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演劇ユニット・亜細亜の骨『ミラクルライフ歌舞伎町』10/20より上演

『ミラクルライフ歌舞伎町』キービジュアル

東京で活動する亜細亜の骨が、2023年10月20日(金)よりサンモールスタジオ(東京・新宿)にて『ミラクルライフ歌舞伎町』を上演する。

亜細亜の骨は、これまで台湾社会の状況を背景とした台湾の作家リン・モンホワン(林孟寰)の作品を主に上演してきた。今回、日本の書籍『台湾人 の歌舞伎町-新宿、もう一つの戦後史』(稲葉佳子、青池憲司共著/紀伊國屋書店)、『タイワニーズ-故 郷喪失者の物語-』(野嶋剛著/小学館)と出会い、戦後日本を舞台に、新宿歌舞伎町の復興を担った台湾華僑の人々や日本の中の台湾人を描きたいと考え、立案から1年半をかけて台湾のリン氏と亜細亜の骨でリモートミーティングを繰り返しながら書下ろした。戦後の激動する日本で逞しく生きてきた台湾華僑の人々のストーリーに焦点を当てることで、前向きで元気だった昭和の熱量を舞台からお届けする。

日本に統治された歴史も台湾人のDNAの一部だという台湾の作家リン・モンホワン、台湾華僑二世として生まれ、70年代の歌舞伎町で青春時代を送った辛正仁をドラマトゥルクに迎え、20代から北京・香港・台湾などで演劇活動を行ってきた亜細亜の骨・主宰E-RUN(山﨑理恵子)が演出する。

キャストには、台湾の演劇界で活躍するウー・ジンイー(呉静依)とチョウ・チュンポン(周浚鵬)、日本からは演劇企画集団Jr.5の奥田努、Studio Lifeの緒方和也、ダンサーの田路紅瑠美、江古田のガールズ・WAHAHA本舗等の舞台を中心に脚本、演出家としても各方面で活躍する山崎洋平が出演のほか演出補を務める。

舞台美術はオペラから小劇場まで色彩感あふれる世界観を作り出す池田ともゆき、振付は蜷川幸雄やジョン・ケアードの振付経験を持つ広崎うらん、また宣伝映像をPFFグランプリ2021に輝いた映画監督の東盛あいかが担当する。


演出・E-RUN(山﨑理恵子/亜細亜の骨 主宰) コメント 

「リン・モンホワンが歌舞伎町の台湾⼈を描きたいと⾔ったのが2019年秋でした。まさかその後に世界がパンデミックに陥るとは!!でも私はコロナの間もその網の⽬をくぐって(!?)台湾とのコラボをし続けて来ました。1989年に初めて台湾に⾏った時から私は台湾がそして台湾の⼈が⼤好きです。なぜこんなに惹かれるのだろうか? 何故彼らと⼀緒に創りたくなるのだろうか? この作品を通じて、⽇本⼈がなんでこんなに台湾好きなのかが解明できればいいなと思いつつ、創作に取り組んでいます!」


演劇ユニット「亜細亜の骨」とは

2017年1月に出発した演劇ユニット。90年代より中国・北京にて、2000年より香港で演劇活動を行ってきた山﨑理恵子が代表。「演劇でアジアをつなぐ」を理念に、アジア間のアートコラボレーションを促進するプラットホームの役割を果たしている。2022年4月一般社団法人となる。
HP:https://2018asianrib.stage.corich.jp/


『ミラクルライフ歌舞伎町』あらすじ

新宿歌舞伎町の老人介護ホーム「ミラクルライフ歌舞伎町」。戦中戦後、大正~令和といくつもの時代を生き抜いた老人たちが余生を穏やかに楽しく過ごしている。なかでもひときわ存在感を放つシンコーは、台湾華僑のトランスジェンダーお婆ちゃん。歌舞伎町が賑わい始めた時代、歌声喫茶を切り盛りしていた彼女はいまも皆からシンコーママと呼ばれ親しまれている。昭和12年、台湾・嘉義から兄と共に日本の地に降り立った少年、陳新高。彼が歌舞伎町に根を張りシンコー(新高)ママとなったキセキを辿る。


『ミラクルライフ歌舞伎町』スタッフ・キャスト

【作】リン・モンホワン(林孟寰/台湾)
【翻訳】 山﨑理恵子
【ドラマトゥルク】辛正仁(台湾)
【構成・演出】E-RUN
【演出補】山崎洋平

【Cast】
奥田努 / 山崎洋平 / 緒方和也
チョウ・チュンポン(周浚鵬/台湾) /ウー・ジンイー(呉静依/台湾)
田路紅瑠美 

【Staff】
舞台美術:池田ともゆき/振付:広崎うらん/照明:横原由祐/音響:島猛
衣裳:竹内陽子/演出助手:ジーナ・リー(李品萱/台湾)/舞台監督:倉本徹
宣伝写真:横田敦史/宣伝美術:大嶽典子/宣伝映像:東盛あいか
制作:イビケイコ 斎藤努
企画・製作:一般社団法人亜細亜の骨


『ミラクルライフ歌舞伎町』公演概要

【公演名】亜細亜の骨 『ミラクルライフ歌舞伎町』
【公演期間】 2023年10月20日(金)~10月25日(水)
【会場】 サンモールスタジオ(〒160-0022東京都新宿区新宿1-19-10 サンモール第3M-B1)

特設サイト:https://asianrib.wixsite.com/miraclelifekabukicho
公式サイト:https://2018asianrib.stage.corich.jp/

共催:宅故事創作(台湾)
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京/財團法人國家文化藝術
基金會(台湾)
後援:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/一般財団法人台湾協会/東京台湾の会/新宿区
協力:Studio Life 演劇企画集団Jr.5 WAHAHA本舗 豪勢堂 歌声喫茶ともしび


『ミラクルライフ歌舞伎町』チケット情報

【チケット発売日】一般発売:2023年9月2日(土)10:00~

【料金(全席自由)】
一般前売・当日:5,500円
前半夜割:4,500円 (20日19:30/21日18:30/22日18:30限定)
U25:3,500円  中高生:1,000円 ※U25(25歳以下対象)、中高生は劇団のみの取扱い。要証明証提示。

【チケット取り扱い】
チケットぴあ http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2325620 (Pコード:520-799)
カンフェティ http://confetti-web.com/asianrib_miracle
CoRichチケット https://ticket.corich.jp/apply/224990/

【新宿区在住・在学の中高生50名ご招待企画】(要事前日時予約)
10月7日(土)18:00よりご予約を受付致します。 詳細は公演特設サイトにて。
特設サイト:https://asianrib.wixsite.com/miraclelifekabukicho

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