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【HIStoryリリース記念特集】コラム2「BLを取り巻く背景」




台湾で熱狂的ヒットとなったウェブドラマ「HIStory」シリーズ。
日本では2017年10月~11月に東京・名古屋・大阪で劇場公開され、この度セル&レンタルDVDもリリース!このDVDリリースを記念し、Cinemartでは【HIStoryリリース記念特集】と題し、キャストのコメントやコラムをお届けします。ぜひお楽しみください!


【HIStoryリリース記念特集】
コラム1「台湾BL事情」 2017.12.1更新
コラム2「BLを取り巻く背景」」 2017.12.1更新
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スペシャルコメント:『マイ・ヒーロー』アーロン・ライ(賴東賢) 2017.11.30更新
スペシャルコメント:『マイ・ヒーロー』ジアン・ユンリン(?昀霖)2017.12.4更新
スペシャルコメント:『離れて、離さないで』デューク・ウー(?承璟)2017.12.5更新
スペシャルコメント:『離れて、離さないで』エディソン・ソン(宋柏緯)2017.12.6更新
スペシャルコメント:『ボクの悪魔』セン・ジュン(森竣)2017.12.7更新
スペシャルコメント:『ボクの悪魔』テディ・レン(任祐成)2017.12.8更新


公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/dc/t/history.html

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コラム2「BLを取り巻く背景」

 台湾では蔡英文総統をはじめ、アーメイ(張恵妹)やジョリン・ツァイ(蔡依林)といった国民的な人気を誇る芸能人らが声高らかに同性婚を支持し、同性愛を扱った映画やドラマも枚挙にいとまがない。

さらに日本の裁判所に相当する司法院が、同性婚が認められない現行の民法は「違憲」だと判断したのは今年5月。

5カ月後の10月末に行われたアジア最大のプライドパレード「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」には、推計で過去最多となる12万3千人が参加、日本からも歌手のMISIAさんが駆けつけるなど、例年以上の盛り上がりを見せた。
こうした状況から見ても、台湾でのLGBTに対する理解度は日本よりずっと高いといえるだろう。



 では一般社会でも広く受け入れられているのかというと、実はそうとも言い切れない。

街中を歩けば、確かに仲睦まじそうに歩く同性カップルを見かけるし、LGBTが話題に上ることも多い。
しかし、それでも社会全体が受け入れているとは言い難く、一部では根強い偏見もあるので、デリケートな事柄であることに変わりはない。


 BL嗜好も同様のため、本人たちは大っぴらにその趣味を公表していないのが現状だ。
それでもBL好きの彼・彼女たちは慎重に、かつ水面下でひっそりと同士を探しつつ、健全にBLを楽しんでいる。


<コラム1「台湾BL事情」はこちら>



text:二階堂里美(ライター兼編集者) 
中国・台湾関連の雑誌編集を経て、ライター、翻訳者として活動。中国経由で現在台湾在住。
「中国時代劇で学ぶ中国の歴史」「華流テレビドラマコレクション」(キネマ旬報社)など華流ムックの執筆に携わるほか、台湾ドラマのオフィシャルインタビューなども担当。


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2017年/台湾/音声:オリジナル中国語/字幕:日本語/発売・販売元:エスピーオー/cCHOCO MEDIA CO., LIMITED

公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/dc/t/history/

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