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映画『20歳よ、もう一度』、ドラマ「カンブリア紀」などに出演する女優チョウ・ユートン。「ロマンスの方程式」で注目の俳優ゴン・ジュンと共演した新作ドラマ「从結婚開始恋愛（原題）」が早くも話題となり、中国のSNS上では女性からの人気が急上昇しています。今回はそのチョウ・ユートンの魅力を探る記事をご紹介していきます。（その１）

マンゴーTVで最近放送開始となった「从結婚開始恋愛」は、女性主人公が男性主人公を制するストーリー。“結婚から愛が始まる”、“イジワルな女主人が年下の可愛くてちょっぴり腹黒いカレに恋をする”……といったフレーズだけを耳にすると、心がなんとなくざわついてしまう方もいるかもしれない。

しかし、ドラマ放送開始からチョウ・ユートンの人気は好調で、上昇傾向をたどっていて、放送当日には早くも彼女の名前が人気検索リストに載り、Vlinkageウェブシリーズのランキングでも、「从結婚開始恋愛」が目覚ましい成果を上げている。同じくVlinkageでの芸能人媒体指数ランキングリストでも、チョウ・ユートンは上位にランクインしている。

チョウ・ユートンのこうした人気急上昇の理由は、このドラマで彼女が演じるヒロインの鹿方宁のキャラクターが、女性視聴者にとてもウケる女性像であったからだ。

従来のテレビドラマと比較して、オンラインドラマが直面する視聴者、特に女性の視聴者は、すでに自分たちの“美学”を更新している。特にアイドルドラマにおいては、単純でちょっぴりドジな女の子がヒロインの恋愛スタイルはすでに古く、女性が男性と均等に戦い、論争する恋愛のスタイルと、そうして成立する愛の形が現在の観衆に求められるようになってきているのだ。

「从結婚開始恋愛」でチョウ・ユートンは、ドラマの中の“女主人”となるヒロインの鹿方宁を演じる道を選んだ。鹿方宁は鹿鳴集団のゼネラルマネージャーで、美人で有能、ビジネスにおいては絶対的な自信とプライドを持ち、自身が企画するプライベートブランドの立ち上げを成功させようとしていた。

しかし、彼女の前にも女性の組織内での昇進を妨げるいわゆる “ガラスの天井”が出現し、鹿方宁には鹿鳴集団のトップでもある父親から、取締役会で自分のブランドを認めさせたいのであれば、「一年以内に結婚し、子供を産まねばならい」というビジネス上のミッションが課せられてしまう。そこで、ひょんなことから知り合った医師の凌睿（ゴン・ジュン）と結婚することに決めた鹿方宁だったが、結婚という条件はクリアできでも、子どもを持つのは難しく、鹿方宁はビジネスでは経験したことのない多難なミッションと向き合うことになっていく。

今回「从結婚開始恋愛」が多くの女性視聴者を惹きつけたのは、アイドルドラマのヒロイン像が、チョウ・ユートンが演じた鹿方宁のような受動から主動へと変化したという点がとても大きかったようだ。

＜その２へ続きます＞

翻訳・編集：Cinem＠rt編集部