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いよいよ7月24日(木)にて終了。

殺しの分け前/ポイント・ブランク

スコセッシ、ソダーバーグ、ノーランも絶賛!!
復讐に憑かれた男の激情と妄執が、歪んだ時空間の中に断片化されるハードボイルドの最高傑作
リー・マーヴィン主演×巨匠ジョン・ブアマン監督作品
『殺しの分け前/ポイント・ブランク』



リー・マーヴィン…ハリウッド史上ここまで強烈な面構えのスターがいたであろうか。
1960年代から現在まで、マックィーン、ブロンソン、イーストウッド、スタローン、シュワルツェネッガー、
チャック・ノリス、スティーヴン・セガール、ブルース・ウィリス、リーアム・ニーソン、ジェイソン・ステイサム、
ジェラルド・バトラーなど、それぞれの時代を代表するアクション・スターたちがスクリーン上で格闘と銃撃と爆破を繰り返し、
世界中で喝采を浴びてきた。
だが、彼らが束になっても敵わない唯一無二の存在、
ハリウッドではもはや死に絶えつつある【タフガイ】の原点にして頂点、それがリー・マーヴィンだ。

その鋭い視線、鬼の如き形相、なびく銀髪、銃器の構え、佇まい、すべてが無類。スーツという鎧を身にまとい、
マーヴィンが復讐に憑かれた「歩く暴力」と化す圧倒的代表作であり、『ブリット』(68)『ダーティハリー』(71)『フレンチ・コネクション』(71)に先駆け、
それまでの犯罪映画をあらゆる面から刷新した革命的ハードボイルド、それが『殺しの分け前/ポイント・ブランク』だ。

歪んだ時空の中で夢と記憶と幻想を断片化した、クライム・アクションとアヴァンギャルド映画の前人未到の融合を果たした、
初公開から半世紀以上劇場で観ることができなかった本作、理解できるか、理解不能に陥るか────今、21世紀の観客に問う!

この度初公開となるメイン・ビジュアルは、リー・マーヴィン演じる主人公ウォーカーが、
44マグナムを激射する夢のようなスローモーションを連続写真的に捉えた日本オリジナルのデザイン。
「夢だ、これは夢だ。」という作品のキーワードとなるセリフがキャッチコピーとして採用されている。
また、30秒特報は、ウォーカーが復讐の決意を胸にロサンゼルス国際空港の通路を歩き続ける名場面「ウォーキング・ウォーカー」からの抜粋。
その印象的な靴音が次第に緊張感を高め、「暴力が、スーツを着て歩いてくる」というコピーが消えた瞬間、
凄まじい銃声が轟く、という構成になっている。

予告編

監督

ジョン・ブアマン

キャスト

リー・マーヴィン アンジー・ディキンソン ジョン・ヴァーノン シャロン・アッカー キーナン・ウィン

スタッフ

製作:ジャド・バーナード ロバート・チャートフ
脚本:アレクサンダー・ジェイコブス、デイヴィッド・ニューハウス、レイフ・ニューハウス 
原作「悪党パーカー/人狩り」 by リチャード・スターク
撮影監督:フィリップ・H・ラスロップ 
音楽:ジョニー・マンデル

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