この連載では、様々な症状に効く中国ドラマ、台湾ドラマをご紹介します。今回は「イケメン女子を応援したい！」時におすすめの、「若葉の詩～青青子衿～」シエ・ビンビン×「天舞紀～トキメキ☆恋空書院～」ウー・ジアイー共演の謎解きラブロマンス時代劇「雲中月～二人だけの約束～」を紹介します。

"イケメン女子を応援したい！"あなたに
「雲中月～二人だけの約束～」が効く３つの理由！

◎男前でカッコいいイケメン女子たちの痛快な活躍が観られます
◎イケメン女子とイケメン男子のいろんなカップリングが楽しめます
◎現代女性が共感できる胸キュンの恋愛模様が堪能できます

女子も男子もイケメン！多様なカップリングが楽しいイマドキ時代劇ロマンス「雲中月～二人だけの約束～」

人に媚びず誰にでも公平な男前な性格で、女性から見てもカッコいい“イケメン女子”。そんな女性キャラクターたちが活躍する「雲中月～二人だけの約束～」は、“イケメン女子”カップルに萌えられるだけでなく、彼女たちに負けず劣らずのイケメン度でときめかせてくれる男性キャラクターたちも登場！

様々なカップリングが楽しめるこれまでとは一味違う時代劇ロマンスの見どころを紹介します。

各々のミッションを抱えた男前なキャラクターたち

知恵と度胸で世を渡るイケメン女子
沈魚（しんぎょ）／顧易（こえき）

【性格】負けず嫌いでトラブルを起こしがち。でも、仁義に厚く困っている人がいれば助けずにはいられません。孤児のふりをして正体を隠していますが、亡き父は太医で医術が得意。

【ミッション】高貴妃に毒を与えたという冤罪で処刑された父の汚名をすすぎ一族の名誉を取り戻すこと。

Cast：ウー・ジアイー（呉佳怡）
1995年12月1日生まれ。「鳳囚凰 〜陰謀と裏切りの後宮〜」では主人公の護衛役でしたが、「天舞紀～トキメキ☆恋空書院～」ではヒロイン役となりシュー・カイと共演。可愛いだけじゃない個性が光る演技に注目！

正義を貫く優しいイケメン女子
周悦（しゅうえつ）

【性格】周家三の方の後継ぎの男性として生きていますが実は女性。その秘密を守らなければいけないため常に警戒心が強め。でも、思いやり深く周囲に対しての気遣いは抜群。

【ミッション】周家三の方を守る男子として生きること。その秘密を守り通すこと。

Cast：フー・ジン（傅菁）
1995年6月29日生まれ。ヤン・チャオユエと同じアイドルグループ、火箭少女101出身のクールビューティ。「鳳舞伝 Dance of the Phoenix」でも師匠の娘が大好きすぎるイケメン女子を演じていました！

天邪鬼なツンデレヒーロー
景王・斉璋（せいしょう）

【性格】頑固でプライドが高い貴公子。愛想も口も悪いですが心は優しくて意外と純情な面も。策略を巡らしながら大事な沈魚のことはしっかり守ります。

【ミッション】子供の頃に失踪してしまった母親を捜しだすこと。

Cast：シエ・ビンビン（謝彬彬）
1995年12月20日生まれ。「若葉の詩（うた）～青青子衿～」では不器用な武闘派イケメン、「尚芸館の五つ星 プリンスとのナイショの恋」では一途で無邪気な若様を好演。本作ではツンデレなオレ様役で新たな魅力を発揮！

カタブツで天然な実直イケメン
高墨（こうぼく）

【性格】幼なじみとして周悦を守ってきた人の好い青年。バカ正直で騙されやすいところも。でも、信頼できる人物なのでいざという時に頼りになります。

【ミッション】おばの高貴妃に代わって毒が盛られた事件の真相を明らかにすること。

Cast：チャン・スーファン（張思帆）
1992年11月18日生まれ。「両世歓～ふたつの魂、一途な想い」ではヒロインの気のいい幼なじみ、「親愛なる君主様」ではツンデレ王様役に。ワイルドでもちょっととぼけたキュートさがあるのがチャームポイント！

