年またぎ≪陰鬱暴走・正面衝突≫大晦日から元旦にかけての一夜限りの年越しオールナイト上映! 『ダーティハンター』、『危険な来訪者』、『マッド・ドッグ・モーガン』、『ワンス・ウォリアーズ』人間狩り!家屋侵入!収監!拷問!家庭内暴力! 思わず目を背けたくなる闇を描いた、滅多に劇場鑑賞の叶わない重要な4作。大晦日2025年12月31日(水)22:00 → 元旦2026年1月1日(木)05:39

≪陰鬱暴走・正面衝突≫
DEPRESSIVE FUNERAL ATTACK:DARKEST HUMAN NATURE
【日程】2025年12月31日(水) 22:00~ 終了予定:翌日5:39頃
【劇場】シネマート新宿スクリーン1
【料金】3,500円均一
【上映作品】『ダーティハンター』、『危険な来訪者』、『マッド・ドッグ・モーガン』、『ワンス・ウォリアーズ』(上映順)
【販売】12/11(木)18:00より 劇場窓口&劇場オンライン予約
https://cinemart.cineticket.jp/theater/shinjuku/schedule#20251128
年末の慌ただしさ、年始の晴れやかさの真っただ中、気分急降下、垂直に轟沈するかつてない体験。
時間的な疲労感、内容的な気分の落ち込み、そして果たして来場者があるのか、
あらゆる面で心配になる大晦日から元旦にかけての一夜限りの年越しオールナイト上映≪陰鬱暴走・正面衝突≫の開催がたったいま、決まった。
この上映は過去シネマート新宿が開催してきた気が滅入る特集上映≪狂人暴走・大激突≫の流れを汲み、≪大暴走・野蛮地獄≫に続くひさびさの第三弾。
年明け1月2日(金)から約50年ぶりのロードショー公開となる『ダーティハンター』の特別先行上映に加え、
おそらく約53年ぶりの上映となる『危険な来訪者』、おそらく日本初上映『マッド・ドッグ・モーガン』、
おそらく約30年ぶりの上映となる『ワンス・ウォリアーズ』の滅多に観ることの叶わない4作が揃い、
しかもスペイン、フランス、オーストラリア、ニュージーランドという南北半球にまたがるグローバル極まりない多国籍の衝突となった。
『イージー★ライダー』のピーター・フォンダが初めて本格的悪人に挑んだ『ダーティハンター』はすべての幸せを手に入れたベトナム帰還兵たちが
人知れず人間狩りに興じ、道徳も倫理も思いやりも何もかも捨てた異常性を冷静に発揮する救いようのない鬱映画。
日本でこれまで一度もソフト化されず、海外でも海賊版的なものしか流通せず、50年前の初公開時のスクリーンか、
その後の数回のテレビ放送しか観る手段のなかった貴重作。過去の鑑賞で脳裏に焼き付いて離れない方々や、
鬱映画ファンから常に待望論が上がってきたこの作品が2026年1月2日(金)からの半世紀ぶりのロードショーに先駆け、
≪陰鬱暴走・正面衝突≫で特別先行上映。
その後、無言の除夜の鐘の後上映となるのは、フランスのシンガーソングライターであり、シャンソン界のスーパースター、
シャルル・アズナヴールが主演をつとめた容赦ないサスペンス『危険な来訪者』。
アズナヴール演じる幸せな医師とその家族が突然の闖入者によって幸せを奪われ、静かに怒りに震えてメスを片手に反撃を開始する。
これも一度もソフト化の形跡がなく、観る手段のない作品。
その次は『イージー★ライダー』のデニス・ホッパー主演、『ラストエンペラー』等の大プロデューサー、
ジェレミー・トーマスのキャリア初プロデュース作品『マッド・ドッグ・モーガン』。
ホッパー演じる無法者がいたぶられる実話を描いた劇場未公開作。≪陰鬱暴走・正面衝突≫がおそらく日本初上映となる。
そして最後は母国ニュージーランドでは国宝級の扱いを受けているのではないかと思われる『ワンス・ウォリアーズ』。
先住民マオリの実態を、一つの家族を通して過酷どころではない厳しさで見つめた激編。監督はマオリの血を引くリー・タマホリ。
残念ながら先月この世を去り、この度の上映は追悼的な上映の意味合いも持つこととなった。
上映の終了予定時刻は元日早朝5時39分。告知ビジュアルには「初日の出は、拝めない。ひたすら下を向いて帰るのみ。」と記してあるが、
東京の初日の出の予定時刻は6時51分につき、十分拝めるチャンスはある。只、見上げる気力が残っているかは、疑問だ。
さらにこのオールナイトは入場後出入り自由。
途中初詣に出かけてもよし、食事に出かけてもよし、帰っても大丈夫だ。
またシネマート新宿は本当に上映するので約7時間、どっぷり映画に浸ることも可能なので安心してほしい。
絶望には絶望を、鬱には鬱を。ここに幸せや安易な感動はない。
来年を乗り切るための、厄を断ち切る失意の年越し上映。人生に一度、あるかないかの貴重な機会を見逃さないでほしい。
【上映作品】
俺たちは何故狙われるんだ!姿なき謎のハンターのH・Hマグナム銃に一人、また一人若者が鮮血に散る恐怖と戦慄の“人間狩り”!二度と鑑賞不能と思われたまぼろしの陰鬱映画、ふたたび解禁。
『ダーティハンター』 ※特別先行
1974年|スペイン映画|105分|原題:LOS CAZADORES|英題:OPEN SEASON
© MERCURY FILMS All rights reserved.
監督:ピーター・コリンソン
出演:ピーター・フォンダ、コーネリア・シャープ、ジョン・フィリップ・ロー、リチャード・リンチ、アルベルト・デ・メンドーサ、ウィリアム・ホールデン
<恐怖>という冷たい風が呼ぶ二人の訪問者-。なぜ私たちの幸せを奪うのか!青いコルシカに愛は砕け散る・・・。鬼才セルジオ・ゴビが放つ、身動き出来ぬサスペンス。
『危険な来訪者』
1971年|フランス映画|98分|原題:LES INTRUS
監督:セルジオ・ゴビ
出演:シャルル・アズナヴール、マリー=クリスティーヌ・バロー、カティア・アズナヴール
奴らは彼を狩り、飢えさせ、投獄し、鞭打ち、焼印を押し、殴打し、撃った。だが彼を破壊することはできなかった。1850年代豪州で指名手配されていた無法者ダニエル・モーガンの実話。
『マッド・ドッグ・モーガン』
1976年|オーストラリア映画|103分|原題:MAD DOG MORGAN
© 1976 Mad Dog Motion Picture Productions
監督:フィリップ・モーラ 製作:ジェレミー・トーマス
出演:デニス・ホッパー、ジャック・トンプソン、デヴィッド・ガルピリル、フランク・スリング、マイケル・ペイト、ビル・ハンター、ジョン・ハーグリーヴス、マーティン・ハリス
魂を揺さぶるマオリの鼓動。世界各国の映画祭を席巻した、衝撃のニュージーランド映画。ここまで厳しい家庭状況に耐えられるか。
『ワンス・ウォリアーズ』
1994年|ニュージーランド映画|104分|原題:ONCE WERE WARRIORS
© 1994 COMMUNICADO LIMITED.
監督:リー・タマホリ
出演:レナ・オーウェン、テムエラ・モリソン、ジュリアン・アラハンガ、ママエンガロア・カーベル


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