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韓国映画『ユンヒへ』新場面写真一挙解禁「あなたと出会ったから、私は自分が誰なのか知ることができた」

2019年、第24回釜山国際映画祭のクロージングを飾り、2020年には韓国のアカデミー賞ともいえる青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞をW受賞した話題の韓国映画『ユンヒへ』が、2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国公開。

この度、物語の舞台となる小樽の美しい雪景色と、そこに訪れ、生きる女性たちの姿を捉えた本作の新場面写真10枚が一挙に解禁となった。

 
©2019 FILM RUN and LITTLE BIG PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

本作は2019年1月に小樽でクランクインし、韓国での撮影を挟んで同年3月に小樽でクランクアップした。映画の舞台であり撮影が行われた冬の季節を迎えたが、今回解禁となった場面写真で特に印象的なのが、小樽を訪れた主人公ユンヒ(キム・ヒエ)と娘セボム(キム・ソへ)が、雪深い中を静かに歩くシーン。この場面をはじめ、ふたりが真っすぐに向き合い絆の強さを感じさせるいくつかの場面の様子を捉えている。


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本作の脚本の構想を練っていた2017年に友人に誘われて小樽を訪れたイム・デヒョン監督は、その際、小樽という町に観光地という側面だけでなくそこに暮らす人々の生活があることを強く感じ、本作の舞台として小樽で撮影することを決意。

監督は、そんな小樽との出会いを「シナリオの構想はそれ以前からありましたが、ロケ地は決めていませんでした。雪がたくさん積もっている空間が必要だったので、小樽を旅した時にここだと思ったのです。劇中のキャラクターはすでに私の心の中で、長い間をかけて一人ずつ作られていましたが、小樽という空間がキャラクターを肉付けして現実的な人物にするうえで役立ちました」と振り返る。


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そんな監督の個人的な体験が色濃く投影されている本作の中で丁寧に描かれていることのひとつが、小樽に生きるジュン(中村優子)と伯母のマサコ(木野花)による暮らし。劇中では、ふたりが止まない雪に対して自然と口をついて出てくる言葉や、雪かきをする姿も捉えている。画像では、ジュンがひとりで寂しげに自宅前に佇むシーンや、セボムとボーイフレンドのギョンス(ソン・ユビン)がマサコの営む小さなカフェの中を覗く様子、マサコがジュンに語りかけるシーン、セボムがジュンのもとを訪ねる様子などを収めた。


©2019 FILM RUN and LITTLE BIG PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

そのほか、ジュンとある関わりを持つリョウコ(瀧内公美)や、ユンヒの元夫であるインホ(ユ・ジェミョン)など、主人公のふたりを取り巻くキャラクターの姿も。

韓国から小樽へ―降り積もる雪の下に隠されていたのは、20年前に閉じこめた記憶……。11もの映画賞を受賞し、世界中で絶賛されたラブストーリー『ユンヒへ』は2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー。


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『ユンヒへ』
2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー

<STORY>
高校生の娘を持つシングルマザーのユンヒのもとに、いまは韓国を離れて北海道・小樽で暮らす友人から1通の手紙が届いた。もう20年以上も連絡を絶っていた2人には、互いの家族にも打ち明けていない秘密があった…。

監督・脚本:イム・デヒョン
出演:キム・ヒエ(『密会』「夫婦の世界」)、中村優子(『野火』)、キム・ソへ(元I.O.I)、ソン・ユビン(元B Of You)、木野花、瀧内公美ほか
2019年/韓国/ビスタ/カラー/105分/5.1ch/原題:윤희에게
配給・宣伝:トランスフォーマー  協力:loneliness books  Twitter:@dear__yunhee  公式サイト:後日オープン
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