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【“東京で” 台湾ごはん何食べる?】第1回 胡椒餅と鹹豆漿@四ツ谷一餅堂

きっかけはマンガ『台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記』(AKRU・著 幻冬舎)。「この漫画に出てきた台湾ごはんが食べてみたい!」と思った私、台湾未経験の編集部員Aですが、今はなかなか台湾に行けない…。そこで、日本在住の台湾人ローズさんが東京で美味しい台湾グルメが食べられるお店を教えてくれました!

【今回のお店】四ツ谷一餅堂(東京都新宿区四谷1丁目17−8)
台湾&胡椒餅が大好きなオーナー浅古さんが「いつか胡椒餅のお店を開きたい!」と台湾中の胡椒餅を食べ歩き、お店をオープン!こだわりの窯で焼き上げた胡椒餅は、ぜひ一度食べてほしい味。テイクアウトもあります!
※お店の詳細は記事の最後へ


☺ローズさん   台湾生まれの台湾人。「台湾と日本の架け橋になりたい!」
☺Cinem@rt編集部員A    日本生まれの日本人。「台湾ごはんのことが知りたい!」


ローズさん
 今日は、胡椒餅(フージャオビン)と鹹豆漿(シェントウジャン)を体験してみてほしくて。

編集部員A わぁ!美味しそう!

ローズさん まずは台湾の豆乳スープ、鹹豆漿からどうぞ。

編集部員A いただきます!……あれ、豆乳だから優しい甘味かと思ったら、酸味&ピリ辛なスープだ。

ローズさん 鹹豆漿の「鹹」は「しょっぱい」という意味。だから「鹹豆漿」は「しょっぱい豆乳」って意味なんだよ。台湾では定番の朝ごはんメニューで、台湾式の朝食のお店には必ずあるんだ。


マンガ『台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記』(AKRU・著 幻冬舎)での鹹豆漿登場シーン。
四ツ谷一餅堂の鹹豆漿にも黒酢が入っているので、少しずつ固まって、おぼろ豆腐のような味わいも楽しめる。


編集部員A 具は、干しエビ、ネギ、刻んだザーサイと……このお麩みたいのは何?これにスープが沁みてて美味しい!

ローズさん これは油條(ヨウティアオ)、揚げパンだよ。ここのお店みたいに油條がスープに入っている場合もあれば、別になっていて油條をスープに浸しながら食べる場合があるの。そもそも鹹豆漿ってお店によっていろいろ違っててね。具沢山だったり、ネギだけだったり。このお店は黒酢の酸味が効いているけど、酸っぱくないお店もあるしね。ラー油や黒酢を自分でかけるお店もあるんだよ。


四ツ谷一餅堂のオーナー 浅古さんも「鹹豆漿はお店や地域によって様々で。日本だとお店や地域によって違いが出るラーメンみたいなものかもしれませんね。」と教えてくれました。台湾に行ったときは鹹豆漿の食べ比べをしてみても楽しいかも!


編集部員A このお店の鹹豆漿は具沢山だから満足感があるね。朝ごはんのメニューって聞いたけど、個人的にはダイエットしたいときの夜ごはんにもいいかも…。

ローズさん ははは、ヘルシーだしね。朝ごはんのメニューではあるけど、24時間食べられるお店もあるんだよ。

編集部員A そうなんだ!夜遅くまで働いた日に食べて帰りたいなぁ~。 鹹豆漿は家でつくったりもするの?

ローズさん うーん、作れるけどお店で食べることが多いかな。そもそも台湾は外食が多いからね。

編集部員A じゃあまたここに食べにこよう!

ローズさん あと、個人的に感じることなんだけど……台湾の豆乳って濃厚なものが多いから、日本の豆乳がたまに薄いと感じることがあって。でもこのお店の自家製豆乳はすごく濃厚! 今回は鹹豆漿を紹介したけど、次に来た時は豆乳自体も飲んでみてね!

<次のページ:四ツ谷一餅堂の名物!胡椒餅をいただきます!>

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