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【最新ドラマin台湾】ロイ・チウ×アイビー・チェン主演、製作費3億ニュー台湾ドルを投じた大型SFドラマ「零下一九七」の予告映像が公開!

ニュース提供元:時創影業

 「零下一九七」ポスター 
時創影業

昨年、新型コロナウイルス感染症の影響により、一時中断していたSFドラマ「零下一九七(原題)」(仮訳:零下197度)の撮影が再開した。また3月22日、再始動に合わせてティーザー映像とキービジュアル、場面写真も公開された。

時創影業が東森電視、八大電視、能率グループとタッグを組んだ「零下一九七」は、三部構成全24話。時創影業CEO、可米傳媒CEO、プロデューサーのファン・シアオレン(方孝仁)の3人がプロデュースを手掛ける。時創影業CEOのライ・ツォンビー(賴聰筆)は「時創影業は、多様化する市場の中で希少価値のある作品ジャンルの開発に尽力している。人間性と愛を深く掘り下げたストーリーと、国際市場に匹敵するスペックの作品が期待できる」と自信をのぞかせた。

「零下一九七」場面写真1
時創影業

ハイスペックな制作に比例し、スタッフも錚々たる顔ぶれだ。監督は、感情の機微の表現を得意とするフォン・カイ(馮凱)、インパクトのあるカメラセンスで知られるツァイ・ユエシュン(蔡岳勲)、推理サスペンスの新鋭チェン・グァンジョン(陳冠仲)の3人。美術面は、金馬獎で最優秀美術デザイン賞受賞歴があるリャオ・ホイリー(廖惠麗)が指揮をとる。宙に浮かせて作り上げた街並みは、特殊効果アニメーションで補完しながら実際の風景と合成されており、メインセットだけで2000万ニュー台湾ドル(約8000万円)が投じられたという。

キャストは、台北電影節の最優秀主演男優賞および女優賞受賞歴のあるロイ・チウ(邱澤)とアイビー・チェン(陳意涵)をはじめ、注目の新世代俳優デレック・チャン(張軒睿)、名演技のベテラン俳優コウ・シーシュン (寇世勳)、台北電影節および金鐘奨で最優秀主演女優賞に輝いたイン・シン(尹馨)、金鐘獎最優秀助演女優賞のジエン・マンシュー(簡嫚書)ら華麗なる実力派俳優が一堂に会する。舞台セットからキャスト、特殊効果やこだわりの衣装まで、製作費は総額3億ニュー台湾ドル(約12億円)以上に及ぶ見通しだ。

「零下一九七」場面写真2
時創影業

ティーザー動画では、古びた船らしきものが海面に浮かび上がっていくシーンから始まり、深い眠りについていたロイが、1950年代の記憶を持ったまま68年後の現代に現れる。ロイは、孫を演じるデレック、謎の女性アイビーと共に、不老不死に隠された巨大なテクノロジーの陰謀を暴いていくというストーリー。ロイとデレックとの間で生じるジェネレーションギャップが面白みを添えるほか、3度目の共演となるロイ、アイビー、マンシューが演じる68年にわたる恋のすれ違いも見逃せない。

「零下一九七」場面写真3
時創影業

さらに、暗く微笑むシュウ・ジエカイ(修杰楷)も登場し、わずか2分間の映像の中に恐怖、サスペンス、ミステリー、SFの要素が見事に詰めこまれている。昨年結婚したロイ、同じく昨年第二子を出産したアイビーは、直近で撮影が行われた中台湾影視基地(台中市)で再会し、「お互いおめでとう!」と第一声でお祝いの言葉を掛け合った。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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