Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

『花椒(ホアジャオ)の味』冒頭映像公開! サミーが語る、亡くなってから気づく父への想いとは…。

香港、台北、重慶---別々の土地で育った三姉妹は、父親の死でお互いの存在を初めて知り、出会う。父の火鍋店を継ぎ、秘伝のスープを再現する過程を通して、家族の温かさを知り、家族と自分自身と向き合う、癒しと成長の三姉妹の物語『花椒(ホアジャオ)の味』が11月5日(金)より 新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。

この度、3分にも及ぶ貴重な冒頭映像と、長女ユーシューを演じたサミー・チェンのコメントが到着! 


父のハー・リョンは、100年以上の歴史と伝統を持つ中秋節の一大イベント大坑舞火龍に参加していた。誰かを見つけると振り返り優しい笑顔で手招きする。映像はそんな火の龍が踊る美しい場面から始まるが、突如ユーシューの働く薄暗い旅行会社へとシーンは移る。秘書との不倫旅行の手配、不要な電話対応に追われイライラするユーシューに、父が病院にいるという電話がかかってくる。またくだらない電話かといい加減な態度で対応したユーシューだが、「病院に早く来て!」と怒鳴られてしまう。平凡だったユーシューの人生を左右する父の死。今後の展開が期待される冒頭映像となっている。

 

サミーは自身の役について「ユーシューは感情をうまく伝えられない人で、同時に父親の時折見せる好意を拒絶し、父親に複雑な憎しみを持っています。でも父親の死がその憎しみを消しました。もしかしたら人は死によってのみ、憎しみが無意味だと悟るのかも知れません。」と話す。

異母姉妹を演じた2人に対しては「メーガンもシャオフォンもいい人です。初めて会ったのにすぐに打ち解けて、楽しくお話しできました。私たちはそれぞれ自分の演じる役が大好きなので、だから3人ともすぐに役になりきりリアルな感情で演じることができました。」と、本当の姉妹のように仲良くなったと笑顔で答えている。


『花椒(ホアジャオ)の味』
11月5日(金)より 新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほか全国順次公開

【Story】
疎遠になっていた父が、突然店で倒れた。ユーシュー(如樹/サミー・チェン)は、会社から病院に駆けつけるが、もう亡くなった後で話すこともできなかった。久しぶりに店に来て、渡された父の携帯から、自分の名前に似た知らない名前を見つける。葬儀の日、台北からプロのビリヤード選手でクールな次女ルージー(如枝/メ―ガン・ライ)、重慶からオレンジの髪色で表情豊かな三女ルーグオ(如果/リー・シャオフォン)が現れ、初めて3人の異母姉妹が顔を合わせる。香港島大坑(タイハン)にある、父が経営していた火鍋店「一家火鍋」の賃貸契約はまだ残っており、解約すれば違約金も発生する。従業員もいる。ユーシューは、父の店を継ぐことを決心する。しかし、誰もレシピを知らないため、常連客の望む“父の麻辣鍋”のスープが作れない。客足は少しずつ遠のく。ルージー、ルーグオも駆けつけ、三姉妹は、なんとか父秘伝の味を再現しようと奮闘する。

出演:サミー・チェン(鄭秀文)、メーガン・ライ(賴雅妍)、リー・シャオフォン(李曉峰)、リウ・ルイチー(劉瑞琪)、ウー・イエンシュー(吳彥姝)
特別出演:リッチー・レン(任賢齊)、ケニー・ビー(鍾鎮濤) 、友情出演:アンディ・ラウ(劉德華)

プロデューサー:アン・ホイ(許鞍華) ジュリア・チュー(朱嘉懿)
脚本・監督:ヘイワード・マック(麥曦茵)
音楽:波多野裕介

2019年/香港/広東語・北京語/118分/シネマスコープ/5.1ch/原題:花椒之味/英題:Fagara/日本語字幕:最上麻衣子/字幕協力:大阪アジアン映画祭/G 
配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., Ltd. Emperor Film Production Company Limited Shanghai Yeah! Media Co., Ltd. All Rights Reserved. 公式twitter:@fagara_movie

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP