベント形式:映画の上映とトーク(監督や俳優のムービーメッセージ、テーマトーク、台湾映画界の最新情報)

※各回の申込みの詳細は、以下のWebサイトで告知
台湾文化センター  https://jp.taiwan.culture.tw
アジアンパラダイス http://www.asianparadise.net

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