監督
アレクサンドル・ソクーロフ
9月11日(金)より1週間限定上映
美術品が陳列されたままのエルミタージュ美術館(所蔵品300万点以上は世界最大級)内部を使い、ロシア近・現代300年史を、世界映画史上初の90分ワンカットの手法で描いた史上最も贅沢な作品。世界的に大ヒットを記録し、日本でも初公開時に大きな話題を呼びヒットした。
過去と現在、うつつと幻想が交錯する不思議な時間旅行が今、始まる──。19世紀に実在したフランスの外交官キュスティーヌ伯爵と、ソクーロフ自身のナレーションに導かれ、ロシアが世界に誇るエルミタージュ美術館内部を巡っていく。ラファエロ、ダ・ヴィンチ、レンブラント、エル・グレコなど超一級の美術品が展示された館内で、ロシア300年の歴史が立ち現れていく。ある時はピョートル大帝に、ある時は観劇するエカテリーナ女帝に、ある時はニコライ1世に謁見するペルシャの使節に、またある時は革命が忍び寄るニコライ2世の最後の晩餐にも、彼らは遭遇するのだった──。
アレクサンドル・ソクーロフ Aleksandr Sokurov
1951年シベリア生まれ。ロシアを代表する映画監督。ソ連時代には全作品が公開禁止となるなど、国家権力による検閲や上映禁止と対峙しながら創作を続けてきた。当局による『独裁者たちのとき』(2022年)の上映禁止を受け一時は引退を示唆したものの、その創作意欲は衰えることなく、現在も精力的に制作を続ける。映像・音・音楽・俳優の演技を一体化させ、一幅の絵画を描くように構成される独自の作風は、映画界のみならず、美術や文学をはじめとする幅広い分野で高く評価されている。なお、現在は後進の育成にも力を注いでいる。
アレクサンドル・ソクーロフ
特別出演:ワレリー・ゲルギエフ オリジナル音楽演奏:ロシア国立エルミタージュ交響楽団
音楽演奏:マリインスキー歌劇場管弦楽団(指揮:ワレリー・ゲルギエフ)
製作+日本初公開2002年/露・独・日(NHK)/カラー/日本語字幕付き/99分