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配信情報あり「ここに来て抱きしめて」キャスト・あらすじ・相関図・みどころ

「ここに来て抱きしめて」キービジュアル

「ここに来て抱きしめて」作品解説 目次
1. あらすじ
2. キャラクター紹介/キャスト
3. 相関図
4. みどころ解説
5. インタビュー/関連記事
6. 予告動画
7. 配信・DVD情報



「ここに来て抱きしめて」あらすじ

「ここに来て抱きしめて」写真2©2018MBC

韓国人なら誰もが知っている残酷な連続殺人鬼ユン・ヒジェ。その息子ユン・ナムは善良で賢明な性格の少年だった。ソウルからコウォン市へ引っ越してきた国民的女優の娘キル・ナグォンと同級生だった二人は、初めての出会いから自然に惹かれあい恋に落ち、忘れられない日々を過ごしていた。しかしナムを偏愛していた父ヒジェは、自分からナムを奪おうとしたナグォンの家族が目障りだった。衝動性が強く、実行すると決めたことはやらないと気が済まないヒジェはナグォンの両親を殺害。その後ナグォンまで殺害しようとした時、ナムは警察に通報。自ら父親を刑務所へ送ったのだ。その日以来、惹かれ合っていたナムとナグォンは、"殺人者の息子"と"被害者の娘"という関係になってしまった。

月日が経ち、ナムはチェ・ドジンという名前に変え警察官に、ナグォンはハン・ジェイという名前で母と同じ女優へと成長する。トップ女優となったナグォンが新人賞を受賞した授賞式で、ストーカー事件が起こる。ドレス姿で運ばれたナグォンは病院でナムと再会。その後、ナグォンは警察に警護を頼みにやってくる。


「ここに来て抱きしめて」キャラクター紹介/キャスト

チャン・ギヨン
チェ・ドジン (幼少期:ユン・ナム) / チャン・ギヨン
警察大学出身の警衛


人怖じせず、正義感にあふれ、容姿端麗。話すときつい慶尚道の方言がある。見た目からは苦労知らずの金持ちの息子のように見えるが、実際の彼は、残酷なサイコパス連続殺人鬼ユン・ヒジェの息子ユン・ナムだった。初恋の相手であり、自身が殺人鬼の父親とは違うと分からせてくれた救世主ナグォンのことが忘れられない。

チン・ギジュ
ハン・ジェイ (幼少期:キル・ナグォン) / チン・ギジュ
有名女優


残酷な事件を乗り越え、幼い頃からの憧れだった女優の道へ。度胸があり愉快な性格の為、誰もユン・ヒジェに殺害された国民女優チ・ヘウォンの娘という事実に気づくことなく、韓国のトップ女優にまで成長した。ジェイもまた、初恋の相手であり、両親を殺した殺人鬼の息子のはずのナムを忘れられない。

ホ・ジュノ
ユン・ヒジェ / ホ・ジュノ
サイコパス連続殺人犯


嘘で相手を翻弄し、後悔や罪悪感に欠け、他人への共感が劣る。責任感がなく常に刺激を求め、衝動性が強い。ヒジェは、サイコパス要素を全て備えた人間だった。しかし、自分と正反対の性格の息子ナムを偏愛している。ある日近所に越してきたナグォンの家族が、自分からナムを奪おうとしているように思われ目障り感じるように。ナグォンの両親を殺害し、ナグォンまで殺そうとした時、ナムによって刑務所に入ることになる。

ユン・ジョンフン
キル・ムウォン / ユン・ジョンフン
ナグォンの義理の兄、検事


仕事中は、カリスマ溢れるクールな検事だが、妹ナグォンのことになると「妹バカ」と呼ばれるほど彼女を大切にしている。しかしムウォンは幼い頃の事件によってキル夫婦に養子として貰われた過去を持ち、ナグォンとは血の繋がらない赤の他人だ。12歳で両親を亡くした自分を受け入れ、愛情を注いでくれた夫妻の子どもであるナグォンに、一生をかけて恩返しをしようと心に決めている。

キム・ギョンナム
ユン・ヒョンム / キム・ギョンナム
ナムの異母兄弟、前科7犯


2歳の時に実の母親に捨てられ、次第に不良の道を歩むように。大好きな父親ヒジェは軟弱な弟ナムばかりを可愛がる。義理の母オクヒや、唯一可愛がっていた義理の妹ソジンまでもナムを慕っているように感じた。ヒョンムの愛情の欠乏と劣等感は、次第に憎しみに変わり、喪失感と弱さは他人への暴力に発展していった。


「ここに来て抱きしめて」相関図

「ここに来て抱きしめて」相関図©2018MBC

「ここに来て抱きしめて」みどころ解説

「ここに来て抱きしめて」写真1©2018MBC

連続殺人犯の息子と被害者の娘。過酷で無慈悲な宿命を背負わされた2人の愛を描いた本作は、重い素材ながら、深い慈愛に包まれた物語だ。切なくやるせないのに、とても温かい。

そんな感情になぜ包まれるのか。それは、主人公ナム(のちのドジン)の直向きな生き方にある。父が犯した罪ゆえに、常に世間の冷たい目にさらされ、自らもその血を継ぐ不安に苛まされるドジン。しかし、決して人生を投げ出したり心歪ませたりすることなく、木(ナム)のように黙って耐え、懸命に罪を償おうとしていく。そのけなげさ、切実さ、“心の美しさ”に胸打たれずにはいられない。一方で、自分を救ってくれた大切な人たちを守ろうとする強さ、律儀さ、間違ったことには凛として立ち向かう正義感にシビレる。

優しさと強さを内包するキャラクターを見事に体現したのは、「ゴー・バック夫婦」などで注目を集めた新鋭チャン・ギヨン。悲しみを湛えた瞳、心の傷を抱え込み一人流す涙、愛する者の前で見せる幼気(いたいけ)な姿、父との対峙で放つ怒りと苛立ち、ふいに爆発する冷たい狂気。複雑で繊細な内面の表現に、惹き込まれるばかりだ。さらに、物語のキーとなる少年時代のエピソードを、静けさの奥に秘めた芯の強さで魅せた子役ナム・ダルムの名演も光る。彼が誰の息子であろうと信じ想い続けるヒロイン、ジェイ(=ナグォン)の、闇を照らすような純粋な愛も救いを与えるものに。歪んだ父性で息子を苦しめる父ヒジェの不気味な陰が緊張感を与えるからこそ(演じたホ・ジュノの強烈なオーラたるや!)、2人が互いの傷を癒やし合っていく姿、悪しきものに立ち向かい、幸せになろうと努力する姿が観る者の心にじわじわと感動を広げていくのだ。

さらに、ドジンの孤独や絶望を抱きしめ包み込む養母オクヒをはじめ、周囲の人々の情愛にも涙させられることしきり。オクヒはドジンにこう語る。「泣きたいときは我慢しないで。悲しいときは人に抱きしめてもらうの」。誰かの悲しみを抱きしめてやる、それが互いの癒しになる。その温かさが全編ににじみ溢れる美しい物語だ。

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「ここに来て抱きしめて」予告動画



「ここに来て抱きしめて」配信・DVD情報
「ここに来て抱きしめて」キービジュアル

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