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「第18 回ハンミ随筆文学賞」優秀賞受賞の話題のエッセイ!『僕だって、大丈夫じゃない』本日発売

「大家さんと僕」シリーズの著者・矢部太郎さんが絶賛! 「第18 回ハンミ随筆文学賞」優秀賞受賞、今最も翻訳が期待される話題のエッセイ『僕だって、大丈夫じゃない~それでも互いに生かし生かされる、僕とあなたの平凡な日々~』が本日6月11日(金)発売となった。(電子書籍も同日発売)

長い間ERと霊安室の間で緊迫した日常に追われていた韓国の医師・キム・シヨン氏が、「もう少し違う生き方があるのではないか」と考えて移った田舎町の病院で出会う人々。親戚との関係に思い悩む主婦、人生の岐路に立つ青年、そして今日一日を逞しく生きようとする、ちょっとわがままなご年配の方々とのエピソードを、医師自身の幼き日や壮絶な過去を交差させながら、心象風景豊かに優しく紡ぎ出す。

ちょっとシニカルな町医者と、彼の診療所に集う患者たちとの対話に垣間見る、“私たちは互いに生かし生かされて、今日も生きている”という心温まる人生のメッセージ。たとえ自分が“大丈夫じゃないとき”も、周囲の人がそっと自分の味方をしてくれていることをじんわりと感じられる、38の温かくて愛おしい物語。

発売を記念し、2つのイベントが開催!

① 7月2日(金)【オンライン】人気翻訳家に聞く! 共感できる韓国エッセイとは? 韓日翻訳家という仕事の魅力に迫る

 本日発売の2冊の韓国翻訳エッセイ『僕だって、大丈夫じゃない ~それでも互いに生かし生かされる、僕とあなたの平凡な日々~』『あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書』発売を記念し、翻訳者の岡崎暢子さん、藤田麗子さんが登壇するオンラインイベントが開催。

② 7月5日(月)「モヤモヤを抱えて働くあなたへ贈るーー精神科医に聞く!“感情労働者”の心のモヤモヤとの付き合い方」
『僕だって、大丈夫じゃない』刊行記念! 翻訳を手掛けた岡崎暢子さんと精神科医の名越康文先生が登壇し、仕事上で自分の心の弱さや鬱憤に日々向き合う人々への“しなやかな仕事の仕方”のヒントについて語ります。


『僕だって、大丈夫じゃない~それでも互いに生かし生かされる、僕とあなたの平凡な日々~』

著者 キム・シヨン 
韓国の片田舎に位置する、五日市が立つ広場の傍らで診療所を営む医師。医大で学んだ後、人命救助の最前線に身を置きたくて、長い間ERと霊安室の間を右往左往する。十数年前、何の因果か町医者となり、緊迫していた前職とは打って変わった平和な場所に身を置く日常に。
子どもの頃から暇を見つけては書いていた日記を再び綴り始めたところ、またもや何の因果かそれらの文章がハンミ随筆文学賞を受賞し、出版されることになる。
お婆さんたちの荒れた手を握りながら、「いい加減にお仕事を引退したらどうですか?」と言うのが現在の仕事であり、帰宅して家族と二匹の犬と触れ合うのが日々の楽しみで、この退屈で平凡な日常の中に時折感じる幸せを忘れないように記録するのが趣味である。

訳者 岡崎暢子(おかざき・のぶこ)
韓日翻訳家・編集者。韓国人留学生向けフリーペーパーや韓国語学習誌、韓流ムック、翻訳書籍などの編集を手掛けながら翻訳に携わる。訳書に『あやうく一生懸命生きるところだった』『今日も言い訳しながら生きてます』(ダイヤモンド社)、『頑張りすぎずに、気楽に お互いが幸せに生きるためのバランスを探して』(ワニブックス)、『1cmダイビング 自分だけの小さな幸せの見つけ方』(宝島社)、『自分をすきになる こころの練習帳』(小学館)などがある。

仕様:A5判変形・並製/304頁
価格:1,650円(税込み)
発売日:2021年6月11日発売
発行:キネマ旬報社

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