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【いま!こそ再読】チャウ・シンチー新作映画『美人魚』上映9日で興収20億人民元突破

現在、シネマート新宿&心斎橋で上映中のチャウ・シンチー監督最新作『人魚姫』(原題:美人魚)。なんと公開初日から立ち見が続出とかなりの大ヒットを記録しています!

この作品、本国でももちろん大ヒットを収めていました。その規模は...なんとたった上映9日興収20億人民元(※)突破!日本でも大ヒット中の今、中国大ヒット時の記事を再掲載いたします。

※日本円に換算すると335億円(1/11現在)越え...!ケタが違いすぎて想像できない...。

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香港出身の大物俳優兼監督チャウ・シンチー(周星馳)が演出した最新作映画『美人魚』(原題)は2月8日、旧暦の元日に中国全土で公開され、上映してから9日間で合計興収は20億人民元(以下:元) を突破した。



『美人魚』の上映初週興収は18億元に達し、直ちに中国国産映画歴代興行収入第2位にランクインした。2015年7月16日上映された『モンスターハント』(捉妖記)は合計興収24.38億元を記録し、ハリウッド映画も含む、中国で上映されたすべての映画の中で歴代興行収入1位を獲得した。『モンスターハント』は上映24日間でやっと20億元に達した為、この勢いでは『美人魚』はまたこの記録を更新し、合計興収は30億元に達するのではないかと見込まれている。
更に、『美人魚』は他にもさまざまな記録を更新した。公開初日の興収が2.7億元(約47.6億円)を記録し、1日当たりの最高興収を更新。そして、2月14日のバレンタインデイの興収が3億元(約52.8億円)に達し、自身が持っている単日最高興収記録を更新した。記録を更新する勢いは今も続いている。




チャウ・シンチーは90年代香港映画の代表的な俳優として中国で名前を知られている。中国映画市場はこの二、三年間で急速な発展を遂げたが、当時映画館で彼の映画を見る機会があまりなく、皆テレビで見てきた。特に現在の10~30代の若者が彼の映画を見ながら育っている。国民に最も愛されている俳優と言っても過言ではないほどの人気者である。昔、映画館でチャウ・シンチーの作品を応援することができなかったので、今回「映画館でチャウ・シンチーにチケットを還そう」という呼びかけがネットで話題となった。
2008年の『ミラクル7号』から、チャウ・シンチーは監督の仕事に専念し、表に出なくなった。彼が演出し、2013年2月7日に公開された映画『西遊記~はじまりのはじまり~』は12.48億元を記録し、当時も単日最高興収記録、歴代最高国産映画興収記録と歴代最高興収記録を更新した。



チャウ・シンチーの映画は興収だけではなく、様々な面で影響を与えている。例えば、彼の映画に出ている女優は「星女郎」(星ガール)と呼ばれている。「星ガール」とは、彼の名前の「星」という字から、なぞらえて付けられた通称である。チャウ・シンチーはよく自分の映画で新人の女性を抜擢する。彼と映画で共演したら、或いは彼が演出した映画に出演したら間違いなく必ずヒット女優になる。『食神』のカレン・モク(莫文蔚)、『喜劇王』のセシリア・チャン(張柏芝)、『ミラクル7号』のキティ・チャン(張雨綺)(他もあれば、入れてください)なども彼と共演してブレイクした女優である。
今回『美人魚』で「星ガール」になったのは今年20歳の林允(リン・ ユン)。チャウ・シンチーは12万人のオーデションから当時18歳で芝居経験がなかった彼女を選んだ。現在、彼女は飛ぶ鳥を落とす勢いの女優となっている。



ちなみに、元EXOの中国人メンバークリス(呉亦凡)も『美人魚』にゲスト出演した。映画公開後に、クリスは自分の微博(ウェイボー)でチャウ・シンチーが彼の憧れだと告白した。クリスは小さい頃から自分がチャウ・シンチーの映画をずっと見てきて、知らずに彼に影響されたと話した。また、チャウ・シンチーと会う前夜は興奮しすぎて全然寝れなかったし、本当に会う瞬間はまさか夢でも見ているかと疑うほどだったと、ファン心満載の裏話も披露した。

クリスの微博(ウェイボー)はコチラから!



映画は人魚の珊珊(シャンシャン=リン・ユン)が人間を偽装して、人間社会に潜入し、海を埋めようとする大富豪の劉軒(リウ・シュエン=ダン・チャオ(鄧超))を暗殺しようとするが、まさか彼と恋に落ちるというストーリー。一見切ないようなラブストーリーだが、絶対ファンを裏切らないチャウ・シンチー風のユーモアが溢れるコメディ映画である。
他に、キティ・チャンはリウ・シュエンに片思いする女富豪で、二人の恋を邪魔する為に人魚を研究する「極悪の女」を演じる。ショウ・ルオ(羅志祥)はシャンシャンを派遣した人魚族の一員を演じる。シャンシャンは人魚一族の存続を賭ける重大責任者だか、まさか人間と恋に落ちたと知り、ショウが激怒する...



『美人魚』の主題歌「世界始終?好」(直訳:やはりこの世にはあなたが最高)を歌ったのはかつて「星ガール」だったカレン・モク(莫文蔚)とアダム・チェン(鄭少秋)。また、チャウ・シンチー本人も主題歌に「声だけの出演」を果たした(歌う姿はPVをチェック!)。「世界始終?好」は、1983年大ヒットした香港ドラマ「射雕英雄伝」の主題歌として、中華圏で誰でも聞いたことがある「伝説の歌」である。
カレン・モクはチャウ・シンチーと7回も共演し、交際も報道されている。今回二人は15年ぶりのコラボを果たした。マスコミの取材でチャウ・シンチーは「長年転々として、やはりこの世にはあなたが最高だ」と話し、カレン・モクはそばで「私に言っているの?」と聞き、チャウ・シンチーちょっと控えて「そうだよ、全員に言っている」と答えたが、二人のやり取りを見て、ファンたちはみんな感無量だ。






文:Jenny
エスピーオーの中国人社員Jennyが、中国・台湾のエンタメニュースや流行を紹介します。

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