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【最新エンタメin台湾】「台北女子図鑑」主演のグイ・ルンメイ、人気トーク番組でスカウト秘話を語る

ニュース提供元:PTS台湾公共テレビ(公視)

 炎亜綸、唐綺陽、呉姍儒、桂綸鎂、林思宇の集合写真

アーロン(炎亜綸)、ジェシー・タン(唐綺陽)、サンディ・ウー(呉姍儒)が司会を務めるリアリティートーク番組「36題愛上你(原題)」(仮訳:恋に落ちる36の質問)に、グイ・ルンメイ(桂綸鎂)とリン・スーユー(林思宇)が出演した。

二人は、動画配信サービスDisney+で配信中のドラマ「台北女子図鑑」に主演している。キャストはほかにシェリル・ヤン(楊謹華)、ティエン・シン(天心)、キミ・シア(夏于喬)、ジョセフ・チャン(張孝全)、ワン・ポーチエ(王柏傑)、Mayday(五月天)のSTONE(石頭)ら、第一線で活躍する十数人が名を連ねる。

これまで、一作品あたりの共演者は多くても4人くらいだったというグイ・ルンメイは、若手からベテランまで、一度に大勢の俳優と共演できることが、今回オファーを受けた理由の一つだと語った。撮影に入る前には、「台南組」のメンバーを演じるリン・スーユー、キミ・シア、ワン・ポーチエと4人で台南へ旅行。貸し切りのペンションでお酒を酌み交わしながら心ゆくまでおしゃべりを楽しんだことで、「距離が一気に縮まった」と言う。しかし「プライベートでは顔見知りで、気まずいのが苦手です」と意外な面も明かした。

桂綸鎂、林思宇

また、番組では芸能界入りした経緯にも言及。当時MRT西門町駅の出口で、イー・ツーイェン(易智言)監督の目に留まったことが転機となった。ルンメイは「その日は彼氏と喧嘩して機嫌が悪かったので、何か考えているような顔に見えたのかも」とし、「孟克柔は無愛想な女の子なので、たまたま役のイメージに合ったのかもしれません。当時私の服装も中性的でした」と、スカウトされた理由について推測した。

また、デビュー作『藍色夏恋』の名コンビ、チェン・ボーリン(陳柏霖)とは「細水長流(細く長い)」関係だと語る。撮影前の演技レッスンでいつも同じリアクションや仕草をするなど、自然と互いの理解を深めた結果、ボーリンは共に成長した親友として、「安心感があり落ち着く存在」となった。サンディが「どうして付き合わなかったんですか?」と尋ねると、ジェシーは「安心感のある相手とは、恋愛関係になりません」と鋭く分析。ルンメイは頷いて「二人とも友情を大切にしてきたので」と、ジェシーの見方に同意を示した。

桂綸鎂

ジェシーはさらに「安心感があるのは、気恥ずかしいというぎこちなさがないから。つまり安心感のある相手には、ときめきを感じないのでは?」と持論を展開。すると、アーロンがサンディに向かって「だから僕たちは少しもぎこちなさがないんですね」と発言。これに対しサンディが「いやいや、私の夫があなたとすごくぎこちないでしょう。夫を狙うのはやめて」と強気に反論すると、アーロンは大爆笑。さらに「サンディが出産で入院するとき、家事を手伝いに行きますよ」と煽り、会場中を笑わせた。

一方、芸能界で倹約家として知られるリン・スーユーは、一カ月の電気代が100元(約470元)を超えたことがないと明かし皆を驚かせた。「普段キャンドルをつけて生活しているんですか?」とアーロンに尋ねられたスーユーは、「自宅ではせいぜいシャワーを浴びて寝るぐらいなので」と破格の理由を語る。また、小さいころからクーラーを切ったり家中のコンセントを抜いたりしていたとし、「自分ではあまり大変だと思わないんです」と微笑んだ。サンディは、そんなスーユーを「節約系タレント」とカテゴライズし会場を沸かせた。

林思宇

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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