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【最新ドラマin台湾】「茶金 ゴールドリーフ」、ティーザートレーラーの名せりふが多数シェアされる

新たに公開された時代ホームドラマ「茶金 ゴールドリーフ」(GOLD LEAF)のティーザートレーラーが注目を浴びている。リエン・ユーハン(連兪涵)、グオ・ズーチエン (郭子乾)、ウェン・シェンハオ(温昇豪)、シュエ・シーリン(薛仕凌)、ホアン・ジエンウェイ(黃健瑋)、ソフィア・リー(李杏)、シュー・アンジー(許安植)らが主要キャストを務める。


「茶金 ゴールドリーフ」は、 激動の1949年を舞台に、小市民がその波をどう乗り越え、世界や人生の急激な変化に対応していくかを描く。監督のリン・ジュンヤン(林君陽)は、「彼らは世界を変えたいという壮大な計画があるわけではない。ただ自分の生活を変えたかっただけ。時代の奔流に流されながらも、懸命に生き抜き、自らの人生を切り開いていく。 70年後の今、それらの端々から私たちも何か得ることがあるかもしれない」と話した。

  

ティーザートレイラーは、グオ・ズーチエン演じる日光公司の会長・吉桑のスピード感あふれるシーンから始まる。台3線に広大な茶園と茶工場8棟を有する彼は、政府の金融改革に直面。旧紙幣4万台湾ドルが新紙幣1台湾ドルとなるデノミネーションにより、一夜のうちに負債が膨れ上がってしまう。北埔の茶農家を助けるためにも、たとえ赤字でも外交用のお茶を輸出しなければならない。

そんな中、吉桑の娘・張薏心が父の反対を押し切り、危機に陥る家業を救おうと茶葉貿易に携わることを決意。彼女は、コスト削減や受注のためにあちこち駆け回り、米軍の受注、さらにはアフリカ市場の開拓など、チャンスとあらば決して諦めない気概を見せる。「パパ、運命に身を任せるのは嫌。 リスクを取らなければ、チャンスがあるかどうかもわからない」という張薏心のせりふは、多くの視聴者を感動させ拡散された。

瀚草影視と台湾公共テレビ(公視/PTS)により制作された「茶金 ゴールドリーフ」は、台湾初の4K/Ultra HD対応のドラマで、台湾ドラマの新たなステージに挑む。全12話。脚本はシュー・イエンピン(徐彦萍)とホアン・グオホワ(黄国華)が担当。リン・ジュンヤン監督と共に、ヒットドラマ「悪との距離」、「火神的眼淚(邦題:火神の涙)」、「一把青(原題)」の金鐘奨受賞スタッフがタッグを組む。

本作は、台湾で11月13日毎週土曜夜9時から11時まで、公視で2話連続先行放送のほか、公視+、中華電信MOD、Hami Videoでは毎週土曜夜11時に2話ずつ配信、Netflix(台灣)、LINE TVでは毎週日曜夜8時に2話ずつ配信。客家テレビ(客家電視)では11月15日より毎週月曜、火曜の夜10時に放送。myVideoでは11月20日より毎週土曜夜8時に2話ずつ配信予定。


金鐘賞スタイリストのヤオ・ジュン(姚君)、アートディレクターのライ・ヨンクン(賴勇坤)らが手掛けた公式のポスタービジュアル。

主な舞台となる日光公司を背景に、7人の主要キャストが並ぶ。大小合わせて数百点に及ぶ小道具は、まるで戦火に見舞われたかのように霧に包まれており、かすかに光を放ちながらもその多くが隠れている様が、未知の未来を暗示するかのよう

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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