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【結果発表!】 「流星花園」アンケート結果ご報告 その2-「流星花園」ベストシーン

「流星花園~花より男子~」シンプルBOX発売記念として、「みんな、「流星花園」に夢中だった!」と題し実施いたしましたアンケート。募集を開始してからすぐに多くの反響があり、「流星花園」の根強い人気を改めて実感いたしました。ご参加くださいました皆様、ありがとうございました!
記事はこちら!(アンケートは終了しております)

◆「みんな、「流星花園」に夢中だった!」アンケート
アンケート実施期間:2016年2月24日(水)~3月13日(日)
設問:「F4の中で誰が好き?」「出会ったきっかけは?」「ベストシーン」「ロケ地」など
回答者数:137名

〈結果発表その1〉はこちら

第2弾の今回のテーマは、「あなたが選ぶ「流星花園」ベストシーン」です!
ではさっそく結果発表です!

第1位:最終話、監禁された道明寺がつくしとドア越しに言葉を交わすシーン(52票)
道明寺とつくしがふたたび交際を始めたことが母親にばれ、道明寺が監禁されてしまいます。類も日本から帰国し、道明寺を助け出そうとするF3でしたが失敗。絶食し衰弱してゆく道明寺。道明寺の説得に向かうつくしでしたが、許されたのはドア越しでの会話だけ。「頑張ってもダメだったら、あきらめてお母さんのいうことを聞いて」と諭すつくしに、「あきらめられるわけない。俺たちは大丈夫だ」と答える道明寺。「会いてえ」と泣く道明寺に胸が締め付けられますね。その後、許しをもらうまで雨の中で立ち続けるつくし。「無限の可能性を持っている息子の人生を決めてしまうのか?」というお姉さんの言葉が母の心を変えます。翌朝、道明寺の前につくしが......ここで一気に数々の名場面のプレイバック。そしてラストシーンへ。



第2位:「俺はお前を信じる!」(32票)
他の男とホテルにいる写真を撮られ、道明寺を裏切ったという理由で何人もの生徒に囲まれ殴られていたつくしのもとに道明寺が駆け付け、彼女を助けます。
「他人がどう言おうと、俺はお前を信じる」
つくしを抱き寄せ、お姫様だっこで自分の部屋へ。怪我の手当てをする道明寺が、つくしに「お前が好きだ。マジで好きだ」と告白。そしてなが~いキス! でもベッドの上からすべり落ちてしまう......という一連のキュンキュンシーン!



第3位:留守電にたくさんのメッセージ、そして再会(27票)
道明寺の母親の差し金で家を追い出されてしまったつくし。行方知れずになったつくしを必死で探しまわる道明寺。途方に暮れたつくしは、道明寺とけんか別れした公園にたどり着き、携帯にたくさんのメッセージが入っていることに気付きます。「どこにいるんだ?」「おかしくなりそうだ」「つくし...」「つくし...」。すべては道明寺からのものでした。そして、ふと顔を上げたつくしの前に道明寺が!! 「やっとみつけた」「どうしてここだと?」「この前殴ってから、ずっと後悔してたんだ。もう逃げるな。お前を俺に預けてくれ」という感動シーン!



第4位:流星のネックレス(20票)
上のシーンのあと、道明寺家に住み込みの使用人として働くことになったつくし。ある日の深夜、道明寺がつくしをバルコニーへと誘い、望遠鏡で流星雨を眺めます。「流星は愛の神の翼に包まれて飛んでくる。流星を見た恋人たちは永遠に結ばれるんだ」と道明寺。そしてつくしに流星のペンダントをプレゼント。高価だし受け取れないとためらうつくしの背中からペンダントを付けてあげる道明寺。「好きな女に贈り物をするのに、理由なんかいるかよ」。そしてキス。ロマンチックですね。



第5位:雨の中の別れ(17票)
道明寺とつくしを別れさせるため、優紀と和也の家族に危害を加えようとしていた母。それを知ったつくしは、道明寺と別れることを条件に手を引くように迫ります。その後、冷たい雨の中に立ち尽くすつくしに駆け寄る道明寺に、つくしが別れを告げます。
「俺のこと好きだったか? 家やお袋のこととっぱらって、俺だけを見たら?」
「好きじゃない。好きなら出て行かない」というつくしの脳裏によぎるのは、第1位、4位、6位になったシーン。道明寺がどれだけのことをしてくれたか。でも身を引かざるを得ないつくし。切なさMAXです。



