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【最新エンタメin台湾】アーロン、「Live ASIA超級週末現場年度盛典」で再び音楽生番組のMCに

ニュース提供元:三立テレビ(三立電視/SET)

昨年、三立テレビがコンサート制作専門チーム「必應創造」と共同制作した、新スタイルのスタジオライブ番組「Live Asia超級週末現場」。    


アーロンさん

音楽シーンをはじめ映画やドラマで多彩に活躍するアーロン(炎亜綸)がMCを務め、アジアの人気アーティストが集結した同番組は、巨額をかけた豪華なスタジオセットに加え、AR、VRおよびプロジェクトマッピング・モーションキャプチャなどの先進映像技術をふんだんに駆使するなど、これまでの音楽番組のスケールをはるかに凌駕した。その功績は各界から高く評価され、トレンドに敏感なメディアからは「台湾版ミュージックバンク」とも称されている。

「Live Asia超級週末現場」の放送後には、掲示板サイトのPTTやDcard、YouTubeといった各種SNSでも大きな注目を集め、ネット上を賑すコメントなどの反響が、インターネット世代の口コミ型マーケティングとなった。またライブチャットには、Mayday(五月天)の阿信、アリエル・ツァイ(蔡佩軒)、インフルエンサーの電商人妻など多くの著名人やブランド編集者が参加。放送後の視聴者は、オンラインとテレビを合わせて1000万人を突破し、幅広い影響力を示した。

ファンの期待が高まる中、このほど三立テレビと必應創造は再び番組制作を企画。引き続きアーロンをMCに迎え、2月27日「Live ASIA超級週末現場年度盛典」を放送した。

今回はシーズン1と異なり、神棍樂團ZenKwun、ALL IN 5、アロー・ウェイ(魏嘉瑩)、チョウ・ホイ(周蕙)、シャオユー(小宇)、ジャニス・ヤン(閻奕格)、アンドリュー・タン(陳勢安)、キンバリー・チェン(陳芳語)、ダイ・アイリン(戴愛玲)、Bii(畢書盡)ら10組のアーティストが参加し、3時間に及ぶオンラインライブを通してファンと触れ合った。

特筆すべきは、同番組で初めて超低遅延・超高速の5G技術を採用し、視聴者に各スマートフォンから直接スタジオにアクセスさせ、コンサートのアリーナ席にいるようなライブ感を実現したこと。5G回線を使えば、現場のMCやアーティストとの対話も可能で、リアルタイムで曲のリクエストや交流ができる。



上)Biiさん
下)シャオユーさん

今回再びMCを務めることになったアーロンは、「この番組は生配信なので、自分やカメラのポジショニング、一連のやり取りの多くがリアルタイムで進行するため大きな挑戦だ。この番組を通し、自分の手でどのように細部を作り上げ、どのような場面でプロのチームに頼るべきかを学ぶことができ嬉しく思う」と意欲を見せた。

一方、「自分は着こなしの達人として知られるが、出演アーティストの近況やリリースはもちろん、差し障りがない程度のゴシップもしっかり下調べしておく」と、ユーモアたっぷりに話した。また自分にまだ改善するべき余地がある分、「Live Asia」の継続を願うというアーロンは、「オーディション番組以外、昨今は歌い手が能力を発揮できるステージがない。アルバムをリリースしたアーティストでさえ、純粋に楽曲を表現できる番組が少なすぎる。彼らの才能を存分に発揮できるよう、関係各社がこのような番組を支持し続けてほしい」との考えを示した。



上)ジャニス・ヤンさん
下)ダイ・アイリンさん



翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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