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中戯は役者、北電はスター、上戯はイケメン?! 出身校から考える、90年代うまれ俳優の特徴<前編>

引用元:wechat Vlinkage 公式アカウント:「Vlinkage」
記事タイトル:「三大院校90后演员图鉴:北电有热度,中戏重口碑,上戏还在追 」


北京電影学院(北電)、中央戯劇学院(中戯)、上海戯劇学院(上戯)は中国屈指の舞台芸術学校だ。各校が独自の風格や特性を持ち、「中戯は役者、北電はスター、上戯はイケメン」の俳優が出てくる…などと世間では称されることも。

しかしこうした例えは、俗に70后、80后、85后(1970、1980、1985年代生まれ)の俳優たちの出身校とその特徴を現したものでもあるのだとか。では、その後の90后や95后(1990、1995年代生まれ)の俳優にも、この学校別の特徴が当てはまっているのだろうか?

上の図は、北京電影学院出身の芸能人とその出演作をまとめたもので、90后で特出しているのはヤン・ズー(楊紫)チョウ・ドンユィ(周冬雨)

ヤン・ズーはここ1年の商業価値ランキングで示す指数も高く、作品評価・口コミともに目覚ましい活躍を見せている。「Go!Go!シンデレラは片想い」「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」「青雲志 ~天に誓う想い~」「歓楽頌(原題)」の4作品の人気指数はいずれも85を超え、レビューサイト豆瓣においては「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」が7.7と、高い評価を獲得している。


一方のチョウ・ドンユィは、文芸作品路線で活躍しており、作品の質と評判は非常に高い。映画『七月と安生』『少年の君』の両作品は、豆瓣で7.6、8.3ポイントと共に高評価を獲得しており、チャン・ツィイー(章子怡)ジョウ・シュン(周迅)らを継承するような、映画女優としての力を備えている。

95后で特出しているのは、グァン・シャオトン(关晓彤)ウー・レイ(呉磊)。しかしながら、人気の高い2人はともに演技に浮き沈みがあり、作品のクオリティが十分に安定せず、引き続き演技の向上が必要とも。

下の図は、中央戯劇学院出身の芸能人とその出演作をまとめたもの。

チャン・シンチャン (張新成)はこの1年の商業価値ランキングで示す指数も高く、話題性の高い作品に出演も果たしており、若手俳優の中でも特に注目を集める存在。ドラマ「家族の名において」から、「你好,旧時光(原題)」まで、高い評価を獲得した。

また、特筆すべきはバイ・ユー(白宇)チュー・チューシアオ(屈楚蕭)の活躍。商業指数は控えめな結果になっているが、それぞれの代表作である「ロング・ナイト沈黙的真相」や、映画『流転の地球』は非常に評価が高く、中戯出身俳優の演技力の高さを証明したともいえる。

95后で特出しているのは、アイドルからのスタイルチェンジを果たして成功したイー・ヤンチェンシー(易烊千璽)。映画・ドラマ作品ともに彼の出演作は名作の評価が高く、今後の展開が期待できる存在だ。

リウ・ハオラン(劉昊然)フー・シェンシュー(胡先煦)は、作品と評判がしっかりと安定しており、同年代の男性俳優において二人は「演技の教科書」的な存在に。


後編につづきます


翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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