第6位:拉致されたつくしを救うため、無抵抗で殴られる道明寺(15票)
順平と仲間たちに拉致されたつくしを単身で救いに行った道明寺は、つくしのために無抵抗で殴られ続けます。しかし、何度殴られても立ち上がる道明寺に順平が止めを刺そうとしたとき、つくしが身を挺して道明寺をかばいます。そのふたりの姿を見て諦め去ってゆく順平。なぜ反撃しなかったのかと怒るつくしに、「お前を守ることだけを考えていた。オレが死んでも悲しむな」と言って気絶する道明寺。とても力強くて感動的なシーンでした。その後、病院で道明寺が死んだと思わせる演技をし、枕元で泣くつくしを見て大爆笑するF4。道明寺が書いた順平たちの手配書も笑えました。道明寺を「子犬みたい」と表現したつくしもナイス!



第6位:つくしの乗ったバスを追う道明寺(15票)
言動が道明寺を彷彿とさせる阿門と出会ったつくし。道明寺の従兄弟だというこの男。でも実は偽物で、道明寺の母親につくしを誘惑するように雇われていたのです。彼は道明寺の前でつくしが気に入ったと告白。道明寺はふたりを追いかけ、気持ちをぶつけます。「お前がいなきゃダメなんだ。何があってもお前を守る。信じてくれ!」
その声に背を向け阿門とともにバスに乗り込んだつくしを、道明寺が必死に追いかけます。力尽きる道明寺。そこにつくしが...。「後で後悔しても、あいつのもとに走りたい。今やっと、心と体がつながったの」。苦しんだふたりが、ようやくひとつに。泣ける! しかしこの後道明寺は監禁されてしまうのですね......



第8位:ニューヨークからとんぼ返りして、つくしに会いに行く道明寺(10票)
バスケ対決のあと、身を引いた道明寺はニューヨーク行きを決意。「2年は戻らない。世界の道明寺司になってくるぜ!」と宣言する道明寺。しかし飛行機が離陸する直前、「俺帰る!降ろせ!」と暴れ出し、姉の椿から強烈な蹴りをくらいます。実は類が「つくしが本当に好きなのはお前だよ」と告げていました。
二日後、ボロ屋に引っ越していたつくしの前に道明寺が! ニューヨークからトンボ帰りしてきたのです。感動の再会のはずが、相変わらずの言い合いをするふたりに、かえってキュンキュンしました。



第9位:類とつくしの砂浜のキスシーン(8票)
道明寺から告白されていたつくしですが、静と別れた類がフランスから帰国したことで、ふたたび心が揺れ動きます。沖縄旅行の夜、つくしが散歩に出ると浜辺に類が。「5分でいいから抱きしめて」という類をつくしは優しく抱き寄せます。翌日、つくしは浜辺にいる類のもとへ。「部屋に戻れ」という類。「考えないようにしているのに、あなたで頭がいっぱい」と泣くつくし。「君を愛していれば...」と、つくしに口づけする類......というシーン。
それを背後から見ている道明寺が切なすぎる、という道明寺目線の票もありました。
「俺は全身全霊でお前を。それなのに...。二度と俺に話しかけるな」と去ってゆく道明寺。第2位の「俺はお前を信じる!」の後だけに、辛いシーンでした。



第9位:つくしを賭けてF4がバスケットで対決!(8票)
上のシーンから、F4を除名された類。でも類の心には静が、つくしの心には道明寺がいました。
類とつくしを退学させようとする道明寺を、姉の椿が殴りつけ、3on3のバスケで決着をつけることを提案します。道明寺、美作、西門vs類、つくし、和也。もう勝負は見えています。「俺にも守りたい人がいる」とつくしの頭をなでる類。練習から帰ったつくしの前に道明寺が。「俺を好きだといえば中止してもいい。そんなに俺が嫌いか? なぜ類なんだ?」つくしを抱きしめる道明寺。ここも泣けますよね! いよいよ当日。圧倒的な点差を付けられる類チーム。しかし道明寺の性格を知り尽くした類は、つくしとの仲睦まじい姿を見せつけ道明寺を挑発。ファールを誘い、あっという間に点差は2点。残り時間は30秒。「僕が時間を止めるよ」という類。残り10秒...5秒...1秒。その瞬間、道明寺は......。こうなることは類も椿もお見通しというわけ。このお姉さん最強です。



第9位:道明寺が捨てた流星のペンダントを探すつくしと類(8票)
冷たい雨の中で別れたあと、「真剣に向き合えないなら、俺を振り回すな。俺はお前に何もしてやれない。解放してやるよ」と言った道明寺に、つくしが流星のペンダントを返し、それを道明寺が池に投げ捨てます。その後つくしと一緒に池に入った類がペンダントを見つけ、泣いているつくしを抱き寄せます。



第9位:シンクで泣き崩れる道明寺(8票)
上のシーンの後、類は道明寺を呼び出し「つくしは俺がもらう」と告げます。道明寺はそれを笑い話のように美作と西門に語ったあと、シンクに行き泣き崩れます。これも切なかった!
この翌日のF3の会話がまたいいですよね。類の行動が実は道明寺のためであること。それでいて類も本当につくしを特別に想っていること。その気持ちを短い会話でくみ取る美作と西門。
その後、美作と西門に「つくしを失ったら呼吸すらできない」と道明寺が吐露するシーンも泣けます。そして、つくしの家に流星の飾りをつけに行ったわけですね。



第10位以下(5~6票)も印象的なシーンがたくさんです。
・ラストシーンの「好きと言って」!
つくしに、「一度も好きって言われてない」とダダをこねる道明寺。頑なに抵抗するつくし。でも最後につくしが振り向いて、ついに! この時の道明寺の嬉しそうな顔!



・道明寺のへんてこダンス! 
美容院だけでなく、つくしに「つき合ってもいい」と言われた朝もやってましたね~
・つくしの手作りクッキー
バースデープレゼントにもらった自分の顔型のクッキーに大喜びの道明寺。ですが、類に見せびらかしたばかりに、ぱくっと食べられてしまいます。
その前に、パーティーでピアノを演奏しろと強要した道明寺の母親をやり込めたつくしも見事でした。誇らしげなF4もよかったですね。
・初めてのデートで非常階段に缶詰
強引につくしをデートに誘い、雨の中で4時間待ちぼうけの道明寺。ようやくつくしが現れたものの、非常階段に閉じ込められてしまい、熱があった道明寺につくしが膝枕。こんな状況で嬉しそうな道明寺でした。
・子連れで動物園デート
道明寺とのデートの日に、近所の男の子を預かってしまったつくし。結局3人で動物園へ。文句を言いながらも肩車をしてあげたり、帰りにつくしの手を握ったり、可愛い道明寺が満載。



道明寺の髪型に触れている方も多かったですね。
最初の衝撃的なパイナップル頭から、シャンプー後とか、ニューヨーク帰りのシーンとか、ツンツンではなくなった時のギャップにやられました。



その他少数でも、「そうそう!」と思うシーンがたくさん上がっていました。
・F4が集合しているシーン、F4とつくしが集合しているシーン
・類がヴァイオリンを弾くシーン
・類が逆立ちするシーン
・類とつくしの屋上のシーン
・類とつくしが花火を見るシーン
・道明寺が執事と性格診断をするシーン
・その結果、アトムTシャツを着てくるシーン
・道明寺がつくしの手作り弁当を嬉しそうに食べるシーン
・道明寺とつくしファミリーとのシーン
・西門と優紀ちゃんのシーン



序盤の、静の帰国を喜ぶ類が、通りかかったつくしの頬にキスするシーンも好きでした。

優紀ちゃんはレイニー・ヤン(楊丞琳)でしたね!
10年以上ぶりに見直して「うおっ、そうだった!」と思いました。それにしても、幼い!
道明寺の偽従兄、亜門役のラン・ジェンロン(藍正龍)は皆さん記憶に残っていたと思いますが、たしかに道明寺風の言動がとても合っていましたね。
漁村のシーンに出てくる吉松は「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」のウォレス・チョン(鍾漢良)だったんですね!
それにしても魅力的な俳優をよく見つけてくるな~。その後もみんな大活躍ですからね。

また「流星花園Ⅱ」のシーンを挙げる方もたくさんいました。
・バルセロナのシーン
・流星を待つシーン
・ラストの教会のシーン
特に、類がつくしを支えようとする様々なシーンに支持が集まっていました。
その他、ヴァネスとシノのシーンなども。



今回見直してみて改めて、すごいドラマだな~と思いました。
何といってもF4のキャスティング! これはもう奇跡としか言いようがありません。
ほとんど演技経験のない4人とはいえ、キャラクターが合っているので、それぞれに魅力的ですよね。当時はどうしても、つくしを挟んでの道明寺と類に目が行きがちだったと思いますが、今観るとF4やF3のシーンが意外と多かったり、美作も西門もちゃんとカラーが出ていて魅力的なんだなと思いました。

また、本作は原作を忠実に再現している点が評価されていましたが、それだけでなく、繊細な演出にも感心。道明寺の喜怒哀楽の演じ分け、色々な表情に目を見張りつつ、それ以外の細かいところにも改めて気付かされました。

たとえば、F4初登場シーン。彼らがバーンとお披露目された後、最初にアップになるのは意外にも類です。その後が道明寺。これたぶん、つくしの目線なのではないかなと思います。そして道明寺の威圧感に動揺した先生が、つくしが運んでいたボール入れのかごを倒し、道明寺がそれを蹴飛ばして通り過ぎていきます。性格出ています。「なんてヤツ」と道明寺をにらみつけるつくし。そしてそのかごを類が起こします。「あ、この人だけちょっと空気が違うんだ」と思わせる上手い描写です。さらに、類の視線がつくしに向けられ、ふたりの目が合うと、つくしにふわっと風が吹き付けます。もうたまりません。このシーンに、キャラクターとその後の関係性が凝縮されているわけです。

この先生といい、他の生徒といい、道明寺に出くわすと「すみません!」とつい言ってしまい、道明寺が「なんで悪い事してないのに謝るんだよ!」とイラつくシーンも何度か出てきます。もちろん原因は道明寺にあるのですが、不器用な彼の孤独や、内に秘められた人間性みたいなものがにじみ出た場面でもあるように思いました。深読みでしょうか?
もちろんほんとうに怒らせてしまった時は、「ごめんで済んだら警察いらねー」と、赤札貼られちゃうんですけどね。

道明寺の母親・楓に畏怖の念を抱いていたF4ですが、類が楓に呼び出されて取引を持ちかけられた時に、きっぱりと冷静に断るシーンもよかった。「彼らはもう子供じゃない。これから色々なものを背負って生きていくんだな」と思わされ、ジーンときてしまいました。

そしてこれが伏線となり、父親の会社を助けるために類が日本へと旅立つことになるのですが、その前に、類がつくしを家に送り届けたシーンも重要です。「静のことを簡単に諦めてしまったことを後悔している。ほんの少し努力が足りないだけで一生後悔するんだよ」と語りかける類。でもつくしの家に道明寺が来た形跡(流星の飾り)があり、それを見届けた時の類の表情! 「司かな」と、つくしの背後で微かに微笑み、「あいつは決めたんだよ。自分の思いを貫こうって」と。そして一瞬で気持ちを整理し、優しく「おやすみ」と言って帰っていきます。彼は、つくしを諦めること、台湾を離れること、というふたつの大きな決断をしたのですね。
その後の、手紙を通してのつくしとの別れ。空港に集まったF4。言葉なく微笑み合う道明寺と類。この一連のシーン、素晴らしかったですね。



F4に扮した4人の持って生まれた魅力と原作の力だけではなく、ツァイ・ユエシュン(蔡岳勳)監督の手腕にも敬服しました。

「日本のコミックを原作にした台湾アイドルドラマ」というジャンルを切り開いた、記念すべき作品である「流星花園」。その後もヒット作が誕生したとはいえ、結局このジャンルにおいては、「流星花園」が最初にして最上級だったのではないでしょうか。なぜなら、新しい波が起こりブームになっていった、あのキラキラとした時代の空気感が、この作品を唯一無二の存在にしているからです。

「流星花園」を超えるドラマやF4を超えるアイドルグループが台湾で誕生し、その熱が再び日本に到達する日がくることを願って止みません。
それでは今回はこの辺で。続きもお楽しみに!

(文:村野奈穂美
c2001 Comic Ritz Productions Co.,Ltd.
原作 集英社マーガレットコミックス刊 神尾葉子著「花より男子」c1992 Yoko Kamio


ラストカット

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