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「時をかける愛」キャスト&スタッフがBCWW2021座談会に出席! 作品の裏話が明らかに

ニュース提供元:結果娯楽

金鐘奨4冠を獲得した人気ドラマ 「時をかける愛」が新たな記録を作った! 韓国文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院(KOCCA)主催のアジア最大級のコンテンツ見本市 BCWW2021が先日、「時をかける愛」オンライン座談会を開催した。

  
以下、画像は全て三鳳製作提供

本作のプロデューサー、マー・イーティン(麻怡婷)と脚本家のジェン・チーフォン(簡奇峰)、リン・シンホイ(林欣慧)、そして主演を務めるグレッグ・ハン (許光漢) とパトリック・シー (施柏宇)が参加。5人が集まるのは去年の金鐘奨の授賞式以来だ。座談会の冒頭、グレッグ・ハンが流暢な韓国語で挨拶をし、仕事で参加できなかったもう一人の主演俳優 アリス・クー (柯佳嬿)の代わりに韓国語で韓国俳優のコン・ユに想いを伝えた。

座談会にBCWWが海外のドラマを招待するのは4年ぶりで、「時をかける愛」は放送終了から2年経っているが、まだまだアジア市場で影響力があることが分かる。

グレッグ・ハンは「時をかける愛」での素晴らしい演技で、韓国では「ネット上のボーイフレンド」と呼ばれている。「韓国リメイク版でカメオ出演ができるなら何役を演じたい?」という質問に対し、グレッグ・ハンは劇中の子供の頃の雨萱のマネをしながら「お兄さん、私を忘れないでね!」とセリフを言い、笑いをさらった。パトリック・シーはどんなキャラクターでもいいから「陳韻如は莫俊傑のことが好きかどうかを探りたい」と語った。

座談会ではドラマの名場面が流れ、それを観たグレッグ・ハンは一番印象に残るシーンを思い出し、「李子維が雨の中であの傘を見つめて、何かあったようだが全てのことは起こっていなかったというシーン。このシーンを見るといつも胸が痛くなる。恐らくこれは僕にとって李子維というキャラクターの遺憾かもしれません。彼らが経験したすべてがなくなってしまった。」と話した。

メインキャスト3人の中で一番年下のパトリック・シーは、本作で一途で好きな人を守るキャラクターのイメージで視聴者の心を惹きつけた。「アドリブの演出はあったか?」という質問に対して、パトリック・シーは「(僕が演じる) 莫俊傑は右の耳が聞こえないので、撮影の時に僕はいつもアリス・クーとグレッグ・ハンの右後ろに立って、左の耳で二人の話を聞いていた」と話した。

BCWWは「時をかける愛」のドラマと映画の韓国リメイク権を購入した制作会社LIAN Contentsとnpio Entertainmentを通して、オリジナル台湾版のキャストとスタッフを招待。彼らに制作から2年近く経った今に渡るドラマ自体や周りの反応について語ってもらった。

韓国のファンが気になる「韓国版のメインキャストは誰が演じるのか?」という疑問を受け、台湾オリジナル版の脚本家 ジェン・チーフォンとリン・シンホイが、当時キャスティング時に感じた、役にふさわしいグレッグ・ハンとパトリック・シーの“眼差し”について語った。脚本家のジェン・チーフォン曰く、三鳳製作(※「時をかける愛」の制作会社) はキャスティングの際に俳優の出演歴に気にすることなく、キャラクターに合うかどうかで決めているそう。

本作の成功は監督 ホァン・ティエンレン(黃天仁)が上手に俳優たちの“眼差し”が撮れたおかげだとし、「脚本を書いていた時、私たちが李子維に与えるシンボルは『太陽』。グレッグ・ハンの眼差しは太陽のように眩しい。そして莫俊傑に与えるシンボルは『月』。パトリック・シーの眼差しは太陽の光を反射しているように優しく、初めて彼に会った時に彼の目に惹かれた。」と話した。

「時をかける愛」は2019年放送開始以来、未だに討論されつづけており、韓国での関心度も高くなっている。去年の金鐘奨授賞式のライブ配信で「時をかける愛」のキャストとスタッフが映ると、大勢の韓国ファンがネットでコメントしていた。

今年8月31日まで「時をかける愛」は韓国の映画館で上映され、これは台湾ドラマで史上初のこと。上映されたのは12話と13話のみだったが、韓国のファンは映画館に足を運び大きなスクリーンで鑑賞した。また、今年9月に本作のDVDが韓国に発売される予定だ。三鳳製作は今回BCWWが開催したオンライン座談会という国際の舞台を通じて、台湾ドラマの実力と魅力を伝えること願っている。


BCWW2021オフィシャルサイト:https://www.bcww.kr/home/conference/conferenceProgramList.do

翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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