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【のむコレ2018特集】ドラゴンフライ・古川健さん×シネマート番組編成担当・野村武寛さん インタビュー




去年からシネマート新宿&シネマート心斎橋でスタートした、劇場発信型映画祭「のむコレ」。11月3日からのスタートに向け、Cinemartでは「のむコレ2018」の見どころやここだけの裏話をお届けしていきます。
特集第2回は、「のむコレ」チラシデザイン担当・有限会社ドラゴンフライの古川健さんと、「のむコレ」のチェアマンでありシネマート番組編成担当・野村武寛のインタビューをお届けします

「のむコレ2018」公式サイト

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― 「のむコレ」のチラシデザインは2年連続ドラゴンフライにお願いしていますが、古川さんは普段はどういったお仕事をされているのでしょうか?

ドラゴンフライ・古川健さん(以下、古川) ドラゴンフライは、主に映画の宣材物のグラフィックデザインの仕事をしております。他にもテレビドラマの番宣用ポスターですとかDVDのパッケージなど、映像業界のグラフィックデザインを中心に請け負っている会社ですね。私は営業と制作進行を担当しています。私以外に4名の社員がいるのですが、全員デザイナーですね。

「のむコレ2018」チラシ



― 野村さんはチラシデザインを依頼されるとき、どういったイメージをお伝えしたんですか?

シネマート・野村武寛(以下、野村)  去年は「僕のハンコを押したようなデザインにして」と伝えて、今年は「書道みたいのにして」と伝えました。そしたら「わかりました!」と言われて1週間後に届いたデザインが、もうばっちり。こんな風になったんや、すごい!って思った。どんなものでも妥協点みたいなものはどうしても出てきてしまうけど、「のむコレ」のチラシに関しては、いつも「これ~!これ、ええやん!」です(笑)。

「のむコレ2017」チラシ



古川 一応、他の案も何点か用意していくんです。でも野村さんはブレないので、もう一発目で「これ!」って(笑)。

野村 そう1発目!「まさに!」というのを持ってこられるから。

古川 来年のハードルが上がってるような気がして怖いです(笑)。



― 今年は書道のロゴにしようと思った理由は?

野村 香港やアジアっぽさがあるかなって。あと僕、「のむコレ」の文字は必ず太くしたいんです。いやらしいんやけど、作品と同じく「のむコレ」という企画もちゃんと目立たせたい。



― エスピーオー(※1)の社内でもチラシが届いたとき「書道?!」ってリアクションが多かったです。この字は誰かが実際に書いたものなんですか?
※1エスピーオー:シネマート新宿・シネマート心斎橋の運営会社。アジアドラマを中心にDVDパッケージなどをリリースしている。

「のむコレ2018」の書道ロゴ



古川 実際に我々が書いたわけではないです。グラフィック処理をして作りました。

野村 これ以上は企業秘密だから言えないな(笑)。あと、実はもう古川さんとのお仕事は、今年はおしまいなんです。「のむコレ」が始まる前におしまい。だから2人の間にはもう「のむコレ2018」は終わった感が...(笑)。

古川 私もチラシの納品を完了して、もうホッとしている感じです(笑)。



― そんな...!(笑)ドラゴンフライでは映画チラシのデザインが多い、とのことでしたが、どういう作品をやられているんですか?

野村 シネマートでかかる韓国映画はドラゴンフライさんがチラシを担当されていることが多いですよ。



― 韓国映画が多めなんですか?

古川 比較的多いですね。10月シネマートで上映される『ファイティン!』(※2)もそうですし。

『ファイティン!』チラシビジュアルc2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved


※2『ファイティン!』:大人気のマ・ドンソク主演。50センチの上腕筋を持つ孤独な男(マ・ドンソク)が、「絆」のために頂点を目指す腕相撲アクション・ドラマ。10月20日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開。 公式サイト:http://fightin.ayapro.ne.jp/

野村 初めて依頼した時は知らなかったんだけど、実はシネマートと親和性が高かった。「のむコレ」でお世話になるようになってからも、僕はよく配給会社の人に「チラシはぜひドラゴンフライさんで!」って言ってます。

古川 実際にそれでいただけた仕事もいくつかあります(笑)。(※3)

※3 それでいただけた仕事:実はシネマートの運営会社、エスピーオーもその一つ。「のむコレ」がきっかけで、韓国ドラマの「裸の消防士」「ゴー・バック夫婦」、中国ドラマ「花と将軍~Oh My General~」ほか多くのDVDパッケージのデザインをドラゴンフライにお願いしている。




― いままでデザインを担当された作品で印象に残っている作品はありますか?

古川 TBSの「逃げるは恥だが役に立つ」のデザインは弊社が担当させて頂きました。思わぬ大ヒットをしたので、驚きましたね。それ以来、営業でよく名前を出させてもらっています(笑)。

野村 すぐ浮かぶもんね。



― 「のむコレ2018」のデザインは"逃げ恥"のデザインを作った会社なんですね(笑)

古川 デザイナーは異なるんですけど、会社は同じです(笑)。




― では古川さんがイチ映画ファンとして、「のむコレ2018」で気になっている作品はありますか?

古川 『狂獣』がおもしろそうだなと思ってます。マックス・チャンさんって大人気らしいですね。先日、配給会社の方とお話ししていて観たくなりました。



― 香港映画ですね。「のむコレ」はアジア映画も多いですけど、様々な国の作品が上映されますよね。チラシにも国旗が作品解説のところに入っていて、パッと見たときにワールドワイドな作品が集まっているんだ、と感じられました。スティーブン・セガールの『沈黙の達人』では4つ国旗が並んでて(笑)。

野村 どんだけやねん!って(笑)。

古川 確認しましたもんね、これ4つもいれるんですか?って(笑)

「のむコレ2018」チラシより抜粋




― あと、チラシをみて気になったのが...「のむコレアベンジャーズ」というのは?

野村 これは僕のアイデア。4人そろったから、アベンジャーズにしようって。怒られへんかなぁと思いながら(笑)。

古川 「アベンジャーズ?」ですからね「?」ついてるから(笑)。



― では最後に、チラシをご担当された古川さんから見て、去年と今年「のむコレ」。違いはどんなところにあると思いますか?

古川 作品数ですね。圧倒的に作品数が増えたので、最初ちょっと焦ったんです(笑)。最初の打ち合わせの時に、「去年ぐらいの作品数だとチラシの裏表紙にいれるものがないですね」と話をさせていただいていて。「じゃあ作品の本国オリジナル素材をもらってギャラリー風にアレンジしたらどうでしょう」なんて言ってたんですが、ふたを開けてみたら作品紹介だけでみっちりでスペースが無くなってしまいました(笑)。チラシを作っている側からも、映画祭が発展というか進化しているという感じがします。来年はさらに増えて...。

― じゃばらみたいなチラシに...。

野村 そのときは宜しくお願いします(笑)。

<おわり>


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「のむコレ2018」
名作映画発掘フェスティバル「のむコレ」が、上映作品24 本にスケールアップして今年も開催?
11 月3 日(土・祝)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催!
「のむコレ2018」公式サイト

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