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東京で開催のコンテンツマーケットに「中国連合パビリオン」が登場、中国IPが輝き放つ

ニュース提供元:華策影視

 

東京都内で10月29日から31日にかけて、アジアを代表するマルチコンテンツマーケット「TIFFCOM2025」が開催された。注目を集めるこの国際舞台に、中国からは中国国務院新聞弁公室と国家広播電視総局の指導の下、華策影視グループが中心となり組織した「中国連合パビリオン」が登場。中国の優れた映像機関12社が参加し、約100作品に及ぶ高品質な視聴覚コンテンツを通じて、中国の物語が持つ革新力と文化的魅力を世界に発信した。

29日午前、国家広播電視総局国際合作司の周継紅(ジョウ・ジーホン)司長が「中国連合パビリオン」を訪れ、出展作品や日中間の映像産業協力の状況について詳しく視察した。展示ブースの面積は108平方メートル。出展者には放送機関、映像企業、新メディアプラットフォーム、海外進出支援企業などが名を連ね、ドラマ、ショートドラマ、ネット映画、ドキュメンタリー、バラエティー番組など多彩なジャンルの注目作品を披露した。歴史、文化、現代社会といった幅広いテーマをカバーし、中国映像コンテンツの多様性と高い制作水準を力強く示した。

「中国連合パビリオン」の重要イベントの一つとして、31日午前に優秀作品のプロモーション会が開催された。華策影視、内モンゴル広播電視台、北京影鑑科技、稲草熊娯楽、歓娯影視、西嘻影業の6社が、ドラマ「太平年」「白夜宸縁起三生」「弑流年」「紅塵四合」「双軌」「玉茗茶骨」「驕陽似我」「白衣公卿」、文化バラエティー「長城長」「黄河魂」「中華龍」、ドキュメンタリー「人類の記憶―中国の世界遺産」シリーズより「元上都」「緑色長城」「白牛大使」の計14作品を世界市場に向けて発表。また、快手と小五兄弟の2社も最先端のテクノロジー製品「可霊AI」「劇権宝」を披露し、注目を集めた。

展示会場内のイベントが盛況を極める一方で、会場外でも話題沸騰の企画が展開された。中国の優れた伝統文化を広めるため、期間中には特別にドラマ「太平年」と「家業」をテーマにしたフラッシュモブが実施され、創意的な演出が話題を呼んだ。この没入型文化体験は独自の中華美学を体現し、多くの共感を呼んだ。

フラッシュモブでは、コスプレイヤー2人が「太平年」と「家業」の登場人物の衣装を身にまとい、東京の街を歩きながら時空を超えた感動的なストーリーを演じた。彼らは唐代と明代の漢服を着用し、東京スカイツリー、東京タワー、銀座、渋谷などのランドマークを巡り、スクリーンの中の中華古典美学をリアルに再現。多くの市民や観光客が足を止め、写真撮影や称賛の声を寄せた。

さらに国際的な協力の可能性を広げるため、「中国連合パビリオン」は出展代表団によるテレビ東京など日本の主要メディア機関への訪問・交流を実施し、海外協力の新たなモデルや将来の展望について意見交換を行った。

今回で中国がTIFFCOMに「中国連合パビリオン」を設置するのは4回目となる。この「団結して海外へ進出する」スタイルは、強力な「中国映像マトリックス」を形成し、優れたリソースを集約して効率的に世界市場と接続するだけでなく、中国映像産業全体の国際的ブランド力をさらに高めている。



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