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台湾映画の"進化する多様性"を知るー 上映&トークイベント「台湾映画の"いま"」開催決定!

8/1上映『ぼくの人魚姫(原題:傻傻愛你,傻傻愛我)』

2016年からスタートした台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映イベント「台湾映画の"いま"」。毎回、申し込み開始から数分で満席になるという大人気イベントだが、好評を受け 5 年目となる今年も開催されることが決定した。

※オンラインでの開催に変更(7/17)。詳細はこちら⇒http://www.cinemart.co.jp/article/news/20200717002976.html


この4年間、2000年以降の台湾映画の新しい流れと各作品からオリジナリティと未来へ向けての模索をテーマごとに作品と共に伝えてきた「台湾映画の"いま"」だが、今年のラインナップは全て新作と未公開作品で構成されており、台湾映画の「進化する多様性」を感じられる内容になっている。

今年の第一回は、昨年秋に台湾で公開されたハートウォーミングなファンタジー『ぼくの人魚姫(原題:傻傻愛你,傻傻愛我)』を上映。トークテーマは、作品解説と台北電影節についてだ。

申し込み受付は 7 月 20 日(月)正午から先着順で受付。台湾文化センターのホームページ(http://jp.taiwan.culture.tw)にて。毎回すぐに満席になってしまうため、ご興味のある方は早めのお申込みがおすすめ。

また10月24日には、トークゲストとして昨年上映され好評を得た『High Flash〜引火点』の莊景燊(ジャン・ジンシェン)監督が来日予定。新作『よい子の殺人犯(原題:最乖巧的殺人犯)』を携えて出演する予定だ。(各国の出入国の状況により変更の可能性があります)

莊景燊(ジャン・ジンシェン)監督

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2020台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"~進化する多様性」

開催日程:2020 年 8 月〜11 月(8 回)※下記参照
会場: 台湾文化センター、イベントフロア 台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京都港区虎ノ門 1-1-12 虎ノ門ビル 2 階)⇒オンラインにて開催
入場:無料
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
イベント形式:映画の上映とトーク

※台湾文化センターにおける「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づき、
・お客様にもマスク着用、検温、等のご協力をいただきます。
・体調不良の場合は入場をお断りすることもございます。
・状況により、日程・内容なども変更の可能性があります。




8 月 1 日(土)14 時〜
上映作品:『ぼくの人魚姫(原題:傻傻愛你,傻傻愛我)』(2019年)
トーク:作品解説と台北電影節について

監督:藍正龍(ラン・ジェンロン)
脚本:徐譽庭(シュー・ユーティン)
出演:Leo、郭書瑤(グォ・シューヤオ)
藍正龍(ラン・ジェンロン)
恬妞(ティエン・ニウ)
張庭瑚(チャン・ティンフー)

人気俳優藍正龍(ラン・ジェンロン)の初監督作品。ダウン症の青年の初恋を通して、ハンディのある子供の家族や社会との関わり、愛と勇気を描いたハートウォーミングストーリー。




8 月 22 日(土)14 時〜
上映作品:『楽園(原題:樂園)』(2019 年)
トーク:作品解説と実話の映画化作品について

監督:廖士涵(リャオ・シーハン)
出演:王識賢(ワン・シーシェン)
原騰(ユアン・タン)
許安植(シュー・アンジー)

薬物中毒の更生施設を運営する1人の男性と青少年たちとの物語を、実話をもとに映画化されたヒューマンストーリー。




8 月 29 日(土)14 時〜
上映作品 『ここからの未来(原題:未來無恙)』(2019 年)
トーク:作品解説、ドキュメンタリー映画の現状

監督:賀照緹(ハー・ジャオティ)

花蓮に住む2人の貧困家庭の少女の成長を追ったドキュメンタリー。彼女達の 10 代から大人になるまでの 7 年を描き、監督は100 を超えるバージョンの編集をした。




9 月 12 日(土)14 時〜
上映作品:『狂徒』(2018 年)
トーク:作品解説、台頭する若手監督たち

監督:洪子烜(ホン・ズーシュアン)
出演:吳慷仁(ウー・カンレン)
林哲熹(リン・ジャーシー)
謝欣穎(シエ・シンイン)
李千娜(リー・チエンナ)

台湾では珍しいサスペンス・アクション。洪子烜監督の長編第一作。台北電影奨の視覚効果賞と芸術貢献賞、金馬奨で撮影賞とアクション賞を受賞。




9 月 26 日(土)14 時〜
上映作品:『孤独なあなたたちへ(原題:致親愛的孤獨者)』(2019 年)
トーク:作品解説、台湾の短編映画事情

監督:練建宏(リエン・ジエンホン)
廖哲毅(リャオ・ジャーチー)
于瑋珊(サニー・ユィ)
出演:林慈恩(リン・ズーオン)
李雪(リー・シュエ)
張寗(チャン・ニン)

"孤独"をテーマに、舞台とドラマ、小説、映画で展開している作品の映画版。小玉、凱涵、小薰という 3 人の女性それぞれを主人公にした 3 編のオムニバスで、舞台とは違うキャストで演じられた。




10 月 10 日(土)14 時〜
上映作品:『アウトサイダー(原題:鬥魚)』(2018 年)
トーク:作品解説、明日を担う若手俳優たち

監督:柯宜勤(クー・イージン)
出演:林柏叡(リン・ボールイ)
王淨(ワン・ジン)
安以軒(アン・アン)
藍正龍(ラン・ジェンロン)、
張勛傑(マイケル・チャン)

2004 年に大ヒットした青春純愛ドラマの映画化で、時代を 1987年に移し、ドラマ版のメインキャストも特別出演している。



10 月 24 日(土)14 時〜
上映作品:『よい子の殺人犯(原題:最乖巧的殺人犯)』(2019 年)
トーク:スペシャルゲスト莊景燊監督による作品解説と Q&A

監督:莊景燊(ジャン・ジンシェン)
出演:黃河(ホアン・ハー)
王真琳(ワン・チェンリン)
日台のアニメ文化を背景に、アニメオタクの主人公と貧困家庭や孤独、引きこもりなどの社会問題も盛り込んだ作品。




11 月 28 日(土)14 時〜
上映作品:『ギャングだってオスカー狙いますが、何か?(原題:江湖無難事)』(2019年)
トーク:作品解説、金馬奨レポート

監督・脚本:高炳權(ガオ・ピンチュアン)
出演:邱澤(ロイ・チウ)、黃迪揚(ホアン・ディーヤン)
龍紹華(ロン・シャオホア)、姚以緹(ヤオ・イーティ)

映画青年と黒社会が巻き起こすブラックコメディ。金馬奨で助演女優賞、デザイン奨ノミネート。台北電影奨でも助演女優奨など 7 部門にノミネート。

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