各々のケミストリーを楽しみたい！3つのカップリング

偽装結婚から始まる義姉妹関係
沈魚×周悦

沈魚と周悦のイケメン女子2人の関係は偽装結婚からスタートします。報酬目当てで周悦との結婚を決めた沈魚は、病弱だという理由で欠席した新郎の代わりにオンドリと挙式。その後、いざ周悦と対面してみると「女子の私よりも美しい！」とびっくりします。

一方、周悦は名義上だけの妻である沈魚に対しても気遣いを忘れません。曇りのない目で沈魚を見て、彼女の善良さと勇気に気づくと、夫としてできるだけ彼女を守ろうとします。そんな周悦に沈魚がついつい甘えてしまうのも納得。常に上品で立派な振る舞いを見せる周悦に、観ているこちらもドキドキさせられます。

もちろん、お互いに正体を明かすことになっても、2人の関係は壊れるどころかますます絆が強まり、力を合わせて困難を乗り越えていくことに。そんな最強のイケメン女子コンビにエールを送りたくなります！

主従契約から始まる熱愛関係
沈魚×斉璋

沈魚は最初、身分を隠す斉璋から嫁ぎ先の周家を調べる密偵として雇われます。そのため、斉璋は終始、沈魚に対して命令口調で、沈魚は彼をいけすかない偉そうな男だと思って反発しながらも、お金のために任務を引き受けることになります。

一方、斉璋は沈魚が高貴妃に毒を盛ったとされて滅ぼされた顧家の遺児という身分を隠していること、彼女が父の汚名をすすぐために行動していることに気づいていきます。また、“箱入り息子”だった彼の常識とはかけ離れた、女性らしからぬワンパクな言動を見せる沈魚に、驚かされながらも惹かれていきます。

こうしてケンカの火花がいつしか恋の火花に変わって、2人はいい雰囲気に。しかも、子供の頃から運命の赤い糸で結ばれていたと分かる展開に!? 斉璋のイジワルなツンもデレ隠しのツンも、沈魚ならうまくあしらうことができて、2人の相性はバッチリ。ブレない強さで愛を育んでいくお似合いカップルにキュンキュンさせられます！

幼なじみから始まる密愛関係
周悦×高墨

高墨は周悦の幼なじみで、いつでも彼女の世話を焼きたがり無邪気にスキンシップをしてきます。そのため周悦は「距離を保て」と言っては、近寄ってくる彼を牽制することに。側から見ればしっかり者の周悦が粗忽な高墨を叱っているようですが、彼女は高墨にも女性であることを知られまいと必死なのです。

そんな周悦は高墨と同じ刑部に勤めることになると、共に捜査を手がけるなどして、さらに彼と一緒にいる時間が増えていきます。そうすると自分の高墨への気持ちが特別な感情だと気づいていくことに。一方、高墨も周悦が妻の沈魚とイチャついているのを見ると、ついヤキモチを焼いてヤケ酒を飲んだりしてしまいます。

そんなふうにじれキュンの両片想いが続く周悦と高墨は、どうやって想いを伝え合うことができるのでしょうか？　また、皇帝を欺く罪を犯している周悦を高墨が守り抜くことができるのかどうか、その成り行きにも注目です！

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TEXT： 小酒真由子（フリーライター）
映画界・出版界での会社勤めを経てフリーライターに。アジアから欧米までドラマについて執筆しています。双葉社『韓国TVドラマガイド』にて「熱烈推薦!! 中華ドラマはこうハマる！」を連載、Cinem@rtにて「『山河令』の台詞を読み解く」「アジアドラマの処方箋」などを執筆。

今回のおくすり：「雲中月～二人だけの約束～」

DVD-BOX1：発売中
DVD-BOX2：2023.11.8（水）発売　各14,300円（税込）
※レンタル開始＆各社動画配信サービスにて配信中
発売・販売元：エスピーオー

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