応答せよ1997 とは

introduction

各年代別視聴率No.1!! 韓国ドラマの歴史を変えた大ヒットラブストーリー

 33歳の主人公たちが学生時代を過ごした90年代と、2012年の現在を行き来しながら、初恋、家族、友情の物語を切なく、そしてユーモラスに描いていく本作。瑞々しくノスタルジックに再現された90年代の世界観と珠玉のストーリーが幅広い層の支持を獲得し、1%を超えれば大ヒットといわれる韓国ケーブルチャンネルで、史上最高(※)となる視聴率7.55%を記録した。
 アイドルに夢中の主人公シウォンには演技初挑戦のチョン・ウンジ(A Pink)、不器用ながらも彼女を想い続ける一途な幼なじみユンジェをソロシンガーのソ・イングクが演じ、両者ともた類いまれなる才能を発揮。芝居だということを忘れさせるほど自然な演技に視聴者が大絶賛! ユンジェ&シウォンの“応答カップル”の人気はドラマを飛び出し、放送後の各授賞式でベストカップル賞を受賞した。
 また、脚本・演出ともに異例のバラエティ出身スタッフにより製作された本作。過去と現在を交互に魅せながら展開していく緻密なストーリーと、笑いと涙を誘う“仕掛け”満載の演出は、視聴者をたちまちとりこにし、ドラマにハマるファンが続出! バラエティで培った「人を楽しませる才能」で、人々を夢中にする新感覚のドラマを生み出した。
 さらに本作は、登場するキャラクター全員に自分の周りの誰かを彷彿とさせられるほど、ひとりひとりを丁寧に、リアルに表現している点でも多くの共感を呼んだ。胸を締めつける甘酸っぱい初恋や、目頭がじんと熱くなる家族との絆など、もう二度と戻れない“あの頃”が生き生きしたキャラクターを通して蘇り、笑いと涙と、あたたかな余韻を残す…。「応答せよ1997」は、世代や国境を越え、すべての人の心に眠る“あの頃”に呼びかける、至上最高のラブストーリーだ。

story

2012年、ソウル。釜山のとある高校の同窓会で1組のカップルが結婚を発表するという…。

 ソウル市内の居酒屋に集まった30代の男女。懐かしい顔ぶれとの再会に、テーブルを囲む彼らには笑顔があふれる。今宵、この場で結婚を発表する2人とはいったい誰なのか…? その真相を解き明かすように、物語は彼らが高校生だった1997年の釜山にさかのぼる。
 18歳のソン・シウォン(チョン・ウンジ)はH.O.Tのトニー・アンの大ファンで、勉強そっちのけで毎日トニーのことばかり考えていた。一方、幼少時に亡くした両親の親友であるシウォンの父母の世話になりながら、兄のテウン(ソン・ジョンホ)に育てられてきたユンジェ(ソ・イングク)は、成績は常にトップで運動神経も良く、非のうちどころのない“完璧”な男子。生まれた時からいつも一緒のシウォンとはケンカばかりしているが、いつの頃からか“ただの幼なじみ”だった彼女に恋心を抱くようになっていた…。現実の男子よりもアイドルに夢中で「恋」だの「愛」だの言われてもピンと来ないシウォンだが、ある日、親友ユジョン(シン・ソユル)からユンジェに告白したことを知らされる。ユンジェもまた、告白の返事をどうするべきか、シウォンに相談するのだが…?

韓国中が熱く応答!!本作が巻き起こした 応答せよ1997 シンドローム

事例1 悔しいくらいクセになる展開。笑って泣ける仕掛けが散りばめられた演出――。緻密なストーリー構成に“応7※廃人”が続出!

インターネット配信のダウンロード数&再生回数700万回を突破!(2013年1月)

事例2 各社がこぞって「応答せよ!」を広告コピーに!

インターネット、電車内や街頭など、「応答せよ!(응답하라)」の文句があちこちに。

事例3 ノベライズ本は発売日に初版完売! 事例4 「たまごっち」「ポケベル」、当時のヒット曲などドラマで完全に再現された「90年代」がブームに! 事例5 OSTも異例の大ヒットを記録!主演カップルのデュエット曲がチャートを席巻!

「All for you」発売と同時に主要音源チャートで1位を獲得! 「2012 Melon Music Awards」で「2012 Style Music Award - Best OST」、「2012 Mnet Asia Music Awards」で「ベストOST賞」を受賞。

Column 1997年その年、韓国では…

1997年の韓国は、経済、政治的にもさまざまな“変化”と“事件”が起こった年だった。まずは1997年7月、アジア各国で急激な通貨の下落が相次いだ「アジア通貨危機」の発生。この通貨危機は東アジア全体に飛び火し、韓国は経済破綻の危機に見舞われた。その後IMF(国際通貨基金)に支援を要請し、経済は徐々に回復していったが、この事態で大量の失業者が生まれ、韓国経済に深い爪痕を残すことになった。そんなさなか、同年12月に行われた第15代大統領選挙では金大中が当選し、翌年、大統領に就任。また、1998年10月に金大中大統領が「日本の大衆文化解禁の方針」を表明すると、法により規制されてきた日本のマンガ、映画、アニメ、音楽などが徐々に解禁に。それ以前にも“非公式”に韓国の人々が日本文化を享受していたことはドラマにも描かれているが、この公式的な文化開放は、その後の韓国大衆文化に大きな影響を与える出来事となった。本作では90年代後半を学生として過ごした若者にフォーカスをあて、各話には当時を象徴するできごとやアイテムが必ず登場。「たまごっち」「ポケベル」といった小物や、アイドルが流行させたヘアスタイルなど、“ノスタルジックな韓国”が細かい部分に描かれている。