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【インタビュー】「チャン・オクチョン」ユ・アイン 「"愛している、愛していた"と言いたかったんです。」 #2




★★今までの「インタビュー(韓国)」はこちら★★




Dlifeにて10月27日より「チャン・オクチョン」が放送スタート!それに合わせ、Cinemartでは、「チャン・オクチョン」のキャストインタビューを公開します。
本作でイ・スン(粛宗)を演じたユ・アイン。年上のイニョン王妃や張禧嬪に翻弄されたイメージのある粛宗を、彼は西人派の陰謀と反発に敢然と立ち向かい、オクチョンを守るためにすべてをかける強い意志を持った王として演じ、高い評価を得た。そんな若手実力派ユ・アインの「チャン・オクチョン」への想いをお伺いします。(全3回)

★ネタバレ注意★このインタビューには、物語の展開に触れている箇所がございます。まだご覧になっていない方はご注意ください。

※このインタビューは、2013年に韓国で実施されました。

第1回はこちら 
第2回はこちら
第3回はこちら

★「チャン・オクチョン」公式サイト





●二人の運命的な愛は幼い日の偶然の出会いから始まりましたね。

今は忘れていますが、あとになって思い出すわけですね。幼い日の美しい思い出として残っていたものが、(大人になってから)初めて会った時に「だれだっけ?どこかで会ったような気がするけど?」と思った瞬間から段々火が付き始めて、偶然の出会いが重なりその火がどんどん熱くなっていきます。


●ユ・アインさんにとってチャン・オクチョンの魅力とは?

純粋さ、強靭さ、自由奔放さ、大胆さ、そういう魅力を持っている。劇中のオクチョンのセリフですごく好きなのがあるんです。オクチョンとイニョンが並んで花火を見ているんですけど、「私、花火を見ると胸が躍るんです。どうせ一度きりの人生なら、たとえ一瞬でも燦然と輝いて消える花火のように生きたい」。それが魅力でしょう。男はそんな花火のような魅力に魅かれるんじゃないですか(笑)。







●互いへの想いが深ければ深いほど、王宮での再会がむしろ疑惑を呼ぶことに。劇中のイ・スンは悪い男ですか?


イ・スンの現実的な部分、王であること、権力、そういうもののせいで、ある意味女性に犠牲を強いる人物だから、悪い男でしょう。悪い男だけれど、一方ではとてもかわいそうです。誰にもわかってもらえない苦悩を抱えている男ですから。愛する女性ですら、知らない苦悩を抱えている。かわいそうで哀れな存在です。





●針房内人と王という現実のなかで、気持ちとは裏腹に距離を置くしかない二人ですが、物語の中盤でのキスシーンが意味するものとは?

お互いの気持ちを確認する瞬間ですね。オクチョンは王の自分への気持ちを実感する瞬間だったし、王もオクチョンが自分を受け入れるのを感じて、オクチョンの気持ちを知った瞬間だったのではないでしょうか。







●ドラマでは撮影当日に台本を渡される場合があったそうですが、そんな時はセリフや感情をどうやって自分のものにするんでしょうか?

もともと練習はあまりしないんですよね(笑)。瞬発力を大事にしてますから。
このドラマは前もって用意する時間も長くなかったし、準備したり、計算したりして撮影に臨むような状況ではなかったので、場面や状況で最低限必要なことだけを把握して、あとは現場でセリフも一気に覚えて。忘れることもありますけど(笑)。

いろんなやり方があるとは思いますけど、僕の場合は特にドラマでは瞬発力、集中力が大事だと思ってます。学生時代、教科書を一夜漬けで覚えて、終わったら全然思い出せない...それと同じですよ(笑)。






第3回につづきます。
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