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【中国時代劇"〇〇男子"を考える】最終回:愛さずにはいられない!一途な情熱系ワル男




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ラブストーリーで主人公カップルに横恋慕する"第二の男"といえば......
笑えるお調子者キャラだったり、耐え忍ぶ見守りキャラだったりします。
さらに中国時代劇ドラマなら"情熱系ワル男"も見逃せない"いるいるキャラ"!
このタイプは主人公カップルに敵対する悪役として登場しながら、ただの悪役に終わらず、ヒロインの心をつかんでしまうのがポイントです。
ということで、今回は"愛さずにはいられない!一途な情熱系ワル男"に迫ってみましょう。

第一に挙げたいキャラは「月に咲く花の如く」の沈星移です。
彼は沈家のドラ息子で、わがままに育ったオレ様男。
破天荒で機転のきく侍女の周瑩を気に入り、自分の側女にしようとします。




ところが、沈星移を嫌った周瑩は屋敷から逃げ出し、商売敵の呉家東院へ。
そこの一人息子、真面目なお坊っちゃま、呉聘を頼ることになります。
そんな中、呉家東院で沈星移の兄の遺体が発見される事件が発生!
頭に血が上った沈星移は犯人だと思い込んだ呉聘を襲撃し、ひどく殴られた呉聘は昏睡状態になってしまいます。




すると、この事件がきっかけで周瑩が呉聘に嫁ぐという皮肉な結果に。
それを知った沈星移はますます呉聘に敵愾心を燃やして、周瑩を取り戻そうと必死になります。
でも、周瑩のほうは沈星移を家名と金だけのバカ息子と思って、全く相手にしません。




そうこうするうちに呉聘が急死。
夫殺しの濡れ衣を着せられた周瑩は呉家の裁きで池に沈められることに!
そんな彼女の命を助けたのは、沈星移でした。




こうして周瑩の命の恩人となった沈星移ですが、亡くしたばかりの呉聘を深く愛する彼女の心は、簡単に手に入るものではありません。
そこで、沈星移は周瑩に尊敬されるイイ男になるために奮起! 
遊び歩くのをやめて真面目に商売の勉強に取り組み、気に入った女は力ずくでも手に入れるという態度を改め、周瑩のことを真剣に愛するようになるのです。

そして、周瑩とともに盗賊に捕まり、一緒に殺されそうになったとき......
「愛してる!」沈星移はみんなの前で堂々と叫びます。




周瑩の方はといえば、そんなふうに成長を遂げ、ストレートに愛を捧げてくれる沈星移に対して次第に心を動かし始めます。
そして、二人は長い時間をかけて愛を育んでいくことになりますが、次から次へと彼らが一緒になることを阻む障害が現れます。
しかも、愛だけでなく生き方においても一途な沈星移は、時代の波にもまれて危険なアウトロー人生を歩むことに。
果たして、葛藤に満ちた二人のラブストーリーはどんな結末を迎えることになるのでしょうか?




沈星移を演じるのは、「後宮の涙」「月下の恋歌 笑傲江湖」「雲中歌~愛を奏でる~」でも型にはまらない魅力的なキャラクターを演じていたチェン・シャオ。
この"情熱系ワル男"にはぴったりのキャスティングですね。
沈星移の波瀾万丈の愛と生き様は、ぜひ本編でじっくりとお楽しみください!

次に「傾城の皇妃 ?乱世を駆ける愛と野望?」からモン・チーヨウを紹介しましょう。

蜀の皇子である彼は、弟に皇太子の座を奪われ復讐を誓う男。
彼は両親を殺され国を追われた楚の皇女、マー・フーヤーに接近すると、彼女の復讐心と苦境につけこんで、自分の謀略に協力させます。

このチーヨウ、冷徹な態度でもの言いも厳しい!
フーヤーを自分の間者として教育するのですが、そのやり方は強引。
「復讐をするなら心を捨てろ」と言い切り、「女の武器は体だ」とベッドに押し倒します。
良心もモラルもない、とんでもない悪役としてフーヤーを悩ませるのです。

ところが、フーヤーが計画通りに、チーヨウの敵である皇太子のお妃候補として後宮入りすると、チーヨウの本当の姿が見えてきます。
母親の愛を得られない不幸な生い立ちに苦しみ、優しく繊細な心を隠して冷血漢のふりをしている彼は、本当は誰よりもフーヤーを愛し守ろうとしてきたのです。

そして、フーヤーと二人きりになったチーヨウは、言葉より行動で愛を示します。
いきなりの衝動的なキス! それも熱烈にキス!

そこでチーヨウの気持ちに気づいたフーヤーも彼を愛し始めますが、蜀の宮廷では権力争いがどんどん過熱していきます。
さらに、かつてフーヤーと出会い、別の女性を娶っても彼女を愛し続ける北漢の皇太子レンチョン(演じるのはウォレス・フォ)も現れて、天下の覇権を争う国同士のバトルも勃発。
彼らのロマンスと戦いは、まさに先の読めない展開となっていきます。

このチーヨウを演じているのは「隋唐演義 ?集いし46人の英雄と滅びゆく帝国」「水滸伝」「三国志~趙雲伝~」のイェン・クァン。(現在は改名してイェン・イークァン)。

「三国志~趙雲伝~」より。c 浙江永楽影視制作有限公司



彼は"情熱系ワル男"役も似合いますが、素顔はめちゃくちゃ礼儀正しくて控えめな優しい方なんです。
日本でももっと人気が出てほしい! ぜひ注目してみてください。


最後に取り上げたいのは、「花千骨?舞い散る運命、永遠の誓い?」の東方彧卿です。




彼の場合はこれまでの二人とは違って、ただのお人好しに見えたのに悪役だったというパターン。
最初は科挙を目指す真面目な書生として登場した彼は、世間知らずで純粋無垢なヒロイン、花千骨を何かと助け、彼女の力になります。
なので、最初は花千骨に惚れているイイ人キャラにしか見えません。




ところが、彼の正体は、花千骨が慕う師匠・白子画を親の仇と思って、復讐の念を燃やす異朽君。
裏で花千骨を操って、巧妙な計画で白子画を殺そうしていた悪役だったのです!

とはいえ、ミイラ取りがミイラになってしまい、本当に花千骨が好きになってしまった東方彧卿=異朽君。
自分の復讐計画で花千骨を不幸にしてしまったことを悔いて、流刑の地である蛮荒に追放された彼女を命懸けで助けに行きます。




一方、花千骨は東方彧卿=異朽君という事実を知って、最初こそショックを受けますが、彼を許します。
そして、彼に「自分によくしてくれたのは真心からだと思うし、自分にとって大切な人であるのは変わらない」と伝えます。

結局、東方彧卿は最後まで花千骨への愛を貫き通し、涙、涙の展開に......
そんな彼に花千骨が返す言葉も泣ける!
正直、"情熱系ワル男"の東方彧卿こそ、花千骨と結ばれてほしかったと思ってしまったのは、私だけではないはず!?




ちなみに、この東方彧卿役で人気がブレイクしたチャン・ダンフォンは「独孤伽羅~皇后の願い~」にも楊堅役で出演しているので、要チェックです!

「独孤伽羅~皇后の願い~」より。c北京希世紀影視文化發展有限公司 cBeijing Hope Century Motion Pictures Co., Ltd




さて、今回の3人はいかがでしたか?
情が深いからこそ復讐に走り、ワルな行動を取ってしまうけれど、同時にその情熱的な愛でヒロインを救う存在となるのが"情熱系ワル男"。
そんな彼らのラブストーリーは切ない展開となりがちですが、むしろ正統派カップルのハッピーエンドよりも心にドーンと響くことも。
今後も注目していきたいキャラです。




Text:小酒 真由子
フリーライター。欧米からアジアまで幅広くTVドラマについて執筆中。
アクション、ラブ、サスペンスと三拍子揃った中国時代劇は大好物。
ウォレス・チョンが歌手デビューした当時、台湾に留学していた経験あり。


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