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今、ヴィック・チョウが時代劇に選ばれる理由|中国時代劇トリビア#10

WEBサイト・Cinemartで新連載「"F4"が巻き起こしたこと」がはじまり、7月にはヴィック愛?を語るトークイベントも開催!ということで、この時代劇トリビアでもぜひともF4企画を盛り上げたいっ!!なんか参加したいっ!! ということで、今回は『今、ヴィック・チョウが時代劇に選ばれる理由』を探っていきたいと思います。

「如歌」ヴィック・チョウ

「如歌~百年の誓い~」より

2018年になってから、ヴィックの古装劇(時代劇)が続けて放送されるようになりました。ヴィック主演の時代劇は「皇帝と私の秘密~櫃中美人~」「如歌~百年の誓い~」のほかに、2018年に撮影された未公開の歴史ドラマ「大宋明詞」が控えており、この作品はリウ・タオがヒロインを演じ、ヴィックは宋朝の第三代皇帝真宗の生涯を演じています。

なぜ今、時代劇にヴィックなのか?

まずはあったり前!で申し訳ないのですが、その華やかなルックスに要因があると思います。映画『僕は君のために蝶になる』でヴィックを起用したジョニー・トー監督も「男前!」と認めるくらい、カメラ映えする顔立ちは、荘厳で華麗な衣装を身に着ける時代劇にもうまくハマります。

「皇帝と私の秘密」ヴィック・チョウ

「皇帝と私の秘密~櫃中美人~」より

そして、多くの映画作品出演を経験してきた演技力。これもすでにベテランの域に入る俳優となった今日では、押さておきたい重要なポイントでしょう。その演技力には、シリアスな演技だけでなく、コメディもできる器用さも必要とされていて、そこを上手く演じ分けられるヴィックは、やはり貴重な存在といえそうです。余裕を感じさせる、ちょっぴりおじさんっぽいヴィックも魅力的です!もしかすると、今大注目の「イケオジ」候補として将来性NO.1なのかも?

「皇帝と私の秘密」ヴィック・チョウ2

「皇帝と私の秘密~櫃中美人~」より

そして!もっともヴィックが"歴ドラ映え"するのは、闇・独特の暗さ...があるからなのではないでしょうか?顔は笑っているけれど、瞳の奥は笑っていない。うっすら闇を匂わせる雰囲気が人の生き死にと背中合わせの刹那感を強く感じさせ、武侠の世界や人間の生き様を描く歴史作品にしっくりくるように思います。

そんなちょいダークな雰囲気が、ドラマのヒロインでなくとも、なんとなく守ってあげたい気持ちにさせられちゃったりしませんか!? 完璧なヒーロータイプではなく、ダメンズ要素があるところも、女心を揺るがす彼の魅力の一つだと思います。ヴィックがまとう耽美・優美・憂い・儚さ...まさに「如歌~百年の誓い~」の銀雪のイメージにぴったり!!あぁ、やっぱり素敵!!

「如歌」ヴィック・チョウ2

「如歌~百年の誓い~」より

さて。皆さんは、ヴィックのどんなところが大好きですか? 密かに温めてきたヴィック愛?を、ぜひぜひ7月のトークイベントでさく裂させて下さい! ヴィックの新たな魅力を、ファンの皆さんと発見、共有できると嬉しいですね! たくさんのご参加、心よりお待ちしてます~!

Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。『台湾エンタメパラダイス』『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)にて執筆記事掲載中。

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