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『返校』監督×チェン・ボーリンの新作映画はホラーコメディ 目指すは抱腹絶倒

ニュース提供元:牽猴子整合行銷股份有限公司

2019年、 2億5000万元(約9億7000万円)の興行収入を記録した、戒厳令下の台湾を描いたサスペンススリラー『返校(原題)』(2021年7月、日本公開予定)。本作の成功後、監督のジョン・シュー(徐漢強)に対する次回作への期待は高まるばかりだ。

「新作はいつ見られるのか」と周囲からの大きなプレッシャーにさらされてきた彼が、もう一人の脚本家ツァイ・クンリン(蔡坤霖)とともに、ついに新作の制作に着手する。


旧正月開けの2月17日、新作『鬼才之道(原題)』の内容が明かされ、数百万元を投じた6分間の先出し映像もネットで公開された。

かねてからコメディを撮りたいと公言していたジョン・シューだが、近年のホラー映画人気に触発され、今回はあまり重くない内容であると同時に、笑って泣けて、さらに意外性のある全く新しいホラーコメディに挑戦するという。主演はチェン・ボーリン(陳柏霖)とチャン・ロンロン(張榕容)。受賞歴のある豪華共演陣のほか、後日もう一人の主演が明かされる。


チャン・ロンロンは、凶暴でパワフル、これまでにないタイプの幽霊キャサリン、チェン・ボーリンは、ぼさぼさの長髪に赤い服をまとった、落ちぶれた幽霊マコトを演じる。チャン・ロンロンは派手な動きが多く、腰を後ろ側に曲げて歩く『エクソシスト』の古典的な動きや、凶暴な表情でビルから飛び降りるアクションに挑戦した。

彼女は「普段からヨガをしていなければ、やばかった。顎が外れるかと思うほど大袈裟な表情もした」と話した。


外見の作りこみに苦心したのはチェン・ボーリンだ。監督のジョン・シューは、男前のチェン・ボーリンに落ちぶれた幽霊の雰囲気を出させるために、風にそよぐカツラと、女性のように見える赤い服を特注。さらには深夜、霧雨が大雨に変わるまでチェン・ボーリンに山の中を走らせたという。


これについてジョン・シューは「役作りの上で、ボーリン本来のかっこよさを完全に封じる必要があった。ぼろぼろであればあるほど、見る人に彼がチェン・ボーリンだと忘れさせることができるから」と説明した。先出し映像では、主演の二人が徹底的に出来損ないの役どころにされており、その甲斐あって作品に対する期待はますます高まっている。

『鬼才之道』は、2021年下半期に撮影を開始し、2022年に公開予定。最新情報は公式ファンページ(www.facebook.com/DeadTalentsSociety)で随時更新される。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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