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【最新ドラマin中国】ヤン・ミー×ウィリアム・チャン主演「斛珠夫人」! SNS上で注目を集めた女性キャラとは?

引用元:wechat Vlinkage 公式アカウント:「Vlinkage」
記事タイトル:「《斛珠夫人》为爱隐忍“鞠七七”,话剧演员人间清醒曾泳醍」


今年の10~12月期に放送されるドラマの中で、最も注目を集めているのが「斛珠夫人(原題)」だろう。ヤン・ミー(楊冪)とウィリアム・チャン(陳偉霆)が主演を飾るなど、キャスト陣の豪華さも魅力となっているこのドラマ。そんな中、放送開始以降、ツェン・ヨンティー(曾泳醍)演じる鞠七七という女性キャラクターが、SNS上で“気になるキャラ”としてファンから多くの声が寄せられ、注目を集めたという。

    

鞠七七は、宮廷内で衣装の作製・刺繍などの職を持つ宮女で、ウィリアム・チャン演じる方諸に仕え、親同士が決めた婚約者でもあるという役どころ。鞠七七はいつの日かやってくる方諸との婚姻を待ち続けるが、しかしある理由から、方諸は彼女を受け入れようとはせず、やがて鞠七七は報われない想いを胸に抱えたまま、悲劇を迎えることとなる。

多くのドラマファンが、この切ない鞠七七のキャラクターに強い同情心を寄せると共に夢中になったのは、鞠七七という人物像を、疎まれる存在としてだけでなく、愛情や家族の情をもった1人の女性として演じたツェン・ヨンティーの演技力の素晴らしさにもあるようだ。

ツェン・ヨンティーは北京を拠点に新劇で活躍してきた俳優で、今までに出演してきた現代ドラマなどでは、アクティブな女性像を演じることが多かった。今回、この「斛珠夫人」は彼女にとって初の時代劇出演作。しかも初の“耐え忍ぶキャラ”を演じるということで、感じる事も多かったようだ。「時代劇は今まで出演してきた現代作品と違って、台詞の一つ一つが詩や絵画のように独自のリズムとトーンを持っています。今回こうした作品に挑戦できたことは、とても幸せで楽しい経験になりました」

ウィリアム・チャンとの共演には、こんな裏話も。「方諸は鞠七七の気持ちを受け入れることはできないので、私とウィリアムは演じる時にお互いに冷遇することを意識しました。でも最初にお芝居をあわせた時、方諸は誰の目から観てもステキな好男子になってしまって。あとから監督に“方諸は七七にもっと冷酷になるべきだ”と、アドバイスされました」

鞠七七が実の娘のように愛情を注ぐ柘榴役を演じるユエン・ユーシュエン(袁雨萱)とは、普段もとても仲良しで「ユーシュエンは本当にキレイでカワイイ! 撮影が無い時に何がしたい?って尋ねたら、“上海に帰ってパパとママに会いたい”なんて言って、本当に可愛い。ドラマの中と完全に同じくらい、彼女のことが好きなんです」と語っている。

劇中で視力を失っていきながらも刺繍の才を発揮する鞠七七を演じるために、ツェン・ヨンティーは撮影前に刺繍を学び、その作業が身体に与えるダメージなどを身を持って経験した後、改めて鞠七七の職業的地位や職人としての技術力の高さをより深く理解することができたのだという。俳優として、自身もキャリアや年齢を重ねるほど業界でどうやって長く俳優を続けるかを考えるようになったという彼女は、新たな表現の世界に向けて進み始めている。「私は今、最初の一歩を踏み出しているだけ。私の演技はまだ“量的”から“質的”への変化の過程にあります。この変化は徐々に現れると信じています」

11月20日~11月26日のドラマウィークリーランキングでも総合、部門別共に堂々の1位を獲得した「斛珠夫人」。日本上陸となるのが待ち遠しい作品の一つだ。


翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

 

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