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【インタビュー】「サンドイッチガールの逆襲」マーカス・チャン 「夢や理想と周囲の期待、これが僕の一番大きいサンドイッチ」

台湾で同時間帯視聴率連続1位を獲得した、恋に仕事に板挟みな"サンドイッチ"女子が奮闘する胸キュンラブコメディ「サンドイッチガールの逆襲」。本作で、実はオタクなオレ様CEOチョンカイを演じブレイクを果たしたマーカス・チャンに、本作について話を聞いた。


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― 本作への出演の経緯を教えてください。

本作にはコメディ要素が入っていたので、すごく出演してみたいと思いました。そして演技だけじゃなくて音楽でも僕に活躍の場を与えてもらい、しかもかなり自由にやらせてもらえたのですごく楽しかったです。


― ロー・チンカイを演じるにあたり、演出家や脚本家から受けたアドバイス等はありますか?

本作はタイトルからヒロインが逆襲、生まれ変わることを明示しているので、監督や脚本家からは「彼女の変化を、すこしづつ見えるようにする」という指示がありました。そして監督からは、コメディのテンポについて色んなアドバイスを頂きました。


― マーカス・チャンさんは「ロー・チンカイ」をどのような人物だと解釈しましたか?

彼が家にいる時と職場にいる時とのギャップが、まさに僕の拡大版(笑)。




― ロー・チンカイを演じるにあたり、意識された点や工夫されたことはありますか?

難しかったのは彼には大きなギャップがあるので、性格を切り替えるポイントに対してちゃんと注意、意識、準備しなければいけなかったことです。心からこの役を信じて演じていると「僕がロー・チンカイだ」と感じられました。そのことを大切にして演じました。


― 本作で、ご自身が選ぶベストシーンを挙げるならどのシーンですか?

穴に落ちるシーンかな。穴の外にいるシーンと穴に落ちた後のシーンは二日分けて撮影したんです。当時、監督から「落ちる瞬間はフリーズ!」という指示があって(笑)。完璧なシーンを撮るためにこだわって、撮影が終了した時にはもう朝でした...。


― ヒロイン、スウ・シャオチンを演じたエスター・イェさんと共演されてみていかがでしたか?

彼女は最初、結構プレッシャーを感じていて。穴に落ちるシーンの撮影が終ってから、ちょっと気分が晴れなかったんです。その時、僕は彼女を慰めて、支えて、勇気をあげて「よく出来たよ」と伝えました。次の日に会ったとき、彼女はまた笑顔に戻っていたので「ポジティブで元気いっぱいな女の子だな」と思いました。



― 恋のライバルとなるチュウ・ツージュンを演じたツーホンさんとの共演はいかがでしたか?撮影中の印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

僕たちが演じたキャラクター同士は、背景も違うし性格からみても友達になりやすいタイプじゃなかったけど、ツーホン本人はすごく明るくて性格も可愛いから、僕はすぐ彼のファンになりました。演技面で彼はすごく爆発力のある俳優だと思います。


― オープニング曲の「三明治女孩」では作曲を、エンディング曲の「Still Love You」作詞・作曲・歌唱を担当されましたが、どういった想いを込めてそれぞれの曲を作りましたか?

期待の気持ちで、作品が認められたら嬉しいという気持ちで、慎重に、丹念に作った作品なので、好きになって頂けると嬉しいです。



― 本作はタイトルにもある通り、仕事でのつらい板挟みから、2人の男性にアプローチされるという羨ましい板挟みまで、様々なサンドイッチが登場しますが、マーカス・チャンさんご自身が体験されたサンドイッチはありますか?

僕自身の夢や理想と、家族から僕への期待がズレていることが、僕の一番大きいサンドイッチです。


― 穏やかなメガネ庭師とツンデレイケメンCEOという正反対の表情をもったロー・チンカイですが、マーカス・チャンご自身に近いのはどちらですか?

僕はこの二つの面の両方を持っているけど、日常生活ではそこまでの激しいギャップではないかもしれません。ロー・チンカイは僕の拡大版という感じ。遊ぶ時は思い切って遊んで、仕事のときは真面目でちゃんとする。


― 台湾での放送の際、視聴者からロー・チンカイが「仏系彼氏」と呼ばれていましたが、マーカス・チャンさんご自身を「○○彼氏」と称するなら、どんな「○○彼氏」でしょうか?

エスター・イェは僕を「ナマケモノ系彼氏」と言ってましたよ(笑)。
皆さんにも「サンドイッチガールの逆襲」を観終わった後、ぜひロー・チンカイを「○○彼氏」なのかを考えてみてもらいたいですね。





― これからご覧になる日本の視聴者に向けて本作の見どころを教えてください。

チンカイとシャオチンのやりとりが、皆さんに恋愛のドキドキを感じさせると思います。オフィスでの雰囲気はすごくよくて、ドラマの中で描かれる困難と挫折は皆様も実際に直面するようなものなので、共感していただけると思うし。皆さんが現実で直面することの答えを、このドラマが出すことはできないかもしれないけど、「共感できるし、癒される」と感じていただけるようなドラマだと思っています。


― マーカス・チャンさんが音楽を始めたきっかけはなんですか?

僕は子供の頃にニュージーランドに留学していたのですが、その頃はいつも一人で、ずっと音楽を聴いていました。その時、ギターを弾いて時間を潰すのが好きになりました。音楽は僕にとって友達みたいな存在で、心配事を解消したり妄想を満たしたりしてくれます。




― 歌手から俳優としてデビューされたきっかけを教えてください。

CM撮影で初めてお芝居に挑戦しました。当時は楽しいと思って、もっと演技の経験を積みたいと思って、初の映画『等一個人??(原題)』に出演することになりました。

― 俳優としてのターニングポイントとなった作品を上げるなら、ご自身にとってはどの作品ですか?その理由も教えてください。

「1989?念間(原題)」。これは僕の初主演のテレビドラマです。当時はまだ繁体字に慣れていなかったから、脚本の勉強と役作りに色々と努力した思い出があります。


― 出演作を決める際に、もっとも大事にしていることは何ですか?

僕にとって脚本がすごく大事。ストーリーが惹かれるものを重視しています。




― 本作でもヒロインが夢を語るシーンが出てきますが、俳優マーカス・チャン/ミュージシャンマーカス・チャンとして、それぞれ叶えたい夢はなんですか?

僕自身の考えを共有することができること、自分と同じ状況にいる方たちの役に立って、そういう方たちの癒しになり、「孤独じゃない」と思ってもらえるようになりたい。


― 日本のファンに向けて、メッセージをお願いいたします。

(日本語)ありがとうございます!
ぜひ皆さんに「サンドイッチガールの逆襲」を好きになっていただきたいです!




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