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【中国エンタメ】中国映画『煎餅?』(せんべいマン)が10億人民元突破

歴代最高興収の国産映画『捉妖記』(モンスターハント)と歴代最高興行の国産アニメ映画『西遊記之大聖歸來』(帰ってきた孫悟空)に挟まれ、『煎餅?』(せんべいマン)は上映2週間の興収が8.68億人民元(以下、元) (約173.6億円)を突破し、8月2日までに累計興収は10.09億元(約200億円)に達し、3作品の中で最も「儲かる」作品となった。

『煎餅?』の制作費は約2,500万元(約10億円)で、興収は制作費の約40倍に達する。それに対して、『捉妖記』の最初の制作費が2.8億元(約56億円)だったが、主演コー・チェントンの薬物騒動で映画の上映が政府に規制され、制作会社は改めて7,000万元(約14億円)を投資し、代役を起用して撮り直すことにした。

そのため、合計投資金額は3.5億元(約70億円)に達し、実際の興収は制作費の約5倍に達すると見込まれている。また、『西遊記之大聖歸來』が発表した制作費は1,000万ドル(約6,200万元、12億円)であり、興収が制作費の約10倍となる。

ストーリーは、子供の頃からスーパーヒーローを憧れるダーポン(ドン・チェンポン)は大人になってからスーパースターになる。しかし、ある事件で人気の頂点から没落してしまう。ダーポンは復活するためにある映画を企画した。ダーポンは、スターたちが危険に落ちるたび、煎餅?(せんべいマン)の格好で登場し、スターたちを救出し、その救出のシーンを「盗撮」して『せんべいマン』という映画に編集する。結局、映画は「盗撮」である為上映できないが、実家がせんべい屋だったダーポンは小さい頃の「煎餅?」(せんべいマン)の夢を叶える。映画では、中国の著名タレント50人以上がゲスト出演し、ダーポンと出会い、さまざまな爆笑ハプニングを引き起こす。


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