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インタビュー|「8番目の感覚」イム・ジソブ&オ・ジュンテク《前編》

上京したばかりの大学新入生×全てが完璧な先輩が織りなす青春キャンパスロマンス「8番目の感覚」のBlu-ray、DVDが、8月9日(水)発売。本作で完璧な先輩ソ・ジェウォンを演じたイム・ジソブと、ソウルに上京したばかりの大学新入生キム・ジヒョンを演じたオ・ジュンテクのインタビューが到着した。


イム・ジソブ&オ・ジュンテク1
イム・ジソブさん(左)、オ・ジュンテクさん(右)

ー 「8番目の感覚」への出演の決め手を教えてください。

イム・ジソブ 台本を読みながら「ソ・ジェウォン」というキャラクターが魅力的だと思いました。また、この人物を上手く表現できそうだと感じたので出演を決めました。

オ・ジュンテク 「8番目の感覚」は運命的な出会いでした。偶然街で声を掛けられ、オーディションを数回経て「キム・ジヒョン」になれました。この作品は私の人生の大きなターニングポイントになり、俳優としても良いスタートになりそうだなと思い出演を決めました。

ー 演出家やスタッフからの印象的なアドバイスは?

イム・ジソブ 演じながらこのキャラクターのセリフやトーン、そしてイメージが積極的に見えるようアドバイスをいただきました。撮影前に私が考えていた「ソ・ジェウォン」という人物が、監督と話すうちにより立体的に変わっていったと思います。

オ・ジュンテク 初めての作品なので、すごく緊張しましたし怖かったです。ただ、キム・ジヒョンも上京したばかりの新入生で、新しい始まりを経験するところが私との共通点でした。そんなところから、私とジヒョンは似ていると思いましたし、監督やスタッフの皆さんからも、難しく考えず共通点を活かして自然に演じればいいと励ましていただきました。

ー キャラクターを演じるうえで意識されたことや、工夫されたことがあれば教えてください。

イム・ジソブ ジェウォンは内面に傷を持っていて、それを人に見せたがらない人です。ジェウォンのそんな部分を念頭に置いて演じていました。また、ジェウォンの傷や弱い姿はジヒョンの前でしか出せないものだと思ったので、ジヒョンの前で見せる姿と、他の人の前で見せる姿を区別するよう努力しました。

オ・ジュンテク ジヒョンは新しい環境と始まりを怖がるヒヨコみたいな人物だと思いました。デビューしたての私と似ているところが多く、おかげで「初めて」と「始まり」の胸騒ぎや怖さを演じる時には、よりキャラクターに入り込めたと思います。

「8番目の感覚」場面写真
©2022. PLAYGRAM CO., LTD All rights reserved.

ー ソ・ジェウォンはキム・ジヒョンに対して、出会いから積極的に距離を縮めていったのはどうしてだと思いますか?

イム・ジソブ 初めてジヒョンと会った時、ジェウォンが自分の弟のことを少しだけ話しますよね。きっと何気なく弟のことが浮かんだのではないでしょうか。その時に感じた弟に対する恋しさや面倒をみてやれなかった申し訳なさが、ジヒョンに対する感情の始まりだったのかなと思います。

ー キム・ジヒョンもまたソ・ジェウォンに対して早い段階から関心を持っていましたね。

オ・ジュンテク ジヒョンは慣れない環境の中でこわばっていました。そんな時、皆と馴染めない自分の面倒を見てくれるジェウォンに暖かさを感じ、自分はまだ持っていない(世渡りや人付き合いの)上手さと大人っぽさを持つジェウォンに惹かれたのだと思います。次第に、お互いの痛みを共有し、それぞれ欠けている部分を埋め合わせながら徐々に染まっていくという感情で演じました。

ー ご自身と演じられたキャラクターの、似ているところ・似ていないところを教えてください。

イム・ジソブ 悩みがあったり、むしゃくしゃしたりしても、周囲にそれを気楽に話せないところが似ています。そんなことを気楽に話すのは難しいと思ってしまうんです。ただ、ジェウォンみたいに皆に自分の内面を隠すのは難しいと思うので、そこは似ていないところだと思います。

オ・ジュンテク 似ているところは、初めての出発点に立っているところです。また、不思議なことに私も焼き肉店で長い期間アルバイトをしていたんです。似ていないところは、私は田舎で生活した経験がなく、私はジヒョンとは違い方言が全く話せないところです。そのため方言を使う演技の時は、スタッフさんから助けてもらいました(笑)。

ー ソ・ジェウォンにとってキム・ジヒョンはどういう存在だと思いますか?

イム・ジソブ 「防空壕(シェルター)」みたいな存在だったと思います。内面に傷が多いジェウォンにとって、ジヒョンはリラックスして休める安全な逃げ場だったと思います。

ー キム・ジヒョンにとってソ・ジェウォンはどういう存在だと思いますか?

オ・ジュンテク 学べるところが多い人生の先輩であり、学校の先輩として羨ましく思うところが多くありました。でも、実は辛い傷を抱えていたし、傷を癒してあげながら一緒に歩みたい人だと思います。また卒業を控えた復学生として悩むことも多そうですが、いつもジヒョンにとっては、優しくて暖かいお兄さんだと思います。

イム・ジソブ&オ・ジュンテク2

ー お二人の共演シーンで、お互いに心がけたことや気を遣った部分は?

イム・ジソブ ジェウォンとジヒョンの物語をもっとよく作りたかったので、オ・ジュンテクさんとたくさんの話をしました。キャラクターに関する話から本当にたわいない話まで、幅広く様々な話をしました。そのおかげで、より自然なケミストリーが出せたのではないかと思います。

オ・ジュンテク 監督もスタッフの皆さんも本当によくしてくださったのですが、特にジソブさんは私のことをいろいろ気にかけてくれました。撮影現場の雰囲気もよくしてくれて、いつも和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく撮影にのぞめました。

ー お二人の共演シーンでの、印象的だった撮影裏話を教えてください。

イム・ジソブ 海辺でのシーンの撮影が一番記憶に残っています。自然な2人の姿が撮れればいいなと思って泳いだり、水遊びをしたり。本当に遊びに来たと思って楽しく撮影しました。

オ・ジュンテク その海辺のシーン、爽やかな夏に見えたと思いますが、実は撮影は4月で海水が本当に冷たかったんですよね。でも撮影をしながらジソブさんと結構親しくなり、一緒にじゃれあって体を温めながら楽しくサーフィンシーンを撮影することができました。

ー イム・ジソブさんから見たオ・ジュンテクさんは、どんな魅力を持った俳優だと思いますか?

イム・ジソブ 「ジヒョン」というキャラクターが持つみずみずしく可愛いイメージをうまく表現していました。キャラクターに合わせて演技をする姿が本当に魅力的な俳優だと思います。

ー オ・ジュンテクさんから見たイム・ジソブさんは、どんな魅力を持った俳優だと思いますか?

オ・ジュンテク まずは背が高くイケメンです。線が太く鮮明な印象で冷たい雰囲気があるのですが、実際は愛嬌もありますし、時にはおっちょこちょいな面もある可愛いお兄さんです。こんなギャップがイム・ジソブさんの魅力を2倍、3倍にしてくれていると思います。

イム・ジソブ&オ・ジュンテク3

\インタビュー後編はこちら/




「8番目の感覚」
「8番目の感覚」キービジュアル

Blu-ray BOX/DVD-BOX 2023年8月9日(水)発売
映像特典:メイキング他
封入特典:ブックレット、サイン入りチェキ風カード
BD:13,200円 DVD:11,000円(どちらも税込)

発売・販売元:エスピーオー © 2022. PLAYGRAM CO., LTD All rights reserved.
http://www.cinemart.co.jp/dc/k/8kankaku/

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