監督
ピエル・パオロ・パゾリーニ
3月13日(金)より2週間限定上映
1944年、第二次大戦の終焉が迫る北イタリア・サロ。敗戦の影が濃くなる中、侯爵、大司教、判事、大統領の四人の権力者が、町中の美少年美少女たちを拉致し、閉ざされた館で独自の支配の儀式を始める。そこでは、人間性が試され、快楽と苦痛、秩序と狂気がねじれ合う異様な日々が続く。若者たちは逃げ場を失い、服従と絶望の狭間で心を削られていく。外の世界では戦争が崩壊を告げ、内なる地獄では権力の暴走が極限に達する。
美と残酷、支配と欲望、そして死の影が交錯する、比類なき寓話的衝撃作。20世紀映画史において最も過激で、そして最も冷徹な寓話のひとつとして今も語り継がれている、パゾリーニ監督の遺作にして、芸術と思想の到達点。
多くの映画ファンからスクリーンでの上映を待望されながらも長らく様々な事情により上映が叶わず、滅多に観ることのできない作品を集めた特集上映「コケティッシュゾーン」の第3弾、「コケティッシュゾーンVol.3」の開催が決定!2026年1月23日(金)より各作品2週間限定でシネマート新宿にて順次上映!劇場で鑑賞するレアチャンス!
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジョルジョ・カタルディ、ジョルジオ・カタルディ、ウンベルト・P・クィンタヴァレ、アルド・ヴァレッティ
撮影:トニーノ・デッリ・コッリ 音楽:エンリオ・モリコーネ
1975年|117分|イタリア=フランス合作
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