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第12回 恋の翻訳機がほしい!あなたに「私のキライな翻訳官」/後編「その恋心を翻訳!頑張り屋ヒロイン フェイの場合」






<前編「その恋心を翻訳!ドS上司 ジアヤンの場合」はこちら>




頑張り屋ヒロイン&ドS上司のラブストーリー『私のキライな翻訳官』。

お互いに女心、男心がわかっていない恋に不器用な2人の心理を翻訳しながらラブストーリーを分析!
後編はヤン・ミーが演じる頑張り屋ヒロイン、フェイの場合を見ていきましょう。




人一倍努力する頑張り屋

フェイは母子家庭で苦労しながらも、プロの通訳になりたいという夢を持って勉強に励んできました。

学費も生活費も奨学金やバイト代でまかなって、自立して頑張っている努力家です。
だから目標だった高等通訳学院に入ると、鬼教官ジアヤンの猛特訓にも弱音を吐かずに耐えます。

この時のフェイの心を翻訳してみると......

「屈辱をバネにして結果を出すしかない!」

ジアヤンの不条理に思えるシゴキも通訳上達のためと思えば頑張れるフェイ。
いつも間が悪く、ジアヤンからお金にがめついとか、パパ活してる(!)と疑われてしまうけれど、彼には何を言っても言い訳と思われてしまうので、とにかく結果を出して認めてもらうしかないと考えます。

さらに、彼女の心の底にある気持ちは......
「人生ラクしてきた金持ちのボンボンには負けたくない!」

ジアヤンは親の金でゼイタクするのに慣れているお坊っちゃま。
そんな彼に負けるわけにはいかないという対抗心が彼女の心の拠り所になるのです。





恩返しでドS上司の恋を応援

また、芯が強くしっかり者のフェイは、誰かが困っていると放っておけず、友人に対しても義理堅いタイプ。
バイト先では後輩のためにミスを肩代わりしてあげたり、高等通訳学院ではみんなで難しい課題をやり遂げるにあたりまとめ役を買ってでたり、他人のためにも一生懸命に頑張ります。

だから、誤解が解けてだんだんとジアヤンと信頼関係が築けてくると、彼のためにも一肌脱ごうと考えます。
それはシャオホワのことが好きでも告白できないジアヤンの恋を応援すること!

そんな世話焼きのフェイの心を翻訳してみると......

「悪魔と思ってたけど人間らしいところがあるんだな(意外と可愛いじゃん)」
「日頃お世話になっているお礼のために、これぐらいのお返しはしないと!」


そこで、フェイは「愛の翻訳語辞典」という恋愛実用書を手作りしてジアヤンに渡し、「後で後悔するより今告白したほうがいい」とアドバイスします。






恋と仕事のジレンマ

そんなふうに人には恋のアドバイスをしていたフェイですが、自分の恋心には無頓着。
ジアヤンのことは"アクシデントキス"から意識し始めていたし、シャオホワに失恋してボロボロの彼を慰めたのも、彼のことが心配で気になっていたからなのに、自分ではそのことに気づきません。

そんな中、スイスの雪山で中国人の遭難者が出て、救助隊と一緒に通訳として山に登ることになったジアヤンとフェイ。
そこで新たな雪崩が発生して2人は谷底へ!
気を失ったジアヤンを見て焦ったフェイは、その時初めてはっきりと「彼が好き」と自覚します。

この事故は大事に至らず、その後、無事に帰国した2人。
そこからジアヤンの態度はロマンティックな雰囲気になっていきますが、フェイはその変化に気づきません。

この時のフェイの本音を翻訳してみると......

「彼は私なんて眼中にないはず!」



常に生活やお金のことで苦労しているフェイは、恵まれた人生を送るジアヤンとは住む世界が違うと思いこんでいます。
また、上司であり教官でもあるジアヤンと付き合えたとしても、「周りから"コネ入社"や"玉の輿狙い"と思われるのでは!?」という心配がよぎります。

頑張り屋のフェイにとって、そんなふうに自分の実力を認めてもらえないことが一番悔しいことなのです。

そうなると、やっぱりこの恋は前途多難!?
フェイはいろんな障害を乗り越え、ジアヤンの胸に飛びこむことができるのでしょうか......?




恋愛で最大の過ちはすれちがうこと──
そんなテーマも軸になっている『私のキライな翻訳官』。

後半も、すれ違っていたジアヤンとフェイの心が近づいたと思ったら、2人の恋をジャマする事件が次々と起こり、ストーリーは最後の最後まで予断を許さない展開に。
2人がどうやって恋でも仕事でも幸せを手に入れるのか、ぜひ本編をじっくりと味わって、驚きと感動の結末を見届けてください!




Text:小酒 真由子
フリーライター。欧米からアジアまで幅広くTVドラマについて執筆中。
アクション、ラブ、サスペンスと三拍子揃った中国時代劇は大好物。
ウォレス・チョンが歌手デビューした当時、台湾に留学していた経験あり。


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発売・販売元:エスピーオー
©Drama Core


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