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近未来を描いたドラマ「2049」が6月からmyVideo、東森テレビで配信・放送開始!

ニュース提供:東森電視

「次の被害者」(Netflixで配信中)を制作したグリーナー・グラス・プロダクション(瀚草影視)が次に手がけるのは、2049年を舞台としたドラマ「2049(原題)」。第一シーズンは「完美預測」、「刺蝟法則」、「幸福話術」の短編3本のオムニバス仕立てだ。

人類が、ビッグデータのアルゴリズムによって運命を把握するという「完美預測」では、シャオ・ユーウェイ(邵雨薇)とリン・ボーホン(林柏宏)が主演を務める。二人は、ビッグデータによって将来殺人犯になると予測された子供の親を演じる。リン・ボーホンは、「物質面は絶えず進化していても、精神面が改善しているとは限らない」と感想をもらした。

 


「刺蝟法則」は、新しいカウンセリングの手法で人生の痛みを癒やすというストーリー。主演のフィービー・リン(林子熙)とクリスティーナ・モク(莫允雯)は、広くて真っ白なカウンセングルームでの撮影が多かったことから、「寒々しい世界!」と口をそろえた。フィービー・リンは、「完美預測」ではリン・ボーホンのカウンセラーとして、2作に跨って出演している。


「幸福話術」は、心が離れつつある夫婦が、心を読み取る装置を使ってお互いを理解しようとする様子を描く。主演は、チェン・ハンディエン(陳漢典)とリー・イージェー (李亦捷)。チェン・ハンディエンは、「2049年は世界の流れがもっと速くなっていると推測できる。情報が爆発的に多い時代で、人間同士の交流は逆に希薄になるのでは?」と懸念を表すとともに、金城武のCMの名言「世界越快心則慢(世界がスピーディーになるほど、心はスローに)」を引用して自らに注意を促した。


「2049」は、6月 10月16日から動画配信サイトmyVideoと東森テレビで配信・放送開始予定。
※台湾での配信・放送日は2021年10月16日に変更となりました。(2021.9.27 編集部追記)

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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