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アジアをもっと好きになる

2月15日(水)までの限定上映‼【2/16(木)は休館】

42-50 火光(かぎろい)

ストーリー

50歳、祐司は脚本家。42歳、佳奈は女優。2 人は 2 年前に結婚した夫婦であり、夫の母と同居している。佳奈は最近、自分の演技に限界を感じていた。「子供を産んだことのない自分には、母親の役が上手く出来ない」と。夫の祐司とは積極的に子作りを意識していなかったが、家族会議で不妊治療を始めることになる。夫婦は不妊治療の現実を知ると、42歳はかなり遅いスタートになったと理解する。色んな情報や困難に悩みながらも、子供という希望が二人の日々を明るくしていく。しかし、ある時、佳奈の父、徹(69)が難病指定の A L S を発症していることが分かる。夫婦の生活は不妊治療と難病の父を支える日々。ストレスが重なる佳奈は、同居する祐司の母、容子とボタンの掛け違いを生んでいく。「姑と妻の問題」に直面した祐司は、離れて暮らす姉妹に相談するが、「二人の小姑」の存在は問題をより複雑に炎上させていく。

ミドル世代に差し掛かる夫婦には、若い夫婦よりも2倍3倍のストレスが降りかかる。不妊治療というストレス、難病で死に向かう父、問題を複雑化させる姉妹、我が儘を拗らせる親たち……。東京で暮らす夫婦の実態を見つめた映画を通じて、観客は日本人の今リアル)を知ることができる。結婚について、親と子について、妊娠について、死について、私たちは答えを出せるのだろうか―――

予告編

監督

深川栄洋

キャスト

宮澤美保 桂 憲一
白川和子 吉田幸矢 須永千重 八木さおり 棚橋ナッツ 春日井静奈 古山憲太郎 梅里アーツ 市原洋
加賀まりこ 柄本 明

スタッフ

脚本:深川栄洋
プロデューサー:不二正人 撮影監督:安田光 録音:植田中 音楽:平野真奈仕上げ:豊里泰宏 CG:田中貴志 整音効果:丹雄二 キャスティング:原田信
助監督:遠藤健一 金子周平 撮影助手:髙橋慶太 編集:坂東直哉 宣伝:平井万里子製作・配給:スタンダードフィルム
配給協力:ポレポレ東中
2022/日本/94 分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch
©2022 スタンダードフィルム

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