ドラマをより深く!
深堀キャスト解説

「師任堂(サイムダン)、色の日記」といえば、主演のイ・ヨンエさん、ソン・スンホンさんの印象が強いですが、その他のキャストもかなりの実力派揃い!

このコラムでは、新星からベテランまで、「師任堂(サイムダン)、色の日記」に出演する俳優達を深堀していきます。

内禁衛将|パク・ジョンハク

中宗の忠臣であり、ギョムのことも密かに見守ってきた護衛武士。
時代劇における"主従萌え"を体現するかのような忠義の男を演じるのは、演劇畑出身で実力派として知られるパク・ジョンハクです。

自ら演劇公演を制作するなど、舞台で精力的に活動していた彼は、01年の『MUSA-武士-』でスクリーンに進出。
チュ・ジンモ演じる高麗の将軍チェ・ジョンに忠誠する副官カナム役を演じ、冷徹な軍師で印象を残すと、02年にはキム・ジョンハク監督が演出を手掛けた大ヒット時代劇「大望」で剣士イス役に抜擢。
ドラマ界にも活躍の場を広げていきます。

さらに、彼の顔をお茶の間に知らしめることになったのが、「海神-HESHIN-」(04年)。
主人公チャン・ボゴの仇敵ジャミ夫人の側近ヌンチャン役を演じ、一躍注目を浴びることに。

その後も、キム・ジョンハク監督による「太王四神記」(07年)では、ペ・ヨンジュン演じる主人公タムドクの側近、コ将軍を、高句麗第3代王ムヒュル(ソン・イルグク)の半生を描いた「風の国」(08年)では、高句麗の宿敵である扶余の王テソの右腕サグを演じるなど、主人公の味方・敵方問わず、"傍らで尽くす"寡黙で律儀な側近役として、多くの時代劇を支えてきました。

最近では、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」に、チョ・ミンギ演じる高麗初代王・ワン・ゴン/太祖の従弟ワン・シンニョム役で出演。
野心を秘め、王位継承を巡り争う皇子たちに何かと干渉する叔父として、物語に緊迫感を与えています。

他にも、「恋はドロップキック!~覆面検事~」で殺人魔を演じたり、「百年の花嫁」では怪しい(?)占い師を演じたりと、現代劇でも個性的なキャラクターでインパクトを与えている"いぶし銀"脇役です。


「恋はドロップキック!~覆面検事~」より。

強面で寡黙な印象ですが、そばに仕えているだけで独特の存在感を与えるパク・ジョンハク。
本作でも、中宗の影のように控える、その重厚な役どころに注目です。

「師任堂(サイムダン)、色の日記」©Group Eight
「恋はドロップキック!~覆面検事~」Licensed by KBS Media Ltd. © 2015 KBS. All rights reserved


